ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
クリエーター情報なし
エンパワメント研究所

 
  【2013年度 自閉症教育・支援フレームワークセミナー予定(随時更新予定)】
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  ※ このBLOG『ぼ〜ざん工房』はリンク・フリーです。
    ご紹介いただき、たくさんの方に読んでいただいたら幸いです。  



先日の佐賀『ぷれしゃす』の児童デイ クレア コンサルテーション報告!が更新されています。http://www.pureshasu.com/archives/1132

コンサルテーションは事業所が変わるスタートにすぎません。



http://www.pureshasu.com/archives/1132


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私の自閉症支援のスタイルは、若いスタッフ(例えばteam BOUZAN)を育て機会をつくり、時には若いスタッフの気づきに向かいあって自らも学ぶ。

あくまでも専門家としてはお互いを尊重しあう。

この私の自閉症支援のスタイルのお手本としているのが佐賀の言語聴覚士の山本先生。

私にとっては障害者支援の父であり先輩であり仲間でもある。


昨日、山本先生の退職の祝いがありました。

山本先生のすごいところは、

若者を上から見下ろして指導するのではなく、

時には若者の中に入り、時には若者に寄り添って、

時には若者と対等に語あい、

時は若者に遠慮しないで食いついて、ときには若者から学ぶ。

それが出会って二十数年間一貫しています。


私は先生と何回、喧嘩したかわかりません。それでも逃げず、付き合ってくれました。

これからも山本先生から学んだスタイルは変えないでいこうと思います。


山本先生

第2ステージおめでとうございます。

そして、ありがとうございます

先生のスタイルは佐賀や様々な地域で生きています

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昨日は佐賀にある「ぷれしゃす」自閉症支援コンサルテーションでした。

今回は事前に「ぷれしゃす」より以下の要望があり、それを中心としたコンサルテーションでした。

・利用者の動き、職員の動きが計画通りにはいかない、調整が難しいことに対するアドバイス

・個別支援計画がなかなか運用されていないことに対するアドバイス

私のコンサルタントの仕事の流れに沿って解説します。


●まずは実態を把握する

上記2つの視点に対して即答することは危険です。その2つの要望の背景になっていることを1日かけて探っていきます。

多くのコンサルティ(今回ではぷれしゃす)は課題に関して注目していますが、その背景になる部分に注目がいかない場合があります。

私は、以下の内容をホワイトボードをつかって整理していきます。


Q 課題を解決する意味、つまり目的はどこにあるのか?

A 今回はこの2つのことを整理することで「利用者の自立やそのための療育を適切な形で設定したい」ということ


Q 課題の要因になっていることは何か?

A ・スタッフが、生活シナリオ、1対1エリア、自立エリア、遊びエリアについての理解、とくに目的やプロセスを理解していない

  ・スタッフへの指示やフィードバックの徹底がうなくいっていなかった




写真は課題をホワイトボードをつかってまとめた場面。

「フレームワークを活用した自閉症支援」の27頁にある3つの支援計画にそって板書構成しました。


●久しぶりのコンサルティ面談

コンサルタントとして、スタッフの個別面談をすることは控えます。しかし、今回は課題
が複雑で、代表と話し合って、個別の面談を関係スタッフとおこないました。

そのことで、それぞれのスタッフの優しさが、気張りすぎていることになり、スタッフ間の指示の徹底につながっていないことを整理し、役割の再確認を全体にスーパーバイズしました。


●学齢期支援の観察

実際の支援の現場を確認し、上記の課題とあわせて、基本のトレーニングの必要性と、分業しすぎることが全体の意識づくりの弊害になっていることを確認し、代表に、次回までに整理していただく目標設定を伝えいました。

・スタッフの動きに関する指示系統の再確認

・それぞれの役割を意識できるスタッフの役割・配置のシステムの再構築

・エリアの意味やプロセスの意味の再認識と付随するスタッフのスキルアップ


4月からスタートしたばかりですが、基本の構造化の実践を実施されています。

●スタッフ研修

最後のスタッフ研修では、あえて上記課題を避け(代表にゆだね)、自閉症の指導・支援に関する再確認をしました。

・指示の無いプロンプトだけの形は、本人の気づきや理解につながらない

・支援に一貫性を保てないと児童は混乱する

・本人の理解に合わせた支援と課題設定が必要である


ぷれしゃすについて

ぷれしゃすは今年4月から事業を開始したまだ若い事業所です。たくさんの課題も持っていますが、たくさんの可能性ももっています。

私が楽しみなのは、佐賀という地で、素朴なおねえさんたちが、どんな地域でもはじめられるモデルを見せてくれることです。

そのためには、本人たちも越えなくてはいけないハードルがたくさんあります。

佐賀の人たちが、彼らを優しく応援し見守って、そして勇気をもって彼らに機会を与えていただければと心から願っています。


【スタッフ研修の様子】



著書「フレームワークを活用した自閉症支援」では、上記の課題の参考になる生活シナリオに関してもイメージできる表や解説を載せています。(62~63頁)

