「何回見てもラピュタはいい」というのは
とある回の「銀魂」のサブタイで土方さんのセリフですが・・・
「天空の城 ラピュタ」が公開されたのは1986年。
もはや30年近くも前になろうと言うのに、
内容的にも技術的にも全く色あせず・・・CGなんて全くない時代ですよ、
彩色なんて人が手で一枚一枚塗っていた時代ですよ。
スタジオジブリの制作作品としては記念すべき第一作にして
宮崎駿監督モノとしても初の原作のない完全オリジナルストーリー。

ファンの間では有名な話ですが
TVアニメ版「ルパン三世」セカンドシリーズに本作品のプロトタイプ的なお話があります。
同シリーズはファーストルパンと違って宮崎監督は表面的にはノータッチですが
第145話「死の翼アルバトロス」と
最終話(155話)「さらば愛しきルパンよ」でこっそり?脚本・演出されています。
その時の名義は「照樹務」。これは「テレコム」と読みまして
時のアニメ制作会社「テレコムアニメーションフィルム」からとったもの。
ちなみに今テレコムは
「トムス・エンタテインメント(≒旧東京ムービー新社)」社の子会社です。
その最終話に出てくるロボット・ラムダ。


ほぼ同じデザインですね~。

ラピュタに出てくる兵隊ロボットと。
宮崎監督作品にはこういうちょっとしたスピンオフがちょくちょくあって面白い。
さて、ラピュタは何で何回見てもいいのでしょう?
ルパン三世のようなコンゲーム(手っ取り早く言えば義賊もの)の要素も若干含めつつ
しかしルパンのようなスーパーヒーローもヒロインも出てこない。
相手は国家の軍隊という巨大組織であるにも関わらず
主人公たちは普通の少年少女です。
主人公のパズーは活発で根性もあるけれど普通に普通の少年で
ヒロイン・シータには特殊能力があるといえばあるけれど、
本人はごく普通に育った普通の女の子。攻撃力はほぼありません。
でも、このフッツーの少年少女が一生懸命今やれる精一杯のことをして
実は世界的な危機だったかもしれない状況を打ち崩す。
海賊ドーラ一家も、初めこそ適役みたいに登場しますが
この憎めない海賊たちも中盤から頼もしい大活躍を見せてくれる。

また、初めて見た時は完全に敵役であるムスカは
本当に憎そいやっちゃなあ~!!と真剣にムカつきました(笑)

カリオストロ伯爵よりよほどヒデエ奴ですよ。
でも、つまりはどのキャラも芯があって逞しいってことでしょうか。
ていうか、イマドキの言い方をすれば、みんなオトコマエですわ。
特にさすが主人公、パズーは少年だけど実にオトコマエです。
初めからシータを守ろうと当たり前のように決心して体を張ります。
ちょっとブレたこともありますが
その時はドーラに張り倒されて目を覚ます。
このドーラがまたオトコマエですね。おばはんやけど。
そして息子どもはマザコンですが。
パズーにさりげなく、あるいは無意識に人生を説いていたり
シータとの会話をこっそり聞いた時はまるで慈母のごとく。
一度信じたらパズーのことも決して子ども扱いしない。
いやあ、オトコマエずぎるっしょ。
こういう不朽の名作になるものってストーリーももちろんいいのですが
何と言ってもキャラが立ってて、非常に魅力的です。
メインキャラはもちろん、ヒール、ワキ、すべてが。
今・・・ていうか実はずっとかもしれませんが
世界情勢は揺らぎっぱなしです。
すべてが大きな力を求めているように思えます。
どんな小さな社会でも、世界全体を見渡しても。
力がすべて、みたいな考えは今に始まったことではなく
おそらく有史以来、いや、それ以前からもずっとあったのでしょう。
生物は生きながらえるには強くあらねばならない。
サガでありカルマでもあるから仕方がないのかもしれません。
でも、強すぎる力、大きすぎる力は自らを滅ぼすことも自明の理。
その普遍的なテーマは古今東西変わらず存在しているモノなのでしょう。
古くて新しい、いつも考えなければならないテーマだけど
そこにかかわる人類、否、生きとし生けるものの大半は
特殊能力もスゴイ技もない「普通」の生物です。
普通の、どこにでもいる少年が、ふとしたことで関わる世界。
とてつもない夢を叶えようとしたわけではなく、
ただ出会った少女を助け、父が間違っていなかったことを確かめたい。
そのために一生懸命頑張っただけの、非日常的にみえて実は日常的なその行動は
まさに普遍のもの、ごく普通の行動ではないでしょうか。
だから、何回見ても納得してしまう。
同じ目線で見れる。
どこかで読んだ記事に、人気のカギはここにあるという話がありました。
曰くに
「少年たちはいつも、ある日自分のところに、
少女が空から舞い降りてくるのを待っているものだ。」と。
これも意味深な言葉ですね~。
うん。何回見てもラピュタはいい。
それにしても、
宮崎監督はよほど空を飛ぶお姫様が好きなんだなあ~、と
当時は思ったことでしたwww

