ミレニアム目標というものがある。これは世界的な課題を開発目標として
解決していこうとして2000年に採択されたものだ。
そして14年過ぎて進捗はどうかというと、50%程度である。
開発目標は2015年であり、タイムリミットは1年ない。実際問題、半分しか
達成できない、ということになろう。
このミレニアム目標は8つある。
極度の貧困と飢餓の撲滅、初等教育の完全普及の達成、
ジェンダー平等推進と女性の地位向上、乳幼児死亡率の削減、妊産婦の健康の改善、
エイズマラリアその他の疾病の蔓延の防止、環境の持続可能性の確保、そして最後は
開発のためのグローバルなパートナシップの推進である。
主に貧困国における対策ということになるのであるが、日本で生活していると
これ全くそんなことを感じることはできないが、
世界的な課題となっている。
こういった課題を解決するにはお金をつまり予算をしっかり組めばいいという
ことにはならない。勿論お金は必要であるが、そのお金を活用して
施策を定着させていくことがとても重要である。
お金についても戦略的に確保されているという状況とはいいにくい。
こういった世界的な課題に対して、世界規模で解決を図るにはどうするのか。
ミレニアム目標だけではなく、環境の目標も世界規模な課題だ。
今は各国の主体性を重んじられている側面が強いが、この際各国から
強制的に税金という形でも寄付金という形でもなんでもいいから
徴収していくということを行ってもいいのではないか。
GDP比率によって負担の割合を変えてもよし、貿易量を比率化してもよい。
毎年しっかりとした十分な予算が組まれることが前提になると
国連なりの第三者機関は活動しやすくなるだろう。
こういった安心は施策の定着に一役買うのではないだろうか。
先進国は課題だらけでそんな余裕はないというかもしれないが、
環境対策一つとってみても、今対策をせず将来につけをまわすと
よりコストがかかってしまうという試算だ。
後進国の課題についてもそれは同じであると個人的には思う。
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