地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

震源の深い地震と浅い地震が混在する理由

2016-12-27 03:46:27 | 日記
 最近の傾向として、震源の浅い地震が中央構造線~沖縄トラフを中心にして起こっている反面、震源の深さが30~50キロくらいの地震も福島を中心にして起きています。このメカニズムを探ろう、というのが今回のお話です。


 さて、今までフィリピン海プレートの沈み込みの話をしてきましたが、この見解は変わりません。それに追加して考えたいのが、プレートの押す力です。
 図のように、沈み込みが起こり、一方のプレートが下に折り曲げられた形になった場合、そこに押す力が加わると、地殻丈夫では亀裂、地殻下部では押しつぶしの力がかかります。この地殻上部での亀裂が震源の深さ10キロメートル以下の地震、押しつぶしにあたっているのが震源の深さがやや深めの地震と考えることができます。
 また、押す力については、図では右のプレートが押している、というように書きましたが、左側の折れ曲がったプレートが押しても、同様の結果になります。

 ということで、自分は、構造的に、フィリピン海プレートが沈み込み、ユーラシア・太平洋プレートで押す力が加わっていると、考えています。
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