ブリキ星通信

店主のひとりごと

ブリキ星通信/2002年7月号

2002年07月01日 | 2002年
昨日も雨、今日も雨…あしたも雨か…
梅雨時のわびしい店内。
棚の方を見ると目が合いました。
塗料のはげた木のオモチャ。
自動車にのっているのは、マンマル目の男の子。
ノミの市で見かけて「おお、そこにいたのか」と、ついつい
買ってしまいました。
店に置いたら、しばらくホコリをかぶったままになるのを、
知ってはいるのですが…
“ギャラリーブリキ星”というからには、もちろん、さびて
壊れたブリキのオモチャも好きなのですが、それ以上に好き
なのが木のオモチャ。
店をはじめるずっと以前、東北の古い「こけし」を集めてい
たことがあるので、好きなのは、その名残から?と思ったり
もするのですが、つかわれた木のオモチャの自己主張しない
「軽さ」がいいのです。
子どもの頃(S20年代)の、今ではほとんど見かけなくなった
鼻たれ小僧や、真っ赤なホッペタの女の子がよみがえります。
木のオモチャがあると何故かホッとして。
でも、同好の士は、ブリキ星になかなか現われません。

さて、7月は内田京子さんの陶展です。
ほっこりした温かみのある器たちが、
またブリキ星にやってきます。
みなさまのご来店、お待ちしています。