秋すすむ政宗騎馬像リンと立つ

時折いろんなことを考える。この日は青葉山に行ってみようと。最近は地下鉄が便利でこの沿線ではうまく利用すると目的地に早く着いたり省エネを確保できたりと便利な時代になった。車を運転しないのでバス、地下鉄、JRが主なもの。昨日は急に思い立って青葉山に行ってみようと思った。政宗騎馬像が地震の影響で足首が折れしばらく修理に東京に出かけていた。


その像がその後どうなっているかを実見してみようと思い立ったわけだ。地下鉄で国際センターまで出かけそれからは、現在休止中の博物館横を山登り小高い丘の銅像前に出る。昔の人は健脚で急坂を何度も上り下りしたのだろうなと思いながらの登城だった。

青葉山には天守閣はなく大広間があったという。仙台の民間団体は崖に懸崖造りの建物を建てる計画を持っているがその後話は聞こえてこない。政治の中心は二の丸、三の丸と行き来が出りやすいところに置いた仙台藩。それでも戦国時代の名残で高く上るのが険しい場所にシンボルの仙台城を築いたわけだ。政宗像に目を奪われるがその台座には政宗の生涯がレリーフ上に象られ、銅像がその生涯を展望するように作られている、作者は柴田町出身の小室達だ。

戦争中金属供出で台座から降ろされた経歴を持つ政宗像。数奇な運命の像仙台の現代の街並みをどんな目で見ていることだろう。そんなことを思いながら山を下りた。