ブリキ星通信

店主のひとりごと

ブリキ星通信/2004年2月号

2004年02月01日 | 2004年
ときどき、「どんなモノが好きですか」と聞かれることがあります。
いろいろあるし、「いいな」と思う感覚をことばで表すのは難しい
のですが、どういうわけか、丸い形が好きです。
店内にもよく、丸いモノを置いています。
天窓の下にある階段には、ソフトボールの白い球。
川か海に運ばれて、このようにふあっとした質感になったのでしょうか。
一番下には、いかにも重そうな黒光りしているフランスの
ペタンク(球技)の球。
今朝行って来た、新井薬師の蚤の市にも、木でできた丸い球が
ありました。古美術哲さんは「花火の弾の型」だと教えてくれました。
迷ってやめてしまったのですが、やっぱり買っておけばよかった…。

1月の内藤瑶子展はいろんな反響があって楽しい展覧会でした。
「強い表現で、ブリキ星の空間が、はじめて狭く感じた」
と言う人もあれば、
「時間がたつと、とても静かな感じがする」
「18歳の女性らしい軽みが心地よい」
という感想もきかれました。

2月4日からは、高橋正子展が始まります。
企画展開催のときは、前々日から常設をすっかりかたずけて、
ギャラリーを空っぽにして、作品の到着を待ちます。
こんどは、ブリキ星の空間がどんなふうに生まれ変わるのだろうか……
快い刺激に包まれる至福のときです。