ついてないね2

買出しに行こうと思い。
お財布を忘れて
戻ってお財布をとって
買出しメモを忘れた。

適当に買ったら
足らないものが多く
また買出しに行く。

途中
セブンイレブンに
警察の車が止まっていた。

制服でセブンイレブンいくんだぁ~
何を買ったんだろう??
ケーキとか甘いものでも買ってほしいな!

何故か威圧感を感じてしまうあの制服から
女の子のような甘い匂りがしたらいいのに♪

帽子のつばを今時の若者のように横にして
幸せそうな笑顔で
ケーキをほうばって欲しい!

なんて警察官を想像しながら見ていると
まるで心を読まれたかのように
警察官の方が
人差し指を左右に
「駄目駄目チッチッチ」みたいにした。

丁度踏み切りのすぐ後の赤信号の手前
ゆっくりとした速度の中
遠くの方から
スローモーションのように目があっていた。

その後
信号が青に変わり左折
すると後ろから

「前の車、左に車を寄せて止まりなさい!」
とスピーカー音!!!

「え!わたし???」
バックミラーを見ると警察車両
回ってる回ってる
例の赤いの・・・名前が思い出せない。

慌ててすぐ脇に寄せようとすると

「前の車、もう少し前の広いところで止めなさい!」
すぐ食堂の駐車場があり、
そこへ入ろうとすると・・・

「前の車、もっと先に広くなっているところがあるので
そこに止めなさい!」

スピーカーは便利だぁ~!!!
でも
三回目はちょっと恥ずかしい。

なんで止められたかまったく分からない。
もしや半ドアで危ないから注意かな?
なんて軽く考えた。

警察官は止まった車の窓越しに
「さっき踏み切りで一時停止していませんでしたよね!」

「・・・・まったく覚えてないのだけど・・・
 本当にそうでしたか?」

あ!公正な警察官を疑ってはいけない!
ただ踏み切りは
習慣で止まってしまいそうと心で思っただけ。

9000円の罰金でした。
サインをして
印鑑の変わりに指紋をおして

親切な警察官が
ティッシュを出し
「これで指を拭いて下さい。」
「ありがとう!」

「あ!ごみは私がいただきます。」
「ありがとう!親切な警察官さんね!」
くちゃくちゃっになったティシュを警察官に渡す

ごみと引き換えに少しだけ9000円が薄まった。

実は、頭の中は
罰則のことなぞ一瞬で消え
9000円払う不運がだけが占めていたのだった。

それから
何故かまた警察官に「ありがとう!」と言って
笑顔で手を振り車を走らす。

直ぐに、そんな自分を疑問に感じる。

媚びてるようでもあり・・・
ならば、なんで今媚びる必要があるか?
実に疑問だ。

目の前にてんとう虫の赤ちゃん。
先ほど窓を開けていたときに入ったのだろう。

背中に丸い模様が一つしかない。
ちょっと笑った。
それも半端なところに一つ
不恰好で
かわい過ぎて
笑った。

そしててんとう虫を前に
オンチな「てんとう虫のサンバ」を歌いながら
2度目の買い物を終え
無事セラヴィに戻った。

てんとう虫は車が気に入ったのか
買い物の間
窓を開けて置いたのに
逃げずにそのままフロントガラスにとまってる。

セラヴィまでお供してくれたてんとう虫は
差し出した手のひらに簡単に乗ると
近づけた夏椿の葉の上にぼつりぼつりと歩いて移動した。

でもこの日一番ついていないかったのは
このてんとう虫くんかも。

下手な歌を聴かされながら
気がついたら
トンでもないところに連れてかれて・・・

ちょっと思ったんですよ。
警察に捕まったとき
「きょうはついてないなぁ~」って

でも一番ついていないのは君だったかもしれないね!

「ついてないね!てんとう虫くん」








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寄り道

忙しいのに
車のウインカーをつけていた。
あっ!と思ったらもう国道を曲がり
小さな道に入っていた。

遠い昔子供の頃住んでいた家が近い。

理由は何も無かった。
きっと先ほど買った和菓子が
助手席でほんのり甘い香りを漂わせていたかも知れない。

細い裏道にわずかな隙間をみつけて
車を止める

家は新しく住んだ方の色に変わっているが
振り返るには十分の名残を見せていた。

もう何十年も前のことなのに
幼い日の記憶が蘇る。

2階の子供部屋に行く急な階段の隙間に
見せられなかった×点だらけのテストを
そっと落とした。
秘密のゴミ捨て場である。
何枚落としたか分からないのだけど
きっと改装してあるなら
見つかってしまったと思う。
今さらながらちょっと恥しいなぁ~なんて・・、
だってひらがなでフルネーム書いてあるのですからね!

弟が飼っていた100羽の鳩
中庭の鳩小屋
ふっと独特の鳩の鳴き声を思い出す。

既にないことは分かっていても
なんだか覗き込んで
嫌だった鳥の糞臭い匂いを確認したくなる。

隣に和菓子屋さんがある。
今はその匂いがしない。

幼い頃お隣さんの甘い香りに誘われて
裏口からお邪魔しては
カステラの隅の欠片をもらっていた。

既におやつもある時代
甘いものが珍しくも無いのだが
隣のおじさんから頂く
カステラの欠片は特別美味しかった。

管理人はおやつのプリンが大好きだった。
三人兄妹で一つずつ
一番年上の私はいつも一番に食べ終わってしまった。
「一度大きな器で食べてみたい」と言ったら
母がどんぶりでプリンを作ってくれた。
もちろんとても喜んだのだけど
しばらくドンブリプリンが続き
プリンは小さい方が美味しいことを知った。
今思うと変な光景ですね。

隣のおじさんの
カステラの欠片の味を占めた幼い管理人。
いつしか友達も引き連れ
お菓子屋さんの裏口には
悪ガキのちょっと汚れた小さな手が並んだ。

幼い頃いつも通っていた路地は
単に家と家の小さな隙間。

皆が集まった立派な神社と思っていたところは
小さなお稲荷さんのお社があるだけだった。

広いと思った悪ガキの集合場所は
本当に隠れるところも無いほど小さく見えた。

ちょっと地べたに座り小さくなってみた。
幼い頃の皆の声が聞こえてきそうで・・・

静かだった
実に静かだった。

こんな寄り道
二度目になる
以前はいつ来たんだろう・・・





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意味なく

今日はなぜか
意味なく
ワクワクうきうきしてしまいます。

真っ青な空と新緑のまぶしい緑
春の香り漂う風のお陰なのかもしれません。

ワクワクうきうきのときは
「良い予感」を感じてしまいます。

今日は
きっと良いことがあるに違いない!
とんでもない素敵なことが待ってるに違いない!

実は、経験上
こんな日は要注意の管理人。

うきうき感が絶好調に達したときに
大失敗したりして・・・
頭を叩かれ
いやでも夢から現実に戻され
ありきたりな一日になるのです。

それでもね!
やっぱり懲りずに
このうきうき感が来ると
始まってしまいます。
大きな期待の一日!

「意味もなく」
だからいいんです。

意味は頭で考えるものだから
そんな物なくていいのです。

意味がないからこそ
こころが解き放たれ
自然体になった生命体に
大地の「気」が
スッと入り込み
無意識の中
大地の元気のパワーを受け取ることが出来るんです。

だからね。
心が自分の小さな懐に戻ってくるまでは
自由に伸びやかに遊ばせてあげましょう!!

今日はきっととんでもない良いことがあるに違いない!!
そうだ!そうだ!
なんの意味もない期待がいいのです。

最高に気持ちの良い一日の始まりです!!!









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自慢話

管理人の自慢話です!
管理人は年1回拙い日本画を描いてます。
今回その出品作品が
「新人賞」を頂きましたぁ~!!!

新人賞は1年目は難しいのだけど
5年経つとほぼ無くなるそうで・・・

年1回の4年目
4回にして、ぎりぎりセーフで頂きました。

新人賞がどんな賞なのか?はよく分からないのですがね。
「賞」が付いてるだけで単純に喜ぶ管理人です。

東京上野の『東京都美術館』の日府展にて
5月8日13時~5月19日の14時まで
もし近くに行かれることがありましたらお立ち寄りください。
ご感想でもお聞かせ下さい。

「初夏」に始まり、「白秋」「雪うさぎ」
そして最後の「春」は「梅庭」です。

春は描けば描くほど
華やかになって行きました。

派手な絵は
疲れて好きでないのですが
なぜかそんな絵となってしまいました。

会場では一番小さなサイズの絵も
今回、華やかさで見栄えしたのかも知れませんね。

今年は初めて
もういい!って思えるまで描き続けました。
真っ赤な梅の花は
つぼみも合わせれば
200個くらい描きました。
いやもっとかも???

しばらく筆は握らなくていいと言うほど・・・
技量がないので
短い時間の中ではありますが
強い意志の力で描いた絵です。

「春」を感じてもらえればそれだけでいいと思ってます。

去年の雪うさぎの方が100倍良い!という旦那さまに始まり
自宅でも友人の間でも
「よく分からない???」
やはり隣に並んだ去年の雪うさぎを良いといいます。

一人だけ「努力賞」と言ったお方がいらっしゃいました。
だいぶ年上のボーイフレンドの彫刻家の先生です。
「悪くないよ!努力賞だね!」

それに「努力賞」って
管理人の性格から
一番かけ離れてるところにあるものなので
実はこれで満足でした。

管理人は
この絵が嫌いではありませんでした。

一生懸命描いたとか
そんなことではなく
先ずは自分自身が好きでないと描き続けられない性格です。

春らしい絵で、かわいい2羽のすずめが主役です!

評価を気にするより
技量のない自分を認め
今の自分が納得するまで描いた絵となりました。
だから余計に「新人賞」は嬉しいものとなりました。

でも見てくれた方は
技量不足が災いして
やっぱり「よく分からない???」と言うかもしれませんが・・・


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はやく人間になりたぁ~い

時々大きく自分を見せたがります。
そして大きく見せた自分に気がつき
とっても恥ずかしくなって
慌てて小さくします。

一瞬のうちに
象さんから鼠さんになります。
なぜかそんな時は
極端に小さくし過ぎます。

きっと大きくした自分が恥ずかしくて
後ろめたくて
反動で小さくし過ぎちゃうのです。

どちらも自分の大きさとは違います。

自分は・・・って言うと

『ここに居るよ!』って言ってるのに
自分より相手のメガネの奥が気になって
大事な自分の言葉なぞ無視しちゃってる。

象さんになったことで
何か良いことでもあれば
それもいいのだけど
良いことあった試しがない。
もちろんいきなり鼠さんになって良いこともなかった。

学んでません。
ただ、大きくなった体を小さくする
その速度が極端に速くなっただけです。

早すぎると滑稽です。
珍しい生き物になります。

大体にして
ピントがずれてる管理人
象さんにしても鼠さんにしても
なぜに今登場しているのか???
疑問を感じる場面も多い。

身の丈を知って
それ以上でも、
それ以下でもない

自分を認めながら
前に向かって
自然体で歩ける人になれるといいなぁ~
なんていつも思ってます。

今のところは
目の前で
象さんから鼠さんに変化する珍獣を
お相手に見せながら
楽しんでもらってます。

大きく見せた自分は恥ずかしく
小さく見せた自分は
そこまでちっちゃくしなくてもぉ~と思う。

ならば、そのままの自分で良いじゃない!!
って思います。
毎回思います。
だけど
『後から』思うんです。

こんな自分はあまり楽しくないので
そろそろ
象さんでも鼠さんでもない
「はやく人間になりたぁ~い」と思ってる管理人です。



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遠く近く

遠く遠く
近く近く

直ぐそばに居そうで
遠く遠い。
遠くに居るのに
直ぐそばに感じる。

そんなこころの友がいい。

困ったときの友頼みは
神様より良く効く。

だからとって置くの。
大事なときにとって置くの。

遠く近く
遠すぎず
近すぎず

近くて遠く
遠くて近い

この絶妙な距離感が
たまらなく好きなんだなぁ~











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良いこともあれば、そうでないこともあるのです。

友人の返信メール。
「毎日自分なりに一生懸命やって
 良いこともあれば
 そうでないこともあるわけです。」

ふむふむ
そう言うわけです。

毎日とはそんなもので
大事なことは、
自分に偽りなく
一生懸命出来たか?
出来なかったか?
そんなことなんです。

洩れなく自分の思い描いた結果が
ついてくるものでもないのです。

ただ自分で頑張った!って思えれば
最後は洩れなく自分へ努力賞を贈れます。
自分から努力賞がもらえます。

「やるならな決めよ!決めたら迷うな!」
これは別の友人からもらった言葉

迷うのは、
結果や過程で
自分の思い描いたものと違うものが
目の前に見えたとき

迷うのは
自分が贈る努力賞より
他人がくれる優秀賞や感謝状が欲しくなったとき

迷うのは
自分の遣り残しを見つけ
後悔を反省へと丸め込み
前進のための力に出来ないとき

そんなことを全部ひっくるめ
自分を信じるパワーが落ちたときです。
自分を信じる力を見失い初めているのです。

日々自分も人も物も動いています。

「良いこともあれば
そうでない時もあるわけです。」

試されているのかもしれません。

「やるならな決めよ!決めたら迷うな!」

だからせめて
自分の真の思いを忘れぬように
自分を信じて行きたいものです。

最後には自分自身に努力賞を贈れるように
生きてみたいものです。

「努力」「忍耐」という言葉の苦手な管理人。
その場の気分気分で生きる管理人。

それでも一つくらいは信念はあるものです。
でも、そんなたった一つのもの揺らぐときがあります。

たった一つです。
それだけで努力賞を自分に贈れます。

そうそう
そのくらいだったら頑張れ!!!
といつか自分からもらう努力賞を夢見るのです。

「良いこともあれば
そうでない時もあるわけです。」

その時々の
目の前のことだけに翻弄されず
もう少しだけ自分を信じ
太っ腹に
こころの宇宙を感じてみたいものです!






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毒だし

管理人今度は腰です。
数日前から調子が悪かったのですが
無理をしてしまい
今やゴミが落ちていても拾えません。
それでも歩き始めると歩けますので
最小限の仕事を無事こなしました。

風邪で寝込んだ後は
腰です。
明日はチェックアウト後に2度目の整体予約しました。

そんな連続の異常事態に思うのです。
これって
体に貯まった「毒だし」なのかもしれない。

こころも同じで
とてつもなく病むことがあります。

悩んで悩んで
壊れそうになったとき
きっとそんなときは
こころの毒だしの最中なのです。

だからきっと毒を出し切ると
スキッと元気になるんです。

それでまた頑張れる!

時々そんなことを繰り返して
痛みで
こころの在りかを教えてもらったり
不自由で
体の大切さを教えてもらったりしながら
濁った水の中
やっと自身に届くのです。
こころの声が
体の声が・・・

そんな声で
自身を愛すことを教えてもらっているのです。

だからこの痛みに
「ありがとう!」って言いましょう!

貯まった毒をだしながら
教えてくれてるんですから。

体もこころも
自分自身にとって
とっても大切なもの。
まずは自分が愛してあげなきゃね!

「ありがとう!」
きっともう直ぐ元気になれそうです!

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The Thirdeye

オデコのあたりに
第三の目があるらしい。

管理人は最近おもしろい現象に気がつきました。

実際の目は悪いのだけど
人より少しだけ
物や人のこころの綺麗な部分が良く見える目があります。

綺麗なものを見て
こころが喜ぶと
オデコの眉間の少し上のくぼみの辺りが
ピキピキって音を立てるんです。
もちろん実際の音ではなくて
今にも瞑っていた目が開きそうな感じ。

そうなのピキピキって
ちょっと熱を持つような・・・
痛いような・・・

こころが喜んでいるときに必ずなる。
たとえばなんてことない
風に揺れる花を見ても
羊の背中のようにふわふわした萌える山々を見てもね。
なんだか幸せの声が聞こえそうな時にそうなります。

それで第三の目のことを思い出し
逆に管理人の心の栄養が
きれいなものを見ることだって気がつきました。

物も人のこころも・・・
自分自身の中にあるものも含めて。
オデコのお陰で
こころが喜んでいるときがよく分かるようになりました。

でもどうしよう
もしオデコの目が開いてしまったら!
なんて本気で心配したりして・・・

管理人のオデコの眉間の上に絆創膏が張られていたら
きっと第三の目が開いた証です。

目の玉の色は
きっとターコスブルーのような
深く澄んだ色に違いなんて思ってますが
でもやっぱり、
もしのもし
もう一つ目が出来たら・・・

鏡を見るは怖いのですぅ。






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千歳桜

信州湯田中の友人の宿にお邪魔して
「宇木の千歳桜」
樹齢約800年の満開のエドサクラを見せてもらいました。

りんご畑をバックに
巨木が一本
静かに咲いておりました。

立派な太い幹の下には
800年の土の記憶を呼び覚ますように
土から盛り上がった根っこがうねってました。

時を越えて変わらず咲き続ける桜の大木

折れた枝が人の手により添え木がされ
大切に手当てされていました。
年老いた木は
なおその手の先に
見事な桜の花を咲かせる。

見上げる桜の大木
時折満開の淡きピンクの花びらが
かすかな風にも舞う。

まるで花が自ら額を蹴って
春風に身をあずけるように舞う。
今も昔も変わらない青き空に
自由の風と共にに舞う。

儚い美しさの影に隠れる強靭な生命力

美しさへの誇示も生命への執着もなく
静かに永き時に身を任せるその姿に

「人間なんてちっぽけなもんだ。」

200年後も千歳桜の下
ちっぽけな人間が
管理人と同じように
この桜を見上げているのだろう。












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