きょうは8月朔日(さくび)、つまり1日です。
いにしえの吉原では「八朔の白無垢」(はっさくのしろむく)といって、
この日は遊女がみな白無垢を着て客を迎えたのです。
何故かについては諸説あるが、
巴屋のかかえる高橋太夫が、
この日客との約束に、病い着の白小袖を着たまま道中をしたことに始まる
という説が通説になっている。
高橋太夫はその数日前から高熱を出して寝込んでおり、
着替える気力もないまま仲ノ町を道中し、客の待つ揚屋に行った。
その姿がいかにも仇で艶かしかったというので、
翌年の八朔には高橋を真似た白無垢の遊女があふれ、
ついには「八朔の白無垢」という
吉原の紋日(もんぴ・イベント)に定着したのだという。
そんなことを知ってか知らずか、
きょうの新聞に面白い広告が出ていました。
ルミネの「LUMINE meets ART AWARD」というアート作品募集の広告です。
一見花魁風の若い娘が、筆やペン、定規、絵筆などを頭にさし
明治末期の花魁風にちょっと不気味な化粧で微笑んでいるというもの。

ツンツンとんがった若者が、この作品を作ったのだと思うと
ちょっと微笑ましい。
恐らくこんな写真をヒントにしたのだろう。
これは大正以降の遊女だと思う。かんざしの差し方がかなりユニークだ。

いにしえの吉原では「八朔の白無垢」(はっさくのしろむく)といって、
この日は遊女がみな白無垢を着て客を迎えたのです。
何故かについては諸説あるが、
巴屋のかかえる高橋太夫が、
この日客との約束に、病い着の白小袖を着たまま道中をしたことに始まる
という説が通説になっている。
高橋太夫はその数日前から高熱を出して寝込んでおり、
着替える気力もないまま仲ノ町を道中し、客の待つ揚屋に行った。
その姿がいかにも仇で艶かしかったというので、
翌年の八朔には高橋を真似た白無垢の遊女があふれ、
ついには「八朔の白無垢」という
吉原の紋日(もんぴ・イベント)に定着したのだという。
そんなことを知ってか知らずか、
きょうの新聞に面白い広告が出ていました。
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一見花魁風の若い娘が、筆やペン、定規、絵筆などを頭にさし
明治末期の花魁風にちょっと不気味な化粧で微笑んでいるというもの。

ツンツンとんがった若者が、この作品を作ったのだと思うと
ちょっと微笑ましい。
恐らくこんな写真をヒントにしたのだろう。
これは大正以降の遊女だと思う。かんざしの差し方がかなりユニークだ。
