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今倉山~二十六夜山

2013年06月17日 | 山梨百名山

3月16日 梅雨空の中、今倉山(山梨百名山)~二十六夜山を歩いてきました。

今回のメンバーは、i-KTの3名です。

今倉山は山梨県都留市と南都留郡道志村の境にある、道志山塊の一峰。

対面に皇太子殿下も登った、道志山塊最高峰御正体山(1682m)がある。

  :富士急行都留市駅のベンチ

8:35 富士急行都留市駅に早めに着いた。

登山口へ向かうバスは9:10発、約40分駅構内で時間をつぶした。

  :終点バス停

9:10発のバスの乗客は我々3人”貸切”だった。

(こんな日に登山するやつはいないよ!と自嘲ぎみに話しながら)

 :案内板

9:45 隧道脇を登っていく、道は草で覆われ、案内がなければ解らない。

久しぶり(今年初めて)合羽着用、傘をさしての山歩きだ。

  :御正体山分岐

10:00 樹林の中を歩き、尾根道にでた、御正体山分岐だ。

 :今倉山側

  :御正体山側

(モデルはT隊員)

  :ヤマツツジ

ヤマツツジがかろうじて残っている。

  :フタリシズカ

  :フタリジズカ

  :ヤグルマソウ

山も端境期?松の林床にフタリシズカ、ヤグルマソウが幅を利かせていた。

急登、蒸し厚い。「合羽を着れば中から汗がでる、合羽を脱げば外から濡れる」

濡れるのは一緒、どっちがいいか?自問自答しながら歩く。

  :今倉山

10:50 急登を登り、今倉山(1470m)へ、早!!1時間20分の歩程を、1時間弱でクリアー。

眺望はない、あってもこの天気ではそれはかなわない。

右へ行けば菜畑山(なばたうら)から朝日岳、高畑山を経由してJR梁川駅へ、

続く縦走路へ通じている。

今日は左へ、赤岩から二十六夜山へ向かう。

  :稜線

今日の登りはほぼ終わり、後は稜線のアップダウンのみ。

  :スズムシソウ

一旦下り、御座入山(今倉山西峰)への登りで、珍しい花を見た。

スズムシソウ(スズムシラン):ラン科クモキリソウ属

  葉は広楕円形で長さ10cm程度、先はとがる。基部は鞘状で、2枚の葉が互いに抱き合う。

  花茎は10~20cmになり、淡暗紫色で径約3cmの花が10個ほどつく。唇弁は倒卵形で長さ

  1.5cm、幅1cm。和名は唇弁をスズムシの羽根に見立てたもの。

自然林、人の手が入っていないので、こんな花も咲いているのだろう。

  :展望がない

11:10 御座入山通過

今倉山は複数の名を持っている。道志側の呼称は今倉山。盛里側では御座入山・内題山。

  菅野側ではパラジマノ頭と呼ぶ。(よくあるケース)

  :クサタチバナ

  :クルマツクバネソウ

  :

御座入山から赤岩の稜線で見た花。

  :赤岩

11:38~11:55 赤岩(松山)へ、雨も止んでいた、昼食。

  :方位盤

赤岩からの眺望は、雄大な富士山、南アルプス、三つ峠、八ヶ岳、奥秩父の山々。

さらには新宿高層ビル群、相模湾、スカイツリーまで望めます(都留市ホームページより)

  :富士山の方向

当然今日の気候では、眺望は望むべくもない。

  :水の表面張力

二十六夜山へ向かう。ほぼ下り・・・。

  :いい雰囲気

雨はやみ、”霧”が登山道を演出してくれた。

  :虫も出てきた

雨がやむと、虫も動き出す。もちろん、ハルゼミも鳴きだした。

  :Mother tree

  :冶山林道

一旦、冶山林道へ出る。

  :登山道へ戻る

  :

T隊員はこれを見て「ウサギグサ」?かなと言っていた。

  :二十六夜山

13:00 二十六夜山(1297m)、秋山村にも同名の山(792m)がある。

 便宜上ここは(道志二十六夜山)と呼んでいる。

      

