ブリキ星通信

店主のひとりごと

ブリキ星通信/2004年1月号

2004年01月01日 | 2004年
お正月の、ゆったりとした時間の流れってよいですね。
アッという間に終わってしまうのですが…。
この数日間は、近所の見慣れた風景も、
ちょっと違って見えます。
年末にブリキ星にやってきた、美しいもの、楽しいもの
3点を紹介いたします。

1.島野有木ちゃんの絵
 アメリカ・ニューメキシコ州から
 お母さん(島野芳子さん)
 と一緒にやってきた有木ちゃん(9才)から、
 素敵な絵のプレゼントをもらいました。
 トンボ玉を、ずーっと見続けて描いたそうです。
 12月の企画展は、島野芳子さんの版画の展覧会。
 砂漠のような乾いた世界に、新たな泉が湧き出て
 くるような版画でした。
 有木ちゃんの絵。やはり、カエルの子はカエル。
 たいしたものです。

2.ウン百年ぶりによみがえった字
 もし、彼に、李朝のボロボロになった「風水の図」
 を買ってもらわなけば、
 この字は永遠に眠ったままだったでしょう。
 彼は20代の書家です。
 さすが書をあつかっているだけあって、
 風水図の裏に注目。
 裏に厚く貼ってあった紙を、
 1枚1枚はがしていきました。
 そこから出てきたものを、見せて貰って、ぼう然。
 まるで顔真卿のような
 (といっても、あまりよく知らないのですが)
 日本では、お目にかかれないような書が4~5枚
 その中にどういうわけか、全く異質で、下手で、
 楽しい字が1枚まぎれ込んでいました。
 この字を、プレゼントして頂きました。
 ありがとう、山辺さん。

3.まるで、ロマネスクの教会みたい
 益子に住む、大塚茂夫さんの作品です。
 スカッとして、見ていると気分が良くなります。

大塚茂夫さんの個展は、2004.1.2~18まで、
益子町の「ギャラリー蔵人(くらんど)
(0285-72-2081)で行われています。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。