最愛なる友へ

とりとめもなく
果てのない想いを繰り返しながら
今日君に逢いに行く

君ではない君に逢いに行く
いつものお遊びは、もう出来ない。

私の痛みなんてたいした事ない
かすり傷だ!

辛いのは
君の残されたご家族と
貴女本人だったに違いない。

今、私が考えねばいけないことは
君からの「借り」を返すこと
それをこれからゆっくり
真剣に考えて行かねばなるまい。

君の無念の欠片のほんの一片でも
持ち帰り、卵のように温め育てよう

何一つ見逃さないよう
私の身勝手な想いに
君の小さな声がかき消されないよう
君のすべてに集中する。
君の大切なものすべてに集中する。

だから
伝えて欲しい。
こんな私が君の為に出来ること。











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無題

砂時計を見せられた日から
意味のわからない涙が止まらない日々を過した。
胸から喉へ訳の判らない感情が押し出されて
そして涙がおかしいほど
ボロボロ流れた。
運転中は危なかった。
先が見えなくなる。

昨日激しい雨が降った。
その瞬間が怖かった。
ここ数日の小さな変化が怖かった
怯えて暮らしていた
頭がそこから離れなかった。

昨夜君のところへ行こう決めた。
何もならなくとも
そうしようと決めた。

友人からの留守番電話で
本日の京都行きを取り止めた。
全身の力が抜けた。

今住む所は小さな世界
あの世なんて別段なんて言う事はない
あっちの世界はこっちの世界のお隣さん
そこでパスポートのように
魂が離れるだけ
行き来をする為に変容するだけのこと

輪廻も信じる
人が一つの人生を結び、
また輪廻のように姿を変えながら回り回り
何度も転生して行くことが
それが永遠に行き続けること

どんな理解の方法も私は持っている

いくらでも言える書ける
死は永遠の入り口だ!

前を向く方法をたくさん知っている。

いつかまた逢える
先に行っただけだから
待つ事は苦ではない
なんてことは無いのだ。

でも吐き出しそうな胸の痛みに勝てない

死を悲しむのは残された者の執着だと知る。

最後まで頑張ったであろう君が
今日すべてから解き放たれた。





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星に願いを


光ってしまって良く見えませんが
これは先月の銀座プランタンでの
勝野平二さんの個展で出合った絵です。
10年ぶり位に暖炉の上の絵が替わりました。

セラヴィには多くの彼の作品が飾られております。
彼のことは語る事が多すぎて・・・
ゆっくり後でお話しすることにいたましょう。

この絵に決めたのは
この輝く一つの星

輝く星は誰もが心を奪われ
そして祈らずにはいられなくなります。
管理人も同じです。
歌のように「一番星に祈る」癖があります。

同じ空の下に居る
逢いたくても逢えない人へ想いを馳せます。

星に願う事は
大切な人への想い
そして願い。

決して己の努力とかでは叶わないこと。

自然の摂理を操ること
人の命を操ること
そう、神の領域に入ること

でも、この身体も神のお造りになったもの
人間が思うより遥かに多くの可能性、神秘を持ちます。

この身体の全ての細胞が目を覚ました時
人間は神となってしまうかもしれない程の可能性を持つのです。

強い想いは時々奇跡を生み出します。
でもそれは本当は奇跡などではなく
本来持っている力が目を覚ました瞬間にすぎないのかもしれません。

だから目を覚ませ
君の細胞の全てよ!目を覚ませ
君の細胞の全てが目覚めた時
奇跡を生み出す!
早く
早く

その鍵を開ける秘密の数字を知っているのは
神のみなだとしても

目覚めよ君の細胞の全て
ほんの小さな可能性さえも叶える事のできる力を
君は持っている。

諦めずに探して欲しい
全ての細胞を目覚めさせる暗号を・・・

私は信じる
君がそれを見つけられることを!
強く強く祈り続ける!!

君はきっとそれを見つけ出す!



