未明から目が覚める。寝ボケ眼で時計を見ると…未だ5時じゃないの。たしか昨夜眠りについたのは12時頃だから睡眠5時間か。眠いんだけど寝られないんだよね。ベッドの中でグズグズしてるともう7時。歯磨きして、トイレ入って…小さいのしか出ないなぁ。手術前に大が出ないとまずいんじゃないかなぁ。朝のTVは相変わらず民主管攻撃の繰り返しだし、朝からブルース聴くのもなぁ。手術って痛いのかなぁ、全身麻酔だから痛くはないだろうけど、麻酔が切れるとどうなんのかなぁ。不安感がモコモコと大きくなって、用も無いのに狭い部屋をウロウロする。
そこへ白衣の若い医師が登場。
「麻酔を担当する○△です、よろしく。では麻酔の手順をご説明しますね。」
「手術室に入ると吸入マスクがつけられます。普通の空気ですからゆっくりと呼吸して…で、ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐いて、それから数を数えて、イ~チで吐いて、ゆっくり吸って、ニイ~で吐いて、ゆっくり吸ってって感じです。ちょっとやってみて」
イ~チ…ニイ~…スゥ~ハァ~
「そうそう、いいですねぇ、その調子でOKですよ。ですぐに寝ちゃいますからね。麻酔が効いたのを確認したら人工呼吸器の管を気管に挿入します。手術後に喉が痛かったり声がかすれたりしますが、一両日で治りますから心配ありませんからね。」
「で、眠っているうちに手術しちゃいます。大体3時間位ですかね。手術が終わると病室に戻ってベッドに移されますからね。麻酔が切れるとともに意識が回復しますが、ボーとしたり頭痛がすることもありますからね。」
麻酔切れると痛いんですかね。
「点滴で抗生物質や痛み止めが注入されますから大丈夫でしょ。じゃ、後ほどお会いしましょうね」
(会いたくないなぁ…)
続いて看護婦さん二名で登場!開口一番、「オムツとT字帯着けました?」
そんな大きな声出さなくたって…
あの…て…テイモウするんですか?
「あっ、剃毛ですね、今回は指示がありませんから必要ないのでは」
そうなんですか…(なんか残念)
あの…昨日から便通が無いんですが…
「はあ…」
あの…手術前に…カ…カンチョウとかするんでしょうか…
「それも指示がありませんから必要無いかと…」
でも、手術前は毛を剃られたり浣腸されたりするとか聞いたんですけど…(不服そうに)
「浣腸…したいんですか?」 いや、そういう訳じゃ…
「したいんでしょ」 そうじゃなくってね、でも…
「でも?」 あっ、いえ、いいんです。
(んな会話は無かったけど、麻酔で締まりが無くなっちゃってオムツの中に出ちゃったらまずいんじゃないかなぁ。)
「じゃ、時間ですからね、このストレッチャーに乗ってください」
「しゅっぱ~~~~つ!」
廊下を通り、エレベーターに乗り、また廊下を通り…すれ違う患者さんや見舞客などが興味深かげに横たわっている自分を覗く。
(これから手術なのね、可哀想、何の手術かしら、癌?盲腸?痔?きっと痔の手術よこの人、ジローかもね)と思われているに違いない、きっと。
手術室の前、ジャ~ンとドラの音はしないけどカシャっと金属的な音がして自動扉が開く…中に入る。冷たい雰囲気。また扉が…おぉ、大きな電球がいっぱいついた円形の照明器具が…不気味だ。すると、濃緑の手術着をまとった医師やら看護師やらが5~6人。この風景ってテレビの医療ドラマにシーンそのものじゃないか。
医師達が自分を取り囲みマスクにかくれた鋭い目で自分を見つめる。財前教授みたいだなぁ。(知ってる?)