空飛ぶお姫様代表???ナウシカ
とある回の「銀魂」のサブタイで土方さんのセリフですが・・・
「天空の城 ラピュタ」が公開されたのは1986年。
もはや30年近くも前になろうと言うのに、
内容的にも技術的にも全く色あせず・・・CGなんて全くない時代ですよ、
彩色なんて人が手で一枚一枚塗っていた時代ですよ。
スタジオジブリの制作作品としては記念すべき第一作にして
宮崎駿監督モノとしても初の原作のない完全オリジナルストーリー。

ファンの間では有名な話ですが
TVアニメ版「ルパン三世」セカンドシリーズに本作品のプロトタイプ的なお話があります。
同シリーズはファーストルパンと違って宮崎監督は表面的にはノータッチですが
第145話「死の翼アルバトロス」と
最終話(155話)「さらば愛しきルパンよ」でこっそり?脚本・演出されています。
その時の名義は「照樹務」。これは「テレコム」と読みまして
時のアニメ制作会社「テレコムアニメーションフィルム」からとったもの。
ちなみに今テレコムは
「トムス・エンタテインメント(≒旧東京ムービー新社)」社の子会社です。
その最終話に出てくるロボット・ラムダ。


ほぼ同じデザインですね~。

ラピュタに出てくる兵隊ロボットと。
宮崎監督作品にはこういうちょっとしたスピンオフがちょくちょくあって面白い。
さて、ラピュタは何で何回見てもいいのでしょう?
ルパン三世のようなコンゲーム(手っ取り早く言えば義賊もの)の要素も若干含めつつ
しかしルパンのようなスーパーヒーローもヒロインも出てこない。
相手は国家の軍隊という巨大組織であるにも関わらず
主人公たちは普通の少年少女です。
主人公のパズーは活発で根性もあるけれど普通に普通の少年で
ヒロイン・シータには特殊能力があるといえばあるけれど、
本人はごく普通に育った普通の女の子。攻撃力はほぼありません。
でも、このフッツーの少年少女が一生懸命今やれる精一杯のことをして
実は世界的な危機だったかもしれない状況を打ち崩す。
海賊ドーラ一家も、初めこそ適役みたいに登場しますが
この憎めない海賊たちも中盤から頼もしい大活躍を見せてくれる。

また、初めて見た時は完全に敵役であるムスカは
本当に憎そいやっちゃなあ~!!と真剣にムカつきました(笑)

カリオストロ伯爵よりよほどヒデエ奴ですよ。
でも、つまりはどのキャラも芯があって逞しいってことでしょうか。
ていうか、イマドキの言い方をすれば、みんなオトコマエですわ。
特にさすが主人公、パズーは少年だけど実にオトコマエです。
初めからシータを守ろうと当たり前のように決心して体を張ります。
ちょっとブレたこともありますが
その時はドーラに張り倒されて目を覚ます。
このドーラがまたオトコマエですね。おばはんやけど。
そして息子どもはマザコンですが。
パズーにさりげなく、あるいは無意識に人生を説いていたり
シータとの会話をこっそり聞いた時はまるで慈母のごとく。
一度信じたらパズーのことも決して子ども扱いしない。
いやあ、オトコマエずぎるっしょ。
こういう不朽の名作になるものってストーリーももちろんいいのですが
何と言ってもキャラが立ってて、非常に魅力的です。
メインキャラはもちろん、ヒール、ワキ、すべてが。
今・・・ていうか実はずっとかもしれませんが
世界情勢は揺らぎっぱなしです。
すべてが大きな力を求めているように思えます。
どんな小さな社会でも、世界全体を見渡しても。
力がすべて、みたいな考えは今に始まったことではなく
おそらく有史以来、いや、それ以前からもずっとあったのでしょう。
生物は生きながらえるには強くあらねばならない。
サガでありカルマでもあるから仕方がないのかもしれません。
でも、強すぎる力、大きすぎる力は自らを滅ぼすことも自明の理。
その普遍的なテーマは古今東西変わらず存在しているモノなのでしょう。
古くて新しい、いつも考えなければならないテーマだけど
そこにかかわる人類、否、生きとし生けるものの大半は
特殊能力もスゴイ技もない「普通」の生物です。
普通の、どこにでもいる少年が、ふとしたことで関わる世界。
とてつもない夢を叶えようとしたわけではなく、
ただ出会った少女を助け、父が間違っていなかったことを確かめたい。
そのために一生懸命頑張っただけの、非日常的にみえて実は日常的なその行動は
まさに普遍のもの、ごく普通の行動ではないでしょうか。
だから、何回見ても納得してしまう。
同じ目線で見れる。
どこかで読んだ記事に、人気のカギはここにあるという話がありました。
曰くに
「少年たちはいつも、ある日自分のところに、
少女が空から舞い降りてくるのを待っているものだ。」と。
これも意味深な言葉ですね~。
うん。何回見てもラピュタはいい。
それにしても、
宮崎監督はよほど空を飛ぶお姫様が好きなんだなあ~、と
当時は思ったことでしたwww

空飛ぶお姫様代表???ナウシカ
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