奥田充央さんのあらたな出発です。
こんなに早く、奥田さんの器を置くようになるとは思ってもみませんでした。
昨年9月号のブリキ星通信で紹介した、パン職人の彼です。
パン屋の仕事をやめ、まだ1年も経っていないのに木の器の初作ができました。
ブリキ星だけでなく、たくさんの店に並んでほしいと願っています。
オープン以来、じっとして動かなかった大正時代の三輪車
(雑誌「Pen」1月号に掲載)が売れたのもうれしい出来事です。
代わって店内には1920年頃のイギリスの三輪車が登場。
赤・緑・白のコントラストが可愛らしく、これは素晴らしい…
と勝手に思っているのですが、普通の家には、なかなか置けないかもしれませんね。
でも、ブリキ星にとって、三輪車は永遠に不滅(?)です。
以前、大作をお借りしてブリキ星に展示させて頂いた
大浦こころさん。
彼女の作品が渋谷区立松涛美術館の特別展「現代日本の水彩
表現」で展示され、福岡から上京された折、久しぶりにお会
いできました。
特別展全体のなかでも、彼女の作品
「のびのびひろがってゆく身体」「飛び降りる人」
「くるくるまわる人」は、きわだっていました。
狭い空間にはおさまりきれない表現だけれど、
いつか、ブリキ星で個展を、と思っています。
荒木珠奈さんの企画展には、たくさんの方々に来て頂きました。
特に、小さな椅子をクモの巣のような絹の糸にかける
インスタレーションは好評でした。
それにしても、搬入・展示がこれほど大変だったのは初めて
のこと。荒木さんが、クモ人間のようになって、絹糸をはり
めぐらせていく作業は正味13時間以上。見ていて気の遠く
なるような作品制作でした。表現している人はスゴイ。
いよいよ、2月5日から、日置路花さんの書の登場です。
ご期待ください。