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がまの穂



これは「がまの穂」です。
玄関に活けました。

管理人思い出しました。
どうして幼い頃
池でおぼれそうになったか
「おぼれそう」とはちょと大げさです。
子供の頃の話ですので・・・
昔これを採るために池と呼ばれる沼に
落ちたのです。

フランクフルトのようなこの不思議な植物。
魅力的でしたぁ~(#^.^#)
ぜひ手にしてみたい!!と思ったのです。

がまの穂というと
やはり「因幡の白兎」のお話が思い出されます。

洪水で島に取り残された白兎が故郷の対岸に帰る為
嘘をついてワニの背中に乗せてもらいました。
後ちょっとで陸と言う所で口を滑らしてしまい、
嘘がばれてしまいました。
怒ったワニは鋭い牙で白兎の皮をむいてしまいました。

痛くてオイオイ泣いていると
近くを通った神様?に
「海の水(塩水)をつけて日に当たると治る」と言われ
その通りにしたらもうそれはそれは痛くて痛くて

ますます痛む赤肌でオイオイ泣いていると
今度は近くを通った大黒様に
「きれいな水で身体を洗い流し、がまの穂綿に包まっていたら直ぐ治る」
と教えられてその通りにしたら治ったというお話。

でもどうしても管理人
思い出せないのが
白兎はワニにどんな嘘をついたのだったろう??
昔に聞いたお話で
どうしても思い出せません。

気になるなぁ~
何方か教えてくださいませ。

嘘はいけないという教訓だけなのか

まずは嘘をついた本人から罰を受け・・赤裸
そして、お次は
人から嘘をつかれて痛い目を見るという・・被害者実体験

結果的に嘘を自白したので恩赦を受け?
やっと反省したであろう頃に
大黒様に救われる。

故郷に帰る為に知恵を使った白兎
知恵の使い道を間違えてはいかん!
と言う事なのか・・・

罪を償えば許す
寛大な心を説いたのか?

きっと古事記の昔むかしのお話
もっと大きな教訓が隠されているのでしょう。

それにしてもお人の悪い神様もいらしゃる。
それから、今映画でも人気?の憑き神様達も

神様を選ぶとは1000臆万年早い!!と怒られそうですが
まず、管理人の希望として・・
出来ましたら・・・良き神様との出会いを!!

心がけ心がけ・・・明日も真面目にがんばりましょう。
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のれん



これは家族風呂のかかっている暖簾(のれん)です。
セラヴィから30分埼玉県大里郡寄居町の「きぬのいえ」の吉田昌弘さんの作品

「きぬのいえ」の有名なのは「オーロラ染め」です。
オーロラ染めは今から18年前「一浴多色染め」との
運命的出逢いから生まれましたそうです。
染め上がりが、オーロラのように染まることから、
「オーロラ染め」と名づけたそうですが・・・

悲しいかなこの暖簾はオーロラではありません^_^;
たまたま管理人の大好きなブルーグレーだったので、アッサリ決めました。
興味のある方は、ぜひ寄居のオーロラを覗かれてください。

一番のお薦めとしては、
襖などに、このオーロラ染めの絹を貼るのです。
意外としっとりとオーロラが襖に溶け込みます。
次回の和室の改装時にはぜひと思ってます。

なにせ同じ色合いがないのですから
その時の運で、お気に入りと出逢うというのも楽しいものです。

その時の出会いが一生もの。
その出会いこそが生きてるご褒美
人にも物にも出会うして「逢う」運命がある。

昨日リピーターのお客様のメールで
ついつい楽しい話に埋もれたくなってしまい
追加ブログで
一日2つもブログ書いちゃいました。
暇人ですね・・・^_^;

なので本日は地元作家のご紹介であっさりと!!

「きぬのいえ」http//www.kinunoie.com
お問い合わせinfo@kinunoie.com



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夏休み

お客様よりこんなメール頂きました。(一部抜粋)
「夏は、大好きです。一生、夏休みはあるものだと信じてました。
出来るなら、ずーとランドセルをしょっていたかった・・・」

そうですね
「ずっとランドセルをしょっていたかった」
管理人も同感です(^^)v
思わず嬉しくなってここに書いちゃいました。

夏休みの宿題はいつも最後にまとめてやりました。
昔は毎日お天気も付けなくてはいけないので
真面目な友達に写させてもらいました^_^;

朝はラジオ体操から始まりました。
首にラジオ体操カードをぶら下げて
眠い目をこすりながら近くの広場に行きました。

毎日、遊び相手を見つける必要はありませんでした。
いつも同じ幼馴染が必ず4・5人は一緒でした。
遊びはいろいろでしたが
自分達流の遊びが多かった。

たまに、民宿を営む幼馴染の家で遊びました。
それも必ず布団部屋。
いつも布団の海の中
汗だくで、ぐしゃぐしゃに泳ぎ遊びました。
今思うと同職業・・・迷惑な事をしました^_^;