「じゃお名前をフルネームで言ってください、はい、じゃ生年月日は?はい、結構ですね」
「それでは、このマスクをかぶって…ゆ~っくり息を吸い込んで…ゆっくりと吐いて…、大丈夫ですよ~、数を数えましょうね、イ~チ…スゥ~~~、ニィ~~~、スゥ~~~~、~~~~、~~~~、
思考が停止する…死ぬ時はこんなだったら楽なのになぁ、と瞬間的に思ったが…ZZZ
そこへ白衣の若い医師が登場。
「麻酔を担当する○△です、よろしく。では麻酔の手順をご説明しますね。」
「手術室に入ると吸入マスクがつけられます。普通の空気ですからゆっくりと呼吸して…で、ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐いて、それから数を数えて、イ~チで吐いて、ゆっくり吸って、ニイ~で吐いて、ゆっくり吸ってって感じです。ちょっとやってみて」
イ~チ…ニイ~…スゥ~ハァ~
「そうそう、いいですねぇ、その調子でOKですよ。ですぐに寝ちゃいますからね。麻酔が効いたのを確認したら人工呼吸器の管を気管に挿入します。手術後に喉が痛かったり声がかすれたりしますが、一両日で治りますから心配ありませんからね。」
「で、眠っているうちに手術しちゃいます。大体3時間位ですかね。手術が終わると病室に戻ってベッドに移されますからね。麻酔が切れるとともに意識が回復しますが、ボーとしたり頭痛がすることもありますからね。」
麻酔切れると痛いんですかね。
「点滴で抗生物質や痛み止めが注入されますから大丈夫でしょ。じゃ、後ほどお会いしましょうね」
(会いたくないなぁ…)
続いて看護婦さん二名で登場!開口一番、「オムツとT字帯着けました?」
そんな大きな声出さなくたって…
あの…て…テイモウするんですか?
「あっ、剃毛ですね、今回は指示がありませんから必要ないのでは」
そうなんですか…(なんか残念)
あの…昨日から便通が無いんですが…
「はあ…」
あの…手術前に…カ…カンチョウとかするんでしょうか…
「それも指示がありませんから必要無いかと…」
でも、手術前は毛を剃られたり浣腸されたりするとか聞いたんですけど…(不服そうに)
「浣腸…したいんですか?」 いや、そういう訳じゃ…
「したいんでしょ」 そうじゃなくってね、でも…
「でも?」 あっ、いえ、いいんです。
(んな会話は無かったけど、麻酔で締まりが無くなっちゃってオムツの中に出ちゃったらまずいんじゃないかなぁ。)
「じゃ、時間ですからね、このストレッチャーに乗ってください」
「しゅっぱ~~~~つ!」
廊下を通り、エレベーターに乗り、また廊下を通り…すれ違う患者さんや見舞客などが興味深かげに横たわっている自分を覗く。
(これから手術なのね、可哀想、何の手術かしら、癌?盲腸?痔?きっと痔の手術よこの人、ジローかもね)と思われているに違いない、きっと。
手術室の前、ジャ~ンとドラの音はしないけどカシャっと金属的な音がして自動扉が開く…中に入る。冷たい雰囲気。また扉が…おぉ、大きな電球がいっぱいついた円形の照明器具が…不気味だ。すると、濃緑の手術着をまとった医師やら看護師やらが5~6人。この風景ってテレビの医療ドラマにシーンそのものじゃないか。
医師達が自分を取り囲みマスクにかくれた鋭い目で自分を見つめる。財前教授みたいだなぁ。(知ってる?)
「じゃお名前をフルネームで言ってください、はい、じゃ生年月日は?はい、結構ですね」
「それでは、このマスクをかぶって…ゆ~っくり息を吸い込んで…ゆっくりと吐いて…、大丈夫ですよ~、数を数えましょうね、イ~チ…スゥ~~~、ニィ~~~、スゥ~~~~、~~~~、~~~~、
思考が停止する…死ぬ時はこんなだったら楽なのになぁ、と瞬間的に思ったが…ZZZ
これからも養生しっかり静養に勤めてくだされ
後からじっくり退院祝いをやりましょう!
お風呂は入れますか?元気そうですが無理しないように願いますよ
二十日間のベッド生活で未だヨロヨロしていますが、復活しつつあります。今日はフィヤージュまで徒歩でパンを買いに。ヤオハンの買い物も始めています。
お酒が弱くなっちゃいました。晩酌はビール350一本。就寝前にダブル一杯。安上がりになりました。
暖かくなったら飲み会しましょう!