南米のアルゼンチン、アコンカグアの登頂を目指していた三浦雄一郎さんが頂上を目指すことを断念した、同行している次男や医師の説得を受けての、涙ながらの説得に同意し、断念したもの。雪と氷の世界、標高が6959mの山頂、地上界とはまた異なる世界だ。気圧や強風、地上の気象条件とは全く異なる場所だけに、86歳の三浦さんにとっては過酷以上の環境だと思う。他のメンバーは三浦さんの代りに頂上を目指し成功している。
人間はなぜ山に登るのか、答えは様々あるが「そこに山があるから」が正解に近いかな。同じ問いも「人間はなぜ宇宙を目指すのか」も似たような答えになるだろう。そこにあるもの、未知の世界、自分の体験していない世界への挑戦が人間の欲求、根源的な問いかもしれない。
話変わって、三浦さんのお父さんもスキー万能、息子たちもプロスキーや冒険家の道に進んでいる。青森市出身で青森市の名誉市民にもなっている。今後まだ山に登る意向を持っているようだが、体大切にほどほどに楽しむぐらいでいいのではと思う。同じ青森市出身者として・・・