半導体メモリーの代表品種でパソコンに使うDRAMの主力品の取引価格が、1年半ぶりに1個1ドルの大台を割り込んだ。2010年5月につけた直近の高値に比べ、6割強安い。
DRAM各社の供給能力が急拡大する一方、スマートフォンなどの人気化で、DRAM需要の7~8割を占めるパソコン販売が業界の予想ほど伸びていないため。
情報端末需要の構造変化が値下がりの背景にあるもよう。
●価格回復当 . . . 本文を読む
DRAM価格の下落は、メーカーの業績を直撃している。
DRAM世界シェア3位のエルピーダメモリは2010年10-12月期、6四半期ぶりの連結営業赤字になったもよう。営業赤字額は200億円を上回った(前年同期は305億円の黒字)公算が大きい。
●1-3月期に歯止め
平均の販売単価が7-9月期に比べ約3割下落したとみられる上、記憶容量ベースの出荷伸び率も想定(約10%)を下回る8% . . . 本文を読む