「 フレームワークを活用した自閉症支援 」についてはこちら



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これは自閉症支援の視点です。(まぁ~つぶやきです)


ここにたくさんの道が分かれている。

その中には本当に進むべき道が1つあります。

支援者は、この1つの道に進むべきことを期待します。


しかし、どこかに気持ちの葛藤が生まれます。

「1つの道だけを教えてもいいのか?」という。

「きっと自然に気づいてくれるはず」という。

そして1つの道を提示することを避けます。

これが自閉症支援の曖昧な指示の実態です。


私はためらわず勇気をもって1つの進むべき道を照らします。

曖昧な指示ではなく、具体的で本人にとって意味のある道を照らします。


そして私は、曖昧な指示で混乱した人を無理なプロンプトで引っ張ったりはしない。

そうです。勇気をもって照らすんです。


もしも意味のある道がいくつかあったら。。。

そうならば。私は、いくつかの道を照らします。


そして時には。どの道を選ぶかを、本人にとって意味ある形で、じっくりと優先順位を立て照らします。


私は勇気をもって照らし続けます。


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今日もスタッフによく伝えている内容の話です。

自閉症支援において、利用者の状態でうまくいかない部分が出てきたときに、

どうしても支援者は、そこからどうになしようと考えます。

でも、もう1度基本に帰って、

そして時には、ステップを戻すことが良いことがあります。

しかし、支援者にとっては、それは勇気がいることです。

これまで積み上げたものを戻すわけですから。

でもそれは、マイナスではなくプラスのプロセスの1つなのです。

時には勇気をもって戻ることが必要です。

そして、戻るための基本は本人の特性の理解からです。



BOUZAN著書「 フレームワークを活用した自閉症支援 」について



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昨日から新しい利用者のスタートセッションでした。

昨日は1日目アセスメントのステップです。

担当のスタッフに伝えた要素を書いておきます。


自立を教える時からはじめて遅いということです。

自立はアセスメントから意識する必要があります。


アセスメント時に自立に必要な情報の収集を行う

アセスメント時に過剰なプロンプトにより自立にマイナスの影響も与える可能性がある

アセスメント時に間違った経験をしたことが自立に大きなマイナスの影響を与える可能性がある



ということです。

ちなみに

スタートセッション1日目の私の役割は、特性シートを中心とする観察をフレームワークシートを使ってアセスメントします。また、それによる保護者との共通認識を広げます。


スタートセッション、スタートセッションで使うシートに関してはいずれご報告します。

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ある日の私の仕事っぷりです。

朝、バックとデジカメ、筆記用具と『フレームワークを活用した自閉症支援』のを詰めた。

車には、前の日に5000円程度100円ショップで購入した分類、組立、プットイン、微細運動のアセスメントに必要な材料をすでにつんでいる。

いざ。S町へ。(自治体レベルのコンサルテーション・コーディネートをしている)

町の中心部から少し山に入った地区の児童デイに到着。

サビ管の先生が対応。

今日はまず午前中は一人の新しい利用者のスタートセッションで、スタートセッションに関する進め方の再確認のために私がセッションをすることになった。

さっそくアセスメントの材料を空き箱、容器などに入れる。



「ページの自立課題アセスメントシートを4枚、ページの特性シートを2枚、ページの個人情報シートを2枚コピーしてください」と指示。

用紙の半分はサビ管の先生に半分は私の記録用。

園児が来る前に材料をみながらアセスメントする内容を自立課題アセスメントシートの項目に書いておく。

さぁ~準備OK。


【スタートセッションの設定】

園児がくるとアセスメントしながら自立課題アセスメントシートなどに観察ポイントを書き留める。


遊びの時に保護者と今日の様子と家や保育所とのギャップを確認する。時にはシートをみせながらたくさんの強みと可能性の情報を共有する。

午後からはこの児童デイの保護者会に参加、話題がご褒美についての話になり、トークンやご褒美のシステムについて話す。その時も『フレームワークを活用した自閉症支援』の写真をみせながら説明する。

本当に一人ひとり様々なニーズを話していただき、勉強になる。

私がアドバイスしたのは、「様々な課題を今一瞬に解決することは難しい。お母さん方は2つの大事な決断をしなくてはいけません。それは本人が理解できるものとして課題にするか。それは今は課題にするのは難しいから支援をするか。です」

お子さんがこの児童デイでどんな支援や療育をうけたのかしりたいと『フレームワークを活用した自閉症支援』の本をたくさんのお母さん方に買っていただいている。

さてまだまだお母さん方の話を聞きたいが、時間になり終了。

解説するときにも『フレームワークを活用した自閉症支援』は役にたつと感動。

園児が帰った後。児童デイのスタッフ、所長さんも含めて自立課題の研修。

今日のアセスメントの様子をみながら。私が自立課題アセスメントシートに記入したものを解説。また本人の注目の問題も解説。

自立課題アセスメントシートの中で課題になっているビーズ通しを選んで