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西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

団扇絵

2019-03-06 | 浮世絵
これは歌川房種(生没年不詳・江戸末期の浮世絵師)の団扇絵だ。
制作年は元治2(1865)年。
「風流牡丹尽 花街おふた」と書いている。

売れっ子の芸者だったのだろう。
腕をなめてこれから三味線を弾くところだ。

   

新内流し

2019-03-04 | 浮世絵
これは富岡英泉(元治元〜明治38・1864〜1905年)の浮世絵だ。
制作年は1890年だ。

夫婦での2挺三味線を描いたもので、恐らくは新内流しだろう。
何かの挿絵のようにも見える。

   

仮宅案内

2019-03-02 | 浮世絵
これは川鍋曉斎(かわなべ きょうさい・天保2〜明治22・1831〜1889年)
の浮世絵だ。
制作年は安政2(1855)年、タイトルは「老いなまず」とある。

安政の大地震で吉原が全壊した時の仮宅場所案内図のようだ。
地震直後に直ちに仮宅営業が始まっているのだから、すごい。

上の本は常磐津節の「老いなまず」と称するもので、
常磐寿無事太夫直伝、とあるのが面白い。

下には浅草の花川戸町・山谷町・今戸町や、深川の永代・仲町などの地名が書かれている。

     

常磐津の本には地震の様子が書かれているようだ。

「そもそもなまずのあれたること ばんしゃくにおされ○た 八方のわざわい
 数千人のみどりをなして 古今のうれいをます
 しゅんの時候の怒りの時 天にわかにかきくもり 
 大地しきりにゆりしかば 蔵と壁をふせがんと 小やぶのかげにより給うばかりなり
 町町はいほくとなり ねだを折り 戸を重ね おのずのきばをふさぎて 
 そのはりをもたさせりしかは むざとさいごと入寂のお○り
 無駄死給いしより なまずをあゆうと申すとかや
 かようにすでかき 間違いに○を悔う民の愁いをば
 君の情けでお救いの米のどん合 古壁のほこり絶えせぬ天変地獄
 どうどうどうと御蔵の土に うたるるものこそせつなけれ」
 

明治の芸者

2019-02-28 | 浮世絵
これは落合芳幾(おちあいよしいく・天保4〜明治37・1833〜1904年)
の浮世絵だ。
制作年は明治3(1870)年、タイトルは「柳巻両国自慢・りゅうこうりょうごくじまん・代地川長」とある。

三味線を弾いているのは才吉姐さん、踊っているのは以く姐さん。

    

娘義太夫

2019-02-27 | 浮世絵
これは歌川貞秀(文化4〜明治12・1807〜1879年)の浮世絵だ。

制作年は不詳。タイトルは「娘義太夫」。
幕末頃は娘義太夫が大流行りだった。
団扇絵にも描かれているのだから、かなり流行っていたのだろう。

見物人は役者のようだ。
演者も娘というにはトウが立ち過ぎている。
何かの余興か。

義経千本桜・忠臣蔵の一部を語っているようだ。