現実と夢!!

今日は曇り

次世代の子供たちへのデジタル

2011-11-12 14:30:02 | Weblog
アメリカのcommon sense mediaという団体が8歳までの子供たちへの
インターネットの利用時間という調査報告を発表した。

結論としては、日本の子供たちのデジタルの利用時間が
他の先進国に比べて最下位であるということだ。

日本の特徴としては、
突然高校生あたりからネットの利用時間が増えだしているのだが、
他国は、小さい時から徐々にネットにふれており、
ネットの特性をある意味教育として学んでいるということだ。


日本では12年間英語を教育しても、
まったく英文を読めず話せない人が続出というこの悲しい現状の中
これからインフラとさえなるネットにつながるという教育もまた
他の先進国に比べて遅れてしまうのかもしれないと
危惧せざるをえない状況になっている。


これは親に問題がある。親が小さい時からデジタルを積極的に
利用させるということの重要性を理解していないためだろう。


小さい時に携帯を持たすと、変なことにまきこまれるとか
勉強をしないとか、どういう問題があるのかという議論ばかりになって
問題があるなら、やめておこうという、官僚の発想に落ち着き
可能性を著しく排除している。
運動会で順位をつけないとか、自然で遊ばすと怪我をするから
やめさせようと、というものと、基本的に発想は同じである。


日本は社会主義の国に、いつ誰が生まれ変わる、と宣言したのだろうか。


子供たちが大人になるときには、今とは日本の置かれる状況や
どういったスキルが必要なのかは、今の親が体験しているものとは
異なるはずであるから、心配がつきない。


日本は今後も貿易立国だという、ことをいう人も多いだろうが
それはそれでやればいいが、やはり発想やソフトの力が益々重要になってくるはずだ。

そのためには様々な経験が必要で、自分ならどうするかということを
しつこいくらい考えることが重要で、それにはデジタルというツールは
あってしかるべきものだ。



ネットへのアクセスを許していない親は、
だれかが言っているではなく、心配している問題は具体的にどういったもので
それはどれだけの大きさなのか、解決することは可能かをしっかり考えるべきだ。

またアクセスしたときには、どういった利点があるのか、それは積極的に行うべきか、
問題点と比べて、実施すべきかなど
20年後の子供たちのことを考えて、しっかり判断してほしい。


他の家と一緒、学校がいっているから、
という画一的な人間を作ろうとしている教育は、
これからの子供たちにとっては害でしかないのだ。


私の場合、偏差値教育を勝ち上がった結果、
人以上に暗記をしているという有意性がこれからの世界で
本当に必要なスキルではないということに気付いたのは、27歳のころだ。
これはあまりにも遅い。


これからの子供たちがこういった不幸に合わないことを祈るばかりである、