伊豆高原の家、私はこの家を「終の棲家」として建てました。「終の棲家」とは文字通り、人生の終焉を迎えるための、そして残りの人生を夫婦して恙無く安心して楽しめる我が家であるべきとの思いがあります。その為のロケーションの選択であり、その為の設計であり、その為の準備も十分にしてきたつもりです。
でも、「なんで手が動かないの?なんで足が動かないの?なんで上手く話せないの?なんでこんな体になっちゃったの?もう病院は嫌、お家に帰りたい…早く帰りたい…」涙をいっぱい浮かべながら呂律の廻らない言葉で訴える家内に、うろたえて慰めともならない言葉を返すしか出来ない自分が情けなくてなりません。
桜の名所としても知られる伊豆高原の観光スポットさくらの里。冬の木枯らし吹きすさぶ時期外れの公園は人気もなく寂しいものです。「寒いわねぇ」「大室山からの吹きおろしは堪えるな」「もう足が痛くて歩きたくない…」「痛くても歩かなくちゃ…先生が言っていたじゃないか、無理をしてはいけないけど、ゆっくりでいいから散歩を続けてくださいって」
寒い冬も二人で散歩を続けてきました。希望もあったし二人の散歩は楽しいものでした。この夏も汗だくになりながら雨でもない限り散歩を続けてきました。それは治るという確信があったからです。
勿論今でも私は「治る」という希望は失っていません。でも、家内の泣き顔を見ると心が挫けそうになってしまいます。
この住まいは私達夫婦にとっての本当の終の棲家となるだろうか…不安です。
今日、玄関前の手摺工事が完成しました。介護保険から20万円の補助が出るそうです。有り難いことではありますが、手摺がなんとも白々しく見えてしまいます。
でも、「なんで手が動かないの?なんで足が動かないの?なんで上手く話せないの?なんでこんな体になっちゃったの?もう病院は嫌、お家に帰りたい…早く帰りたい…」涙をいっぱい浮かべながら呂律の廻らない言葉で訴える家内に、うろたえて慰めともならない言葉を返すしか出来ない自分が情けなくてなりません。
桜の名所としても知られる伊豆高原の観光スポットさくらの里。冬の木枯らし吹きすさぶ時期外れの公園は人気もなく寂しいものです。「寒いわねぇ」「大室山からの吹きおろしは堪えるな」「もう足が痛くて歩きたくない…」「痛くても歩かなくちゃ…先生が言っていたじゃないか、無理をしてはいけないけど、ゆっくりでいいから散歩を続けてくださいって」
寒い冬も二人で散歩を続けてきました。希望もあったし二人の散歩は楽しいものでした。この夏も汗だくになりながら雨でもない限り散歩を続けてきました。それは治るという確信があったからです。
勿論今でも私は「治る」という希望は失っていません。でも、家内の泣き顔を見ると心が挫けそうになってしまいます。
この住まいは私達夫婦にとっての本当の終の棲家となるだろうか…不安です。
今日、玄関前の手摺工事が完成しました。介護保険から20万円の補助が出るそうです。有り難いことではありますが、手摺がなんとも白々しく見えてしまいます。
昨晩は主人が午前様でしたので、目が覚めてしまい、その後とうとう眠れずパソコンを開きました。
皆さんと同じように、更新がないので心配しておりました。
いろいろ忙しい毎日を過ごされていらしたのですね。
ジローさんの >報告< を拝見しほっと致しました。
週末には奥様も戻られて、これから、通院生活になられるとの事、
一日も早く、お二人仲良く穏やかに生活される日々が来る事をお祈りしています。
ジローさんも、どうぞお疲れにならないようご自愛くださいね。
皆さん同じようにしてジローさんのことを気にかけていらしたんですね。
ブログも動きがないと思わず心配してしまったりして、コメントが動いていたのでホッとしました。
チーママさんへのお返事なのにごめんなさい。
ジローさんの「土曜日の夜は家が明るくなります。」に、いいご夫婦だなぁと心がほのぼのしました。
奥様はやはり太陽
色々本当にお疲れ様です。
お身体どうぞ大切になさって下さいね。
薔薇もきっとず~っと気長にジローさんの事を待っていてくれますよね。
これからも色々と大変でしょうがジローさんが体調を崩しては大変ですからあまり無理をなさらないようにしてください。
お元気でおられて、ホッといたしました(^^)
その上、奥様も順調に一時帰宅されていて、退院日も決まったのなら、何よりの事と思います。
お仕事を閉めるとなると、長年のお付き合いもおありでしょうから、大変だったことでしょう。事務手続きの煩雑さも、半端ではないですもの。
年の暮れ、新年と、お二人で自宅で過ごせるのが、何よりですね。
どうかこれからも、比翼連理のむつまじいご夫婦でいてくださいね。あーうらやましい(^^;;
