さわやかな季節です。
新型インフルエンザが早く沈静してくれるといいのですが・・・
最近は毎日、「抹茶ミルク」をのんでいます。
カップは内田京子さんです(写真)。
岡山の「ギャラリーONO」の小野善平さんに
教えてもらってからハマッてしまい、
これをたっぷり飲むのが毎朝の楽しみになっています。
実にさわやかで美味しいです。
抹茶を濃い目に点て、そこに温かい牛乳を入れ、
最後に泡立てたミルクをのせれば出来上がり。
本当は、楽茶碗で「侘び茶」の世界を体験したいのですが、
その技も余裕もなく、茶碗は箱の中で眠ったままです。
そこで、という訳ではないのですが、
楽茶碗をここしばらく「お茶大好き人間」のMさんに貸して、
使っていただいています。
一ヶ月ぐらいしてから戻ってきた茶碗を見て、
「エッ、これがあの茶碗だったのか!」と、
びっくり仰天しました。
くすんでいた黒い釉薬は艶やかになり、
形までもが立体的になったと錯覚するほどに、変身していたのです。
物の本には、美術館に入った茶碗は、
使われないので干からびて“仮死状態”になると書いてありましたが、
こうゆうことだったのか、と納得しました。
毎日茶碗をいつくしんで使ってくださったMさんに感謝です。
Mさんは「紅茶の達人」でもあるのですが、こうも言っていました。
「紅茶では、器の違いで味が変わるということはないけれど、
抹茶では、明らかに器によって味が変わる、という体験をした。
楽茶碗の場合は味が一ランク上に、よりクリーミーになる」と。
私がいくら楽茶碗大好きだといっても、
まだ、見た目と手のひらだけでのこと。
いつか、Mさんと同じ体験をしてみたいものです。
でも、もうしばらくは「抹茶ミルク」で楽しみましょう。