安達吟光(嘉永6〜明治35・1853〜1902年)の
「大江戸芝居年中行事」の25、「披露目の口上」だ。

書き入れ
「披露目の口上
役者の自から述べる口上に 本式と略式あり
下に描く図はその本式にて 昔名優と聞こ○らん 市川男女蔵(おめぞう)が倅
男熊(おくま) 女寅(めとら)両人の改名披露の口上を述べる所なり
男熊は常磐津の家元 文字太夫となり 女寅は女形(おんながた)市川門之助となる
何れも名人と賞されし人なり
殊に常磐津が柿の裃(かみしも)を用ゆるは この時より始まれりと聞く
千村しるす」
「大江戸芝居年中行事」の25、「披露目の口上」だ。

書き入れ
「披露目の口上
役者の自から述べる口上に 本式と略式あり
下に描く図はその本式にて 昔名優と聞こ○らん 市川男女蔵(おめぞう)が倅
男熊(おくま) 女寅(めとら)両人の改名披露の口上を述べる所なり
男熊は常磐津の家元 文字太夫となり 女寅は女形(おんながた)市川門之助となる
何れも名人と賞されし人なり
殊に常磐津が柿の裃(かみしも)を用ゆるは この時より始まれりと聞く
千村しるす」