奥さまのお世話、庭づくり、それに加えて伊豆高原建築相談所(勝手に決めています)・・・それぞれ人さまの喜ぶことですね。
来週はじめは、奥の都合により犬と二人旅です。ジーローガーデンの秋バラを拝見させていただきます。
通所リハビリも大変でしょうが、奥様も我が家で暮らせる幸せを感じているでしょう
バラも咲いていましたし、ジロー家には春が来ていますよ
(残念ながら今週伊豆に行けませんでした、行けなくなると続くもんなので無理やり浜松出張を金曜日に入れました)
この数週間はめまぐるしく通り過ぎました。家内の介護生活が本格的に始まりますので上野にある事務所を閉鎖しました。これで完全リタイアのつもりですが、未だいささかの仕事は残りそうです。来年からは年金暮らしになります。
仕事の切り上げに伴い、国民健康保険への切り替え、家内の介護保険申請(介護3をいただきました)、仕事がらみの挨拶回り、なんやらかんやらで今日まで来てしまいました。
先週から家内は毎週土曜日に一時帰宅するようになりました。その送り迎えも大変ですが、土曜日の夜は家が明るくなります。ジロー猫は家内の傍を離れません。
11月23日に退院が決まりました。歩行器を使えば50m程度は歩けるようになりました。でも、未だ右半身は不自由です。言葉も上手く出てきませんが、これ以上入院を続けることが家内のストレスになるようなので二か月の入院で切り上げます。自宅に戻ってからは週三回の通所リハビリを始めます。
介護3となりましたので、ヘルパーさんも週三回、一回に付き2時間ヘルプしていただけます。そうなれば、バラ栽培も再開できそうです。庭はほったらかしなので黒点病が蔓延しています。でもしっかりと秋バラは咲いています。バラって強いですよね。
住居の手すりも取り付け、介護ベッドもレンタルで注文完了。退院を待つばかりです。
もう少し元気になったらチーママさんのブログにもお邪魔しますね。
どんな時にもジローさんがそばにいるので、心強いとは思いますが、看病をしているジローさんの方も心配になります。ちゃんとお食事はなさっていますか?
朝晩冷えてきましたから、風邪を引かぬように、ご自愛くださいね。 ジロー猫さんと一緒に、お留守番を頑張ってくださいね。
ご子息が弁膜症だったのですか。それはご心配だったですね。その当時の母親としての必死な思いが伝わってきます。大和成和病院って時々TVに出てくる名医のいる病院ですよね。ご子息は今は元気でお仕事されているとか、本当の良かった!お母様は残念でしたね。もう少し医学の進歩が早かったらと悔やまれることはたくさんあります。
大ハードルをクリアしたんだから、今度のハードルだって…元気が湧いてきます。この元気が家内に伝わればいいのですが。これから病院です。
私の母は弁膜症で亡くなりましたが、当時は人工弁置換もなかった時代です。それがいまや形成が出来るのです。
医療技術は進化しています。順天堂は良い病院です。
それに大動脈解離という大ハードルをクリアしたのですから、きっと大丈夫ですよ!
お父上のその後は如何ですか?お元気でお過ごしのことと拝察いたします。
家内はあれから一年、一生懸命リハビリに励んできたのですが今回の入院となってしまいました。今のリハビリセンターで体力を回復したら、改めて順天堂心臓血管外科に行く事になります。今度は心臓弁膜がおかしいそうです。もしかすれば再手術。。。次から次へと、考えるだけでも気が滅入りますし、家内の体力が持つか否か、心配でたまりません。
大動脈乖離の手術はやはり相当なダメージを心臓や脳にあたえますから、余程注意して生活しないと何らかの問題がおきそうです。お父上をどうぞフォローしてあげてください。娘のフォローはそれはそれは嬉しいものです。拙宅でも次女のヘルプが大きな助けとなりました。
昨年大動脈解離で父が倒れたと書き込みをしたあやです。ご無沙汰しております。
久しぶりにブログを拝見したら、デザインが変わって写真が増えていてびっくりしました。
素敵なお花がいっぱいで心が和みます。
奥様、大変なことになっていてその事でもびっくりしました。
辛い気持ちを受け止めるって大変ですよね。
一時帰宅で気持ちが上向きになって、良くなるといいですね。
ジロー猫も待っている事ですし。
うちの父が退院に近づいたとき、愛猫ちぃに会いたいと何度も何度も言って頑張ってました。
一時帰宅からドンドン良くなりました。
やっぱりお家が一番ですよね。
乱文な上に長文でごめんなさい。
ジローさんも体に気をつけて頑張ってください。
埼玉の空の下から応援しております!!
飲み会で話題になってかめ姫さまではないか????
どうも違う人だったみたいですよ。その人は一体誰だったのでしょうか?