山頂の東斜面にあやめが二輪咲いていた。

  :九鬼山  

雲がきれ、西側の眺望が開けた、正面に九鬼山(くきやま)が姿を見せた。

  :二十六夜塔

訳あって拝んできた。

  :月待ち信仰

二十六夜塔は、頂より少し下ったところにあり、そのまわりがやや低い平坦地となっている。

月待ち信仰

  江戸時代には二十六夜信仰があり、一月と七月の二十六日の月の出を拝むと、月の中に

  弥陀、観音、勢至の三つの仏があらわれるのだという。

  またこの山は田中澄江さんの書いた「新花の百名山」でヒゴスミレ、マルバスミレが紹介されている。

  その中で二十六夜信仰に関し面白い歴史考証が載っていたので紹介したい。

  ~前略~ 私は二十六夜山が日本の中でたった二つ、都留周辺にあるのは、*有馬晴信の家臣の

  信者たちが、かくれキリシタンとしてこの地に住みつき、二十六夜の月にかこつけて、ひそかに山上

  に集まり、マリアへの祈りをささげたのではないかと想像した。その熱い信仰がなくて、なんで一月

  二十六日夜の明け方の、藪漕ぎの道をお詣りなどに登ってきたのであろうかと思うのである。

  *有馬晴信:キリシタン大名で甲斐に配流されていた。都留の秋元氏に引き取られ刑死した。

                    (真相は今となっては知る由もないが、浪漫をかきたてる想像だ)

  :斎場

登山道を下ったところにある斎場(跡)

13:10 戸沢へ下る。

緩い足場を気にしながら”トットト”下る。

  :ヤマボウシ

  :仙人水

14:00 ツヅラ折りを下ると「仙人水」へ、この雨で水量が多かった。

  :かっちゃ石

大きな石、かっちゃ僧が生活していたという(詳細不明)

  :苔むした

沢沿いに出てきた、苔むした風景が展開される。

  :エイザンスミレ

都留市は何故か「エイザンスミレ」が新日本花の百名山に”認定”されたと認識しているが?

実際には「熱い信仰の山で出迎えてくれた春の花たち」との前書きで、写真で紹介されているのは

ヒゴスミレとマルバスミレの二つだけだが。

  :杉の植林帯

14:10 杉の植林帯が出てきた。

間伐はされているが、林床に草は生えていないところ見ると、最近間伐したのか?

ヒルがいてもおかしくない環境と見た。

  :バス通り

14:30 バス通りに出た、都留市循環バスが走っている。

日も差してきた、疲れ気味の足で赤坂駅まで約1時間の歩程  ”トボトボ”歩く。

  :ユキノシタ

  :富士急赤坂駅

15:35 富士急赤坂駅(無人駅)に着いた。

無人駅だが、駅前には「マック」もある。16:12分発の大月行で帰途に着いた。

**********

       行程:標高差455m、約12.5km、実歩程5時間30分 

        9:10 富士急都留市駅発バス=9:40 道坂隧道(終点) ⇒9:45 登山口発

         ⇒10:00 御正体山分岐 ⇒10:50 今倉山頂 ⇒11:10 御座入山通過

         ⇒11:38~11:55 赤岩(昼食) ⇒13:00 二十六夜山頂 ⇒14:00 仙人水

         ⇒14:30 芭蕉の湯分岐 ⇒15:35 富士急赤坂駅

 今週の twins 

  :お風呂上り

  

最近よくある(ヤラセ)のポーズです、弟ですから。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

  

 

 

 

 



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
雨の日の山 (ing)
2013-06-26 17:13:13
スズムシ草というご褒美がありましたね。今後会えるかわからない花ですね。
?は調べたらリンドウの種子果実とありました。立山リンドウで検索してみて下さい。

お風呂あがり かわいいですね。
下のテントのようなタオル内の密談?も微笑ましいです。
返信する
雨の日の山 (ing)
2013-06-26 17:13:41
スズムシ草というご褒美がありましたね。今後会えるかわからない花ですね。
?は調べたらリンドウの種子果実とありました。立山リンドウで検索してみて下さい。

お風呂あがり かわいいですね。
下のテントのようなタオル内の密談?も微笑ましいです。
返信する
When I was young. (can't)
2013-12-23 19:28:27
twinsのお風呂上がり可愛いですね。
まるで、ingさんと私みたいですね。
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