教えることに関して書いています。その1、その2、その3、その4、その5
TEACCHトライアングルエフェクトの視点から教える内容に関して書きました。
今回はTEACCHトライアングルエフェクトのもう1つの視点について書きます。
「まず、どこで教えて、どのように教えたことを般化するのか」という視点です。
自閉症の人は、1つの学んだことを他の場面で般化することが得意ではありません。また複雑な環境の中で学ぶことが難しいという特性をもちます。
そこで、
まず幼児期は1つの場面で良いので自立することが重要になります。いきなり般化や様々な環境で自立をめざのではなく、まず1つのシンプルな環境での自立からスタートします。
そして少しずつ自立したこと(教えたこと)を色々な場面で般化することを課題にしていきます。
自立エリア→教室の様々な場面→学校・家庭の様々な場面→地域の様々な場面というように、様々な場面、様々な環境での自立を目指します。
team BOUZANでは個別支援計画・移行支援計画に関するワークショップを各地で実施しています。
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● 関連内容:TTAPに関して
TTAPというTEACCHで開発された成人期への移行のための検査がありますが、この検査の中では直接的な検査具を使ったアセスメントだけではなく、家庭や学校・事業所でのアセスメントがあります。持っているスキルをどのくらい般化しているかをアセスメントできます。また検査具を使ったフォーマルアセスメントのあと、様々な現場(実習等)でのインフォーマルアセスメントの累計記録というものが含まれています。般化を意識したアセスメントになっているんです。
TTAPに関してはNPO法人それいゆさんで、セミナーが企画されています。TTAPを実践したい方だけではなく、移行支援、成人支援に関わる方には必見です。私も参加します(詳しくはこちら:それいゆHP)
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