漫画家は芸術家や!
・・・・と、敢えて言ったところで、
「動物のお医者さん」原作者の佐々木倫子さんです。
ていうか、のりこセンセイの作品のご紹介~。
ていうか・・・最近は実はあまり拝見していないんですが。
のりこセンセイの作風はどちらかといえば少女マンガと言うよりレディースコミック風。
レディコミ風と言うと、漫画チックというよりは劇画に近いかな、と。
で、中身はというと・・・絵柄はまあシリアスだけど、内容は超コミカル。
そのギャップが面白くて楽しいです。
しかも登場キャラはその大半が”ボケ”。総天然ボケ飽和状態、ツッコミ不在。
代表作「動物のお医者さん」にしても、
一応主人公ハムテルは、比較的常識人ですが感情の起伏の乏しい
飄々として且つ穏やかなお坊ちゃま風天然素材100%。
親友の二階堂はまだ活発で感情豊かな方ですがどことなく残念な目にあいやすい
つまりいじりやすくつっこまれやすいタイプ。
キャラ紹介ページに「ヘンな院生」と書かれる菱沼さんは
ものすごくスローペースでとろ~んとした、ツッコミが素通りしそうな徹底的天然女。
名物(?)漆原教授はほら吹き適当いい加減アバウト大雑把
なおかつ傍若無人でとどまるところを知らない唯我独尊キャラ。
(↑画像があったんで・・・ドラマ版漆原教授・・・江守徹さんですね。)
ハムテルの祖母・タカさんも理不尽を体現したようなジコチュー天然系だし
ハムテルの母も祖母の血を思い切り継いだマイペース全開ツッコミどこ満載キャラだし・・・
(ちなみにハムテルの父親は西根家の婿養子)
このボケの圧倒的な多さは果たしてこの作品だけなのか・・・
とて、ノリコセンセイの他作品をいくらか読んでみました。
「食卓の魔術師」
「家族の肖像」
「代名詞の迷宮」
この3タイトルのコミックスは「忘却シリーズ」と呼ばれています。
全部あわせると8作品(もう1作ありますが単行本未収録)で、
すべて同じ主人公とメインキャラが登場しますが、
主人公の勝久はとにかくヒトの顔が致命的に覚えられない天然系少年。
わかるのは家族と幼馴染で親友の三本木くんくらい。〈勝久の記憶係というポジション)
まったく、存在自体が天然記念物。
「林檎でダイエット」
雁子さんと鴫子さん姉妹のふたりの下宿生活を赤裸々に(?)描いたシリーズ作品です。
この姉妹はおそらく・・・てか、間違いなくのりこセンセイとその妹さんがモデルです。と思います。
天然系でぼ~っとしておっとりしてどっか・・・どころか確かにヌケている雁子さんに
1歳しか違わないのにしっかりしていてツッコミいれまくりの鴫子さん。
「動物のお医者さん」コミックスのオマケ漫画にこういうのがあります。
「締め切り直前なのに原稿が真っ白!!・・・という夢を私は一度も見たことがありません。」
と、のりこセンセイは描いておられますが、そこでいわく
のりこセンセイと一緒に共同生活していたらしい妹さんはしょっちゅうそんな夢を見てうなされて
「私がしっかりしなきゃ、のりこの妹なんだから!」と気合を入れていたとか・・・
・・・雁子さんと鴫子さんは、間違いなくセンセイ姉妹です。そういう作品。
「ペパミント・スパイ」(2話単行本未収録)
スパイになりたいヒトをおおっぴらに募集しているスパイ養成学校での、
主人公・コードネーム”ドナルド”の日常を描く抱腹絶倒ものです。
だいたいそのスパイ養成学校自体ツッコまれるべき存在でしょう。
なんで堂々と公募してるんだ? 根本的になんか変。
「おたんこナース」
なりたて新米看護師の、ドタバタで一生懸命な看護の現場を
明るくユーモラスに、ときに人情話としてしんみりとお伝えする、
これは掲載誌からして少女マンガではなくオトナ向けレディースコミック。
とはいえ主人公のユキエはやっぱり天然に輪をかけた天然モノ。
登場キャラもやっぱり天然だったり非常識だったり・・・
(医師や看護師が非常識では困りすぎですが・・・)
ほか「heaven?」(全6巻)「チャンネルはそのまま」(現在連載中)など
今はもっぱら青年誌に描いておられますようですが・・・
・・・・ああああ、それにしても天然系がこんなにたくさん・・・・
のりこセンセイの”のどかな”人柄が偲ばれますわ。
のりこセンセイの作品の特徴としては
まず何らかの謎が示される(主人公に向けたものもあれば、読者に向けていることもある)
↓
謎を解決すべく主人公たちが動く(主人公は傍観していることもあり)
↓
思わぬ展開が・・・〈傍観していた主人公も巻き込まれる)
↓
なんだ、そういうことか、で大団円。(つまりオチ)
こういうパターンが多いです。ミステリー仕立てですね。
なんだかんだと”事件”は起きるけど、結果は総じて平和なのりこさんワールド。
みなさまぜひご一読あれ。ほのぼの・・・てか、まったりします。
・・・・と、敢えて言ったところで、
