歌麿
皆様ご存知の歌麿は,
蔦屋重三郎という版元が発掘した浮世絵師だ。
蔦重は蔦唐丸(つたのからまる)という、狂歌名を持つ文筆家でもあり、
商才も閃きもある、なかなかのやり手。
「鬼次拍子舞」(寛政5年・1793・川原崎座)が作られた頃、
蔦屋重三郎はちょうど歌麿を売り出し中で、
上半身アップの美人画を書かせ、これを”大首絵”と称して流行をしかけた。
モデルになるのは、水茶屋のスター、難波屋おきた、高島屋おひさ、
吉原菊本の芸者豊雛など、今をときめく美人たち。
「当たるも八卦」と、売り出してみたところ、これが大当たり。
たちまちにして江戸中の評判をとった。
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tea break・海中百景
photo by 和尚
皆様ご存知の歌麿は,
蔦屋重三郎という版元が発掘した浮世絵師だ。
蔦重は蔦唐丸(つたのからまる)という、狂歌名を持つ文筆家でもあり、
商才も閃きもある、なかなかのやり手。
「鬼次拍子舞」(寛政5年・1793・川原崎座)が作られた頃、
蔦屋重三郎はちょうど歌麿を売り出し中で、
上半身アップの美人画を書かせ、これを”大首絵”と称して流行をしかけた。
モデルになるのは、水茶屋のスター、難波屋おきた、高島屋おひさ、
吉原菊本の芸者豊雛など、今をときめく美人たち。
「当たるも八卦」と、売り出してみたところ、これが大当たり。
たちまちにして江戸中の評判をとった。
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tea break・海中百景
photo by 和尚
