小春日和のある日のことです。
「いい店だね、だけどもったいない。
もっとちゃんとした、いいものを置けばいいのに」
はじめて来店した古物商の方は、そう言って、すぐに出ていかれました。
一方、
「古伊万里や李朝ものより、
最近はこういうものに引かれていくんですよ」
と、古い瓦や銅製の水筒、金鋼のカゴを楽しそうに選んで買っていかれた
京都の同業の方もいました。
人によって「いいもの」の思いはずいぶん異なるし、
また、変化もしていきます。
人とモノの関わりの面白さは、そこにあるのかもしれません。
12月。クリスマス、歳末が目の前です。
駅前の商店街はにぎやかになってきました。
ブリキ星も負けじと品揃えをしていきたいと思います。
コタツの金網、蓮台の断片、手のない招き猫(土人形)、
錆びた鉄の飛行機、アルミの弁当箱、ガラスの水筒、
江戸時代の手鞠、くり盆(明治)、
格子紋様の茶碗(江戸後期)等々のうつわ類……
さて、「いいもの」はあるでしょうか?
11月の企画展「苅谷重子墨絵展」は、本格的な日本画あり、
作家独自の線の墨絵ありと、変化に富んだ作品で、
参観者を楽しませてくれました。
17日に開催した立川叔男さんの古楽器ミニ演奏会には
10名ほどの参加者があり、
演奏者を囲んで、心地よい調べに身を浸した一夜でした。
「いい店だね、だけどもったいない。
もっとちゃんとした、いいものを置けばいいのに」
はじめて来店した古物商の方は、そう言って、すぐに出ていかれました。
一方、
「古伊万里や李朝ものより、
最近はこういうものに引かれていくんですよ」
と、古い瓦や銅製の水筒、金鋼のカゴを楽しそうに選んで買っていかれた
京都の同業の方もいました。
人によって「いいもの」の思いはずいぶん異なるし、
また、変化もしていきます。
人とモノの関わりの面白さは、そこにあるのかもしれません。
12月。クリスマス、歳末が目の前です。
駅前の商店街はにぎやかになってきました。
ブリキ星も負けじと品揃えをしていきたいと思います。
コタツの金網、蓮台の断片、手のない招き猫(土人形)、
錆びた鉄の飛行機、アルミの弁当箱、ガラスの水筒、
江戸時代の手鞠、くり盆(明治)、
格子紋様の茶碗(江戸後期)等々のうつわ類……
さて、「いいもの」はあるでしょうか?
11月の企画展「苅谷重子墨絵展」は、本格的な日本画あり、
作家独自の線の墨絵ありと、変化に富んだ作品で、
参観者を楽しませてくれました。
17日に開催した立川叔男さんの古楽器ミニ演奏会には
10名ほどの参加者があり、
演奏者を囲んで、心地よい調べに身を浸した一夜でした。