神社でもよく遊びました。
缶けり
虫取り
おままごと
でもいつも自分達独自の特別なルールが入ってました。

近づいてはいけない池も遊び場でした。
池でおぼれそうになった事もありました。
親への言い訳は
「大きな水溜りで転んだ」でした。
良く皆無事で大きくなりました。

田んぼのあぜ道もいい遊び場でした。
おたまじゃくしも取りました。
田んぼの中には小さな青い水草がいっぱいあって
毎回落っこち、泥と水草が足に付きました。
それを小さな沢で洗います。
濡れた靴は歩くたんびに「くちゅくちゅ」
わざとヘンな歩き方をして音をたてて歩きました。

沢蟹も採りました
おたまじゃくしと違って
毎回こわごわ採りました。
沢蟹採りはは男の子が居なくてはやらない遊びでした。

午前中遊ぶと家に帰り
扇風機の前で
あ~っと声を出しながら
真っ赤なゆでたこ顔のほてりを冷ました。

お昼を食べるとまた遊びに出かけます。
「○○ちゃん。あ・そ・ぼ!」
と大きな声で玄関で叫びます。
それがどこの家でも普通でした。

一人増え二人増えそしてメンバーが揃う頃には
遊びが始まってました。

いつも遊びが降って来るようでした。

歩いていても真っ直ぐというわけには行きません。
誰かが落ちていた缶を蹴れば
そのまま缶蹴りが始まり缶を蹴りながら
目的地まで行きます。

時間なぞ気にする必要などありません。
蹴るものは棒でも石でも何でも目の前にあるものを
誰かが蹴った時からゲームが始まります。

誰かが草を採り笛を鳴らせば
皆が草を採りました。
でも管理人は鳴らせないので
いつも口だけで音を出しました。
草をくわえる必要はないのですが
それでも楽しかったのです。

ガキ大将も居ました。
やっぱりジャイアンのように太ってました。
でもそれより強い女大将がこちらにも居ました。
管理人はクラスで一番身体が小さかったけど
いじめられた事が一度もなかったのは
きっと彼女のお陰です。

夏休みはあっという間に終わりました。
長いようで短い夏休みでした。

「ずっとランドセルをしょっていたかった」
ふっとそう思う幼い日の暑い暑い夏休みの思い出です。







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秋海堂


またまた驚きました!!
これは庭の秋海堂(シュウカイドウ)の花
大好きな花の一つではありますが
今にも花が開きそうです。
秋の花です。夏の終わりには咲いても・・・まだ・・

今咲いてはダメよとなだめます。
この暑さの中に君を出すわけには行かない。

秋海堂の花が開くと
中からきれいなレモン色の芯が光のようです。
このレモン色は海を照らす灯台の明かり。

海で迷わぬように
静かに照らす優しくも芯の強い光を持つ灯台の光。
その輝きに似ているから
秋に咲くこの花は
秋海堂と名づけられたのでしょう。

秋海堂よ!
どうかそんなに急いで咲かないで!
君の照らす先に何があるの?

葉はハート型。
でも半分側が少し小さくて
片思いのようです。

そうか!恋する人を想って?
でも、そんなに急がなくても大丈夫だから

「いったい貴女に何が判るの?」
秋海堂が見つめます。

だって真夏の熱き空気の中
君はまったく似つかわしくないじゃない。

「たったそれだけ?」

そう、たったそれだけ・・・
在り来たりの説明なんて今の君に必要かい?



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夏障子


骨董の夏障子を2つ古い金具で留めて作りました。

ちょっとした目隠しが落ち着きます。

風が通り抜ける間仕切りからは
おぼろげに見える人影や景色が、より涼やかに映ります。
お部屋や家具などを設えると言いますが
これは平安時代の室礼(しつらい)という言葉からだと思われます。
いい言葉です。

季節に合わせた室礼で人をお招きする。
そんな宿になりたいと思ってます。

が・・・
実際まだまだです。
実はこの手作り屏風は昨年から季節を問わずここの置いてあります^_^;
狭いお部屋の圧迫感がないからです。

この季節にホッとしたりしています。
これではいけませんね。
室礼が失礼になります・・・m(__)m

寒い時期までにはまだまだ時間があります
ちょっと冬用の屏風を考えて見ましょうね。

秋の事、冬の事、来年の事、再来年の事
先々のことに想いを馳せられることの
当たり前に感謝しながら・・・


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時を忘れた花


友人から分けてもらった「どくだみの八重」の花が咲きました。
ありえないことです。
どくだみの花は初夏まで
いくら鉢植えでも
ここまで季節を越える事なぞありえない。

