【妄想かも】誰だってできる限り大きな権威や守護を得たいのさ

故・小室直樹博士の引用とかとっくの昔に連載が終わった「さよなら絶望先生」からの引用で思いついたが、興味がないのに学問する意味について投稿してみた。ただ、普遍的なものか疑問があるので、あくまでも自分の意見や妄想ということにしておく。

大統領とお気に入り牧師の礼拝話の中で、「もしこれが日本で将軍とお気に入り坊主だったら首が飛ぶ」（小室氏著作から）とか、「上に逆らい成功するより、上に従い失敗する。それが公務員の出世の道なのです」（「さよなら絶望先生」から）とあるが、何も江戸時代や公務員の話でなくとも、ブラック企業～大企業でも会長や社長、組織のトップや権力者に異心を唱えれば、ろくな目に合わないことはいくらでもある。

それがドラマのヒーローでなくて、実際の社会で上に箴言できる奴とか文句言う奴は、腕に自信ある職人気質とか喧嘩上等の奴とか人生を捨てた奴とか権力とはかけ離れた価値観のある奴、信念や宗教心ある精神的柱、背骨がある人だろう。

組織内で例えば不正が行われている（車メーカーだと無資格者による完成車検査（スバル）とか材料品質データ改ざん（神戸製鋼や東洋ゴム工業）とか）告発する際、組織の維持を考慮して怯むでしょう。もし最終製品点検方法や材料品質が過剰に厳しいなら規定の見直しを先に唱えるべきで、作業内で暗黙の了解で不正を続けていくのは問題だ。

自分の"良心"に従って生きるということは、実はとても大変なことである。

軽薄な弁護士が、赤の他人が殺されたときは加害者の境遇を過剰に弁護して死刑反対していたけど、自分の肉親や友人を殺されたときは一転死刑賛成派に回る。業務上の弁護は仕方ないが、死刑賛成・反対を簡単に転向できるのは、そこまで物事を真剣に考えていないんだろうね。

【妄想】しかしながら疑問として

生物兵器だろうが自然変異だろうが、何故、武漢の医師によるSNSでの緊急事態告発時にすぐに中国政府が察知して封じ込めに着手しなかったのだろうか。

核だろうが電子だろうが生物だろうが兵器作成に関して、その進捗や失敗（漏洩とか暴走）を首脳部は把握していなかったのだろうか。武漢で勝手にやっていたのか。だから報告が遅れたとか。

陰謀論で高度な科学技術を持つ連中が世界人口削減計画の一環としてウイルス散布したという説が流れているが、その正体を突き止めることができないなら、そのような連中と同時代に出合わせてしまったことを運命として甘受するしかない。しかし目的が不明だな。

今日も色々と状況を探ったが

新型コロナウイルスの中国主犯説を支持することは変わらないか。

勿論、ハルマゲドン熱望の「福音派」や経済・社会混乱を企む偽ユダヤ人（これも一枚岩ではないが）の陰謀という見方も少ないながら残るが、仮にバイオ戦争としても、コントロールが極めて困難なウイルス改変と散布実行はクレバーな勢力はしないものだ。今の大量貿易・渡航時代では巡り巡って自分達にも災厄としてふりかかる。

中国は今回、米疾病予防管理センター(CDC)など、海外専門家の受け入れをかたくなに拒み続け、国際社会と情報を共有・協力してウイルスと戦おうという姿勢に欠けていることもあり、やはり後ろめたいことがあると疑われて当然。本当にウイルス改変に無関係なら、誰がこんな人工生物兵器を作成して中国経済と社会を危機に陥れたか解明する手かがりにするため、他国の力を借りるはずである。

日本の対応にしても、初期に中国人シャットアウト対策を採らないなら採らない理由やリスク・ベネフィット勘案を冷徹・詳細に実行して、まず国民に提示すべきであろう。まあ、今になって慌てているのだから、深刻に真剣に考えてなかった可能性が高いのだが。

防疫の基本としては蔓延防止には隔離、シャットアウト対策が必要だけど、経済活動を勘案してそれはできない、だから検査や治療に対策のリソースを割くとか初期にそれらの計算が事前になされていれば、それはそれで納得できる。

単に権力者や経済要人、中国様のご意向を優先していたのなら馬鹿すぎる。

天皇誕生日の一般参賀も中止だろうな。

やはり故・小室直樹博士は偉大だったな

今回の新型コロナウイルス対策、初動の失敗（まあ、これは初動が完璧でも感染は早いか遅いか時間の問題だったと思う）ぶりや東出昌大ショックを見るにつけ日本人の弱点を再確認したと自分では思う。

鬼才、故・小室直樹博士の著書「数学を使わない数学の講義」から、以下の記述を引用しよう。

P114の「なぜ日本人の売春ツアーばかり嫌われたのか」

（概要）

かつての日本人がセックス・アニマル(WATTY談:エコノミック・アニマルとも言われたな）と特にフィリピンで嫌われた理由。

フィリピンで女性を買うのは日本人だけでなくアメリカ人、イギリス人、フランス人も買っていた。売春が不道徳行為なのは日本でも欧米でも同じであるが、欧米人は「不道徳行為」と峻別しており、規範を守れない、破っているという認識はある。だから人目を忍び個人行動をするのが基本。しかし、日本人はフィリピンでは売春宿があるから当然だと集団行動で行く。これが「無規範行為」に見える。

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まあ、かつての「不倫は文化」と宣言した石田純一さんとか、今回の東出さんもだけど、罪悪感が無いのがいかんかね。一旦「離婚」するか、自分は性豪あるいはモテ過ぎるから複数の夫人が必要だと事前宣言するか、「規範」が必要なんだろう。

P190のアメリカ・ジョンソン大統領のエピソード

（概要）

大統領がお気に入りの牧師と一緒に神にお祈りしていた話で、大統領がたまたま牧師の声が聞き取りにくかったので「声を高めてくれ」と依頼したところ、「私はあなたのために祈っているのではない」と言い返された。

信仰は神との対決で内面の問題だから、大統領は謝って済んだという。

もし日本で、それが将軍とお坊さんだったら。。まず坊主の首は飛ぶだろう（比喩でなく本当に）。

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科学的思考に沿って"良心"に基づき行動する。それがいかに困難か。平常時より危機に面したときにそれはわかる。

他人事なら平気でできることが、組織の存亡、地位の喪失、利益の勘案、自分が直面したとき、果たして同様にできるのか。

職人気質という精神的背骨がある人はできると思うが、誇りや勇気を認めてくれない、移り気な大衆のために果たしてやれるだろうか。