地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

茨城県南部と茨城県沖でM3.7 栃木県南部でM2.6

2020-12-08 04:21:31 | 日記
 昨日は、関東方面で揺れました。茨城県南部と茨城県沖のM3.7は、ともに震源の深さが中程度の地震で、いわゆる太平洋プレートとの接触部分での地震。それに対し、栃木県南部のM2.6は、震源の浅い地震です。栃木県南部の地震については、震源は「南部」と表記されていますが、実際は、栃木県の中央、群馬県との県境付近で、この付近については、今までも細かな地震が発生していると何度か書いてきたところです。今回は、そこでたまたま有感地震が起きたと考えてください。

 また、昨日は、世界的にみると、地震が集中しているのは、インド・オーストラリアプレートとユーラシアプレートの東端で、太平洋プレートからフィリピン海プレートにかけての接触部分で起きています。そして、この動きを見る限り、プレートの全体の動きは、西から東に向かって動いているという状況です。
 以前にも書きましたが、太平洋プレートとユーラシアプレートの動きの関係は、学校では、太平洋プレートの方がユーラシアプレートの下に入りこんできていると習っていると思いますが、実際は、ユーラシアプレートが太平洋プレートに上にせりあがるように動いているということです。
 それで、今までは、学校で習った内容に準拠して、太平洋プレートが動いていると形で書いていましたが、今後は、本来の動きの方に合わせて、書いていこうと思います。表現の仕方が若干変わりますので、その点、注意して見てください。

 それで、昨日の段階で気になる個所と言うと、神奈川から伊豆諸島方面に伸びている震源の深い地震のラインです。茨城県の2つの地震が発生したのも、おそらくは、ここで動きが出たためではないかと思われます。そして、それによって動きが出ているのが、茨城県の北部から福島県の南部の沿岸側と今回地震があった栃木・群馬の県境。ここに2つのラインが出来上がっています。今回の震源の深い地震で、このライン上に影響が出るようになっていると思われますから、このライン上で揺れてくる可能性があります。

 また、フィリピン海プレートの南西部で揺れが生じていますから、その動きにあわせて、台湾付近でも揺れてくる可能性があります。奄美大島・沖縄本島近海で少し動きが出ていますから、場合によっては、沖縄方面で動きが出てくるかも知れません。沖縄方面は、しばらく小康状態ですから、揺れが少し大きめになるかも知れないと想定していてください。
コメント
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