１０月に入ってもまだ暑い日が時折あり、何とも地球の暖まり過ぎが気になる。気温の上昇は、人間にも植物にも、もちろん食べる野菜等にも影響を及ぼす。少し涼しい季節になったが、本当に暑い夏そして残暑だったと改めて考えさせられる。
さて、いつものコースをちょっと変えて宮城球場方面に出かける。公園の風情も心なしか秋の気配、チト見上げると地元の老人会の人たちが植えたメタセコイアの大木が，空めがけてすっくと立っている。季節が進むと枝葉は茶色味を帯びるが、まだ常緑樹という感じだ。
歩を球場の方向に進める。正面の入り口近くにも７～８本のメタセコイアの大木が立っている。ここにはこの木の化石も置かれ、古い古い歴史を感じさせてくれている。
こうしたメタセコイヤは昭和２０年、中国の奥地で発見され、その後アメリカで育てられて、各国に苗木が配られた。仙台だけでも東北大学の構内に背の高い木が存在し、植物の生命力を感じさせてくれている。太古の自然、広瀬川の川には「化石」となったメタセコイアが川底にあり、岸辺から見ることもできる。地球の本当に長い長い営みをこのメタセコイアから感じ取ることができる。