「動物のお医者さん」原作者の佐々木倫子さんです。
ていうか、のりこセンセイの作品のご紹介~。
ていうか・・・最近は実はあまり拝見していないんですが。
のりこセンセイの作風はどちらかといえば少女マンガと言うよりレディースコミック風。
レディコミ風と言うと、漫画チックというよりは劇画に近いかな、と。
で、中身はというと・・・絵柄はまあシリアスだけど、内容は超コミカル。
そのギャップが面白くて楽しいです。
しかも登場キャラはその大半が”ボケ”。総天然ボケ飽和状態、ツッコミ不在。
代表作「動物のお医者さん」にしても、
一応主人公ハムテルは、比較的常識人ですが感情の起伏の乏しい
飄々として且つ穏やかなお坊ちゃま風天然素材100%。
親友の二階堂はまだ活発で感情豊かな方ですがどことなく残念な目にあいやすい
つまりいじりやすくつっこまれやすいタイプ。
キャラ紹介ページに「ヘンな院生」と書かれる菱沼さんは
ものすごくスローペースでとろ~んとした、ツッコミが素通りしそうな徹底的天然女。
名物(?)漆原教授はほら吹き適当いい加減アバウト大雑把
なおかつ傍若無人でとどまるところを知らない唯我独尊キャラ。
(↑画像があったんで・・・ドラマ版漆原教授・・・江守徹さんですね。)
ハムテルの祖母・タカさんも理不尽を体現したようなジコチュー天然系だし
ハムテルの母も祖母の血を思い切り継いだマイペース全開ツッコミどこ満載キャラだし・・・
(ちなみにハムテルの父親は西根家の婿養子)
このボケの圧倒的な多さは果たしてこの作品だけなのか・・・
とて、ノリコセンセイの他作品をいくらか読んでみました。
「食卓の魔術師」
「家族の肖像」
「代名詞の迷宮」
この3タイトルのコミックスは「忘却シリーズ」と呼ばれています。
全部あわせると8作品(もう1作ありますが単行本未収録)で、
すべて同じ主人公とメインキャラが登場しますが、
主人公の勝久はとにかくヒトの顔が致命的に覚えられない天然系少年。
わかるのは家族と幼馴染で親友の三本木くんくらい。〈勝久の記憶係というポジション)
まったく、存在自体が天然記念物。
「林檎でダイエット」
雁子さんと鴫子さん姉妹のふたりの下宿生活を赤裸々に(?)描いたシリーズ作品です。
この姉妹はおそらく・・・てか、間違いなくのりこセンセイとその妹さんがモデルです。と思います。
天然系でぼ~っとしておっとりしてどっか・・・どころか確かにヌケている雁子さんに
1歳しか違わないのにしっかりしていてツッコミいれまくりの鴫子さん。
「動物のお医者さん」コミックスのオマケ漫画にこういうのがあります。
「締め切り直前なのに原稿が真っ白!!・・・という夢を私は一度も見たことがありません。」
と、のりこセンセイは描いておられますが、そこでいわく
のりこセンセイと一緒に共同生活していたらしい妹さんはしょっちゅうそんな夢を見てうなされて
「私がしっかりしなきゃ、のりこの妹なんだから!」と気合を入れていたとか・・・
・・・雁子さんと鴫子さんは、間違いなくセンセイ姉妹です。そういう作品。
「ペパミント・スパイ」(2話単行本未収録)
スパイになりたいヒトをおおっぴらに募集しているスパイ養成学校での、
主人公・コードネーム”ドナルド”の日常を描く抱腹絶倒ものです。
だいたいそのスパイ養成学校自体ツッコまれるべき存在でしょう。
なんで堂々と公募してるんだ? 根本的になんか変。
「おたんこナース」
なりたて新米看護師の、ドタバタで一生懸命な看護の現場を
明るくユーモラスに、ときに人情話としてしんみりとお伝えする、
これは掲載誌からして少女マンガではなくオトナ向けレディースコミック。
とはいえ主人公のユキエはやっぱり天然に輪をかけた天然モノ。
登場キャラもやっぱり天然だったり非常識だったり・・・
(医師や看護師が非常識では困りすぎですが・・・)
ほか「heaven?」(全6巻)「チャンネルはそのまま」(現在連載中)など
今はもっぱら青年誌に描いておられますようですが・・・
・・・・ああああ、それにしても天然系がこんなにたくさん・・・・
のりこセンセイの”のどかな”人柄が偲ばれますわ。
のりこセンセイの作品の特徴としては
まず何らかの謎が示される(主人公に向けたものもあれば、読者に向けていることもある)
↓
謎を解決すべく主人公たちが動く(主人公は傍観していることもあり)
↓
思わぬ展開が・・・〈傍観していた主人公も巻き込まれる)
↓
なんだ、そういうことか、で大団円。(つまりオチ)
こういうパターンが多いです。ミステリー仕立てですね。
なんだかんだと”事件”は起きるけど、結果は総じて平和なのりこさんワールド。
みなさまぜひご一読あれ。ほのぼの・・・てか、まったりします。
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