お互いに慈しみあって、とのコメント照れくさいです。周りからは何となくジローは愛妻家のように思われているようですが、50歳台半ばまではいわゆる午前様が続く企業戦士でした。老後を意識してから、長い黄昏を家内とずっと幸せに暮らすためにはどうしたら良いかという事を考えるようになり、夫婦中心の生活を考えるようになったのです。伊豆高原に別荘を求め、五年ほどの時間をかけて、ここなら終の棲家に相応しいと納得しての建替えと永住でした。それから一年後、思わぬ事態となり家内は順天堂で大手術となった訳ですが、その手術の夜、はじめて一人ぼっちになるのではないかとの孤独感と家内への思いが膨れ上がってきたのです。それからですね、どんな形になろうとも家内が居てくれるだけで有難いと思うようになったのは。
男って第一線に居るときは勇ましいものですが、多分、一人では生きられない動物ではなかろうかと思います。チーママさんが仰るとおり、日々の小さな幸せがとても貴重に思えます。今、ジローにとって最も幸せな時は家内の笑顔を見ること。もうずいぶんと見ていないような気がします。でも、昨晩の一時帰宅、久しぶりの我が家での夕餉に、少し家内の顔が明るくなったような気がして幸せでした。
かめ姫様 こんばんは ご心配をお掛けしています。かめ姫様のブログにもずっと失礼して申し訳ありません。でも時々拝見しています。いつも元気なかめ姫様の語り口、益々冴えてきましたね。
ところで、もしかして、先日のタケちゃんSさんご夫妻との飲み会の前日、たつ野でご夫婦でランチを召し上がりませんでしたか?たつ野の女将から聞いた話から察するに、そのご夫婦はかめ姫様ではなかったかと飲み会の話題になりました。
たけちゃん、通りがかりの折には声を掛けてね。とっておきのシングルモルト、ラガブーリンの年代物を確保してあります故。
一時帰宅は楽しい時間でしたが、あっという間に帰りの時間となりました。でも、来週末も一時帰宅が出来るかも知れないと家内も安心した様子。家内の帰宅にもっとも喜び、病院へ帰る時に最も悲しい声を出したのは愛猫ジロー猫でした。また一人の夜が始まるけど、一時帰宅で私も元気が出てきたようです。
気のせいでしょうか?
お庭を拝見したらとても明るい感じがしました
わが身を振り返れば…ないものねだりはやめましょう。
友人には「良くアナタ、それでやっていけるわね」と言われる立場ですが、もう何年も「幸せ探し」をしていて、それがもう自然に身についたからかもしれません。「足るを知る」「小さな幸せを喜べない者は、絶対に満足など出来ない」を信じて、日々のささやかな事に幸せを見つけるようにしているのです。
お天気が良くて幸せ。花が美しいと思えて幸せ。ごはんがいただける幸せ。人と笑い会える幸せ。
健康だから出来る事でしょうが…
それでも、ジローさんご夫婦のように、お互いを慈しみ会っているご様子を見ると、心底「一番大切なものをもっているなぁ」と思うのですよ。
奥様も早く、「今日は昨日より悪くなっていない」「昨日より、一歩長く歩けた」と、幸せ探しができるようになりますよう、心から祈っています。
botamotiさん、はじめまして。ブログをご覧なっていただき有難うございます。何か悪い事が起こっても「この程度で済んで良かった!」、逆に「こんな良い事だって有るし!」・・と言わば(良かった探し)をしながら頑張って行こう!・・仰るとおりだと思います。不幸中の幸い、家内が元気に生きていてくれさえいれば贅沢はいえません。
エスさん、いつも気に掛けていただき有難うございます。昨晩よりも今夜はずっと楽です。元気少し出てきました。
tsukaさん、有難う。叱咤激励してくれる友が居てどんなに救われる思いか、感謝あるのみです。
コーネリアさん、秋薔薇は如何ですか?ジローガーデンの秋薔薇は咲いては居ますが黒テンテンが蔓延してしまいました。いつもご心配をお掛けします。
ブログのお付き合いだというのに、本当にありがたい激励をいただき感謝するのみです。きっと家内もジローも元気を回復します事をお約束して皆様のお気持ちにお応えいたします。感謝
奥様の泣き顔をみるのは本当に辛いですよね。
でも、必ず良くなる事を信じて、頑張って下さいね。
弱いジローさんも、強いジローさんも、みんなジローさん。
思った時に、思ったことを書き込んでください。
大丈夫!時には弱気になっても、叱咤激励してくれる方々がいます。
確か『がばいばあちゃん』で言ってたと思いますが、
苦しいこと、辛いことは夜考えないようね、朝、昼に
考えれば又違う????? 確かこんな事が書いてあった気がします。 間違ってたら御免なさい!!
元気出しましょう!!
本当の痛みや辛さは本人しかわかりません
リハビリの端緒についたばかりではありませんか?
心挫けてはいけません
奥様とのたくさんの思い出に浸ってくだされ
やがて「希望」は見えてきますよ
弱気にならず、リハビリの効果は徐々に上がってきます、頑張れジロー!