チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

シベリウスの練習再開

2009年03月04日 00時12分52秒 | オケの練習
ヴェルディーのレクイエムが無事終わって、オケ練習もしばらくお休みだったが、5月の定期演奏会の曲が心配になってきた。素人チェロ弾きの初心者にとって、新しい曲ばかりで、いつも立ち往生してしまう難しい箇所との「出会い」は悩みの種。一方で心をこめて演奏できる美しい旋律との「出会い」はワクワクする。

 次の定演のメインはシベリウスの交響曲第一番。シベリウスの交響曲では2番がポピュラーなんだそうだけど、1番も素敵な美しい箇所が多い。全体的な印象は「北極圏の凍て付く雪景色」をバックに豊かな叙情が感じられる。

 すでに初見での音合わせは3ヶ月くらい前にやっていたけど、このところヴェルディー1本に絞って練習してきたので、ほとんど手付かずだった。初見演奏会ではほとんどまともに弾けるところなど無かった。またも先輩たちは、とんでもなく難しい曲を選んでしまったという印象は否めない。そういえば指揮者も「楽団始まって以来最も難しい曲に入る」と言ってた。ヴェルディーで悪戦苦闘していたのに、さらに難しいとは・・・

 一目見て「こりゃ大変」と思ったのは、半音階の高速での連続演奏。
速度はAllegroで、4分の6拍子、(付点二分音符=108)とある。一見八分音符ジャンと思っていたら、指揮者の振り方は付点二分音符を一泊としてin2で振るので、演奏速度は猛烈に速いのだった。

 でもこの手の難しさというのは、チャイコフスキーやベルディーである程度は経験済み。完全にできはしないけど、練習を繰り返してゆくと、何となく追いつけてゆける気がするような感覚を持てるようになってきている。それとチェロの師匠直伝の「手抜きスケール」という手も残されている。頭の二音とか各小節の強拍だけはしっかり参加するとか・・・練習あるのみなのだ。

 しかし本当にオーケストラとして難しいのは、速いシンコペーションの連続がある部分ではないだろうか。譜面上では単純に見えても、速いシンコペーションの連続を、他の楽器と合わせて行く難しさ、あるいは一方はシンコペーションでなかったり・・・

 いずれにせよ、これからシベリウスを毎日毎日、歌えるくらいに聞き込まないととても演奏の段階には達しそうもない。毎日少しずつ、虫眼鏡を当てて、楽譜をきっちり読み取ることと一緒に進めよう。

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