ブリキ星通信

店主のひとりごと

ブリキ星通信/2009年9月

2009年09月16日 | 2009年

「政権交代」で、少しは暮らしが良くなるか・・・
期待しつつ、短い夏が終わりました。
季節はもう、いっぺんに秋が深まりそうな気配です。

日帰りで新潟に行ってきました。
前から行ってみたかったお店、ギャラリー巡りです。
まずは「ろば屋」さん。
新潟駅からJR越後線に乗り、内野で降りてすぐのお店です。
器中心の展示ですが、ストイックな空気が流れて、
これほど気持ちのいい空間ははじめて。(写真上)
店主の鹿子沢さんの雰囲気そのままの空間です。
店の裏には川が流れ、佐渡のトキが住みついていると聞きましたが、
さもありなんですね。
魅力あるものがいっぱいの中で、いろいろ迷い、
長谷川奈津さんの飴釉の壷を買いました。

つぎに訪ねたギャラリーは、「新潟絵屋」さんで、
石原けい子さんの絵の展覧会を観ました。(写真下)
石原けい子さんは、アメリカのバークレーに在住している作家さんで、
ブリキ星でも今まで何回も展覧会を開催しています。
絵は年々すばらしくなって、ことに今回は一層、
「いい絵だなあ」としみじみ思いました。
私は、言葉の引き出しが少ないので、
なかなかそのよさを表現できないのですが、
「新潟絵屋」の大倉宏さん(美術評論家)の紹介文では
つぎのように記されています。
「あいまいな影を、そのまま現実存在として、
筆のかすかな息で立ち上がらせたような絵・・・」と。
新潟まで観に来たかいがあったというものです。

最後に、おいしかったものを一つ。
大倉さんおすすめのコロッケ。
「新潟絵屋」近くのお肉屋さんのコロッケで、
たまねぎの甘みがあって、ひき肉も多め、
中がやわらかで外がサクサク。
これは、有名な西荻のコロッケよりおいしかったですね~