ブリキ星通信

店主のひとりごと

ブリキ星通信/2007年5月号

2007年05月05日 | 2007年

新緑がまぶしい季節です。
今日は5月5日。
ラジオからは、こどもの日特集で、童謡・唱歌が流れてきて、
懐かしい気分になります。
私は東京の杉並区荻窪で生まれ小学校時代までを過ごしました。当時は家のそばに田んぼが沢山あって、カエルやザリガニがいっぱいいました。空き地には、空襲で落ちた爆弾の穴が残っていました。
子どもはみんな、日が暮れるまで夢中になって外で遊んでいたものです。
どんどんすすむ環境破壊・競争・格差・・・、
思えば、今の子どもたちはなんと大変な時代に生きているのでしょう。子どもたちがどんな夢を持っているのか、持つことができるのか、気になります。
先日、近所のお店、「三月の羊」に絵を観に行きました。
ここは、無添加のお菓子やパンがあり、絵本があり、喫茶あり、Galleryありの、小さい空間だけれど中身の濃いいお店です。
5月13日まで、まきこ・ベリー・おかもと著『母なのね、』原画展が開催されています。
著者の岡本真紀子さんは現在ロサンゼルス在住で、ブリキ星でも今年8月に3回目の個展を企画している作家さんです。
個展の1回目のときは確かまだ独身で(?)、2回目のときは1歳前の慈内(ジナイ)クンを連れての来廊でした。慈内クンの大きな瞳がキラキラ輝いていたのが可愛く、ずっと印象に残っていました。
それだけに、母親になった真紀子さんの喜び、その喜びを描かずにはいられない気持ちが、真っすぐに絵から伝わってきて、小さな命の存在がこんなにも周りを幸せにしてくれることを、素直にうれしく思いました。
岡本真紀子さんの絵、絵本もいいけれど、やはり原画には、印刷では再現困難な情感があっていいですね(写真)。
そして、店内でいただいたコーヒー・・・
深入り焙煎なのに、苦味がでしゃばらずに旨みだけが出ている美味しさは、最近のんだコーヒーでは一番。買って帰った食パンがこれまた美味。
すっかり「三月の羊」さんビイキになってしまいました。

話は変わって、このところ我家は遅まきながら、「チャングム」(DVD)にはまっています。私はチラチラしか見ていないからストーリーは詳しく知らないのですが、夢中になる要素が詰まっているようです。
李朝中期の時代を背景にした歴史ドラマだというので興味を持ち、時折出てくる宮廷料理をつくる場面が面白く、料理の手さばき、食材の豊富さ、品数の多さに、食いしん坊の私はついつい見とれてしまいました。

季節の変わり目、体調に気をつけながら
がんばっていきたいと思っているきょうこの頃です。