人間は強い者に媚びへつらい弱者をいたぶる。
私もその例に漏れず、特に私は人間の屑だから、できるだけ矜持を持ってかっこよく生きたくても、ついつい強者にこびへつらってしまう。
現世では乏しい肉体と頼りない頭脳、少ない収入で生きていくので、やはり強い後見人とかスポンサー、バックは欲しい。安いバッグぐらいなら買えるけど、強いバックと素敵で可愛い女の子は私には手が届かないのだ。負け惜しみや強がりの格好付けで「俺は一匹狼なのさ」と言い捨てて寂しく佇んでいるが。ふふふ。
軽薄な話はこれくらいにして、理論構築や知識は十分過ぎるくらいあるのに、馬鹿みたいな致命的判断をしてしまう大方の元は、何を優先しなくてはいけないかの順位付けの狂い、何を優先しているかの価値観の差だ。
損得判断、そして、もっと主観的と客観的に考えた場合との判断が大きく違う(180°違う)とき、まず、自分が何を優先していたのか再考する必要がある。
他人事なら「死刑反対」だったのに自分の肉親や親友が殺されたら犯人を死刑にしたくなったり、「学歴なんかどうでも良い」と言っていたのに自分の子供のことになったら「学歴等箔付け」に一生懸命になる輩は要注意である。
公務員なら「国民のため」と言いながら地位や自尊心の死守に必死になったりする。
それはそれで否定されることでない。否定されるのは「建前」と「本音」が乖離しすぎていることである。自分を偽ってばかりいる人間は要注意である。
それと、自然現象や生理現象を気迫とか根性とか努力で克服しようと思わないことだ。ある程度耐えるとか時間稼ぎ程度なら良いが、限界点(閾値でも損切りラインでも表現、命名はお好きなように)を決めておくこと。
政治的配慮や忖度で強者に媚びへつらって何とかなるなら良いが、新型コロナウイルスの様に未知の疫病相手のときは中国首脳に「正確な現状公開と即時封鎖」をまず説得しなきゃ。中国が真実を隠蔽していたから判断を謝ったという釈明も、SARSのときの前科もあるし、常に警戒していないと。
天下のジャニーズ事務所でもアメリカ大統領でも、地球が本気で怒り(地球に意思があるかどうか知らぬが)大噴火で溶岩や日照を遮る黒煙を吹き出せば勝てないんです。それとも中国首脳なら新型コロナウイルスに勝てるんですか。今でも都市封鎖で大苦戦していますが。。。
真の強者は何か、損得判断は適切に。。
科学的知識、科学的思考は有事にこそ真価を問われる。人間の本性は土壇場で暴露される。真理は何かを突き止めようと湧き上がる思いが、神という補助線・補助車の助力で(そんな妄想や設定が無くても可能な人もいるが)、表面に出てこなければ、それもできるだけ多くの人達から出てこないと、真の対策を打つことはできない。
勿論、もう無理・駄目とか手遅れという結果でも、手を尽くした結果ならそれはそれで仕方ない。