気が付いたら咲いてました。
今年は咲かないと思ってました。

待つ事は嫌いでない歳になりました。
花は来年でも再来年でも何年でも待てます。
根さえしっかりしていればいいと思ってました。

白い花はきれいなのに
不気味でした。

時を忘れて咲いた白き花に
驚きと戸惑いを感じました。

自然の摂理があります。
そこから大きく異なり咲く花に
多くの不安が募りました。

もしや
病床の貴女のいたずらなのか
逢いたくとも逢えない。
いたずらの笑顔を思い出します。

時を忘れ咲く花は
何を私に伝えたいのだろう

貴女への強きこの想いは
夢の中の君に飛んで行ってのだろうか?

お返しに花を咲かせたのですか?
美しいものを見ればまた貴女を想う。

亡霊のように付いて回る貴女への想い
嫌ではない
そうして居たい自分がある

貴女の分と注ぐワイン
いつも一人で乾杯する
「貴女が今、誰よりも幸せの時の中に居ますように」
大好きなワインも今は飲めないだろうから・・
お陰で私はかなりの呑んべいです。

「また私のせい??はい!はい!」
イントネーションの違う京都弁の
ゆったりした声が聞こえてくるようです。





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金魚II


これは珈琲のコースター。
まだまだ金魚です^_^;
なんで夏は金魚なのか・・・??
でも金魚になってしまうのですねぇ~。

幼い頃、お祭りでは金魚すくいは定番でした。
浴衣姿に小さなビニールの袋をぶら下げて
その袋の中には
水に入った赤い金魚と黒い出目金が一匹づつ

管理人昔から欲張りで
欲をかく余り
一度も金魚すくいで金魚をすくえた例がありません。

金魚をすくう網代わりに
最中の皮の様な物に取っ手がついてました。
上手な友達の型を真似して
まず、意味もなくその最中の取っ手を調節した後
一番のお目当ての金魚を狙いました。
今考えるとそれもいけなかったのかも知れません。

近くにお椀を浮かべ
さっと取るのですが
必ず逃げられました。

数回繰り返し
あっという間に最中の皮は
どろりと歪み変形します。
さっきまで、あんなにしっかりしていた事を確認したのに
今や固体から液状に変ろうとしています。

取っ手にかろうじてくっついてるだらりとした最中の皮。
それを持ってる本人の顔も同じように歪み変形し
泣き出しそうになっている訳ですから
露天の店主も気の毒に想い
大抵お目当てに近い金魚を分けてくれました。

笑顔は復活し
腕はさて置き、ビニール袋に入れられた金魚を
何度も何度も眺めながら帰りました。

家に帰ると
小さな金魚鉢を出してもらい
その中に入れると
翌日は草を入れたり
小さな岩場や石底を作ります。
女の子は即お家を作りたがる生き物です。
金魚の餌を買ってもらい
朝目覚めて餌をやり
そして学校から帰るとまた餌をやりました。
金魚のお世話が一番の仕事となります。
でも、ちょっとやりすぎだったのかもしれません。

家に帰ると金魚鉢に死んだ金魚が浮いていました。
それはショックで
水から出して可愛い柄の付いたティッシュにやさしく包み
庭にお墓を作り埋めました。
おままごと用のお皿に金魚の餌を入れ
墓石代わりのアイスの棒には
鉛筆で「きんぎょのおはか」と書きました。
花を飾り、金魚の為にいつも沢山のお水をかけました。
しばらく学校帰りは
お墓に備える花を摘むのが日課となりました。

昔見た映画の「禁じられた遊び」のワンシーンを思い出しました。

子供の頃はいくつものお墓を作り
数々の生き物を涙と共に埋めました。

こんなに悲しんでおいてまた
一年経つと必ず金魚すくいをしました。
同じように持ち帰り
また・・・

大人になって思い出し
なんでこんなに後味が悪いのか分かりません。

今思えば一種の「ごっこ」だった気がしてしまうからでしょう
子供は残酷です。
その時は子供なりに精一杯であったのでしょうが・・・


金魚のハンカチに包まれているのは冷酒用のグラスです。


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