猫じゃらし



猫じゃらし、初夏の頃の美しい緑から茶色く染まる秋口まで
良くセラヴィに飾られる草です。
狗尾草(えのころぐさ)とも言いますね。
毛の生えた花穂が子犬(狗児(えのころ)の尾に
似ているからだそうです。
でもやっぱり「猫じゃらし」ですよね!

どの草花でも摘むときは「ゴメン」とか思うものですが
この猫じゃらしだけは違います。

幼い頃から見つけると必ず摘みます。
どうしても見ると取らずには居られないのです。
それも多くを束ねるのではなく大抵一本です。
一番長くて立派な一本を選びます。
それを手に握り
学校帰りに遊びながら帰ったものです。

友達をじゃらし
道端の草をじゃらし
木をじゃらし
電柱をじゃらし
自分の顔までじゃらしながら
家に帰るのです。

もちろん猫もじゃらしました。
当たり前にじゃれます。

こんなにも長い付き合いの猫じゃらしから
初めて今日、逆襲に会いました。
本当に驚きました!!

飾ってある猫じゃらしに触れた途端
パチパチパチという音と共に
種が一気に飛びました。
初めは何が起こったのか分からない程驚きました。

現状を理解しチェックインを目前にして
大急ぎで小さな種を拾い集めました。

そうです。
猫じゃらしにも言葉があったのです。
こんな所に種をまき散らすほど
言いたい事があったのです。
勘違いしたまま
長きに渡り一方的に取って遊ぶものと思っていた管理人。
この歳になって気が付かされました。

管理人これからは
猫じゃらしにも立派な「草格」を持っていることを認識いたします^_^;


夏手拭い・・大好きな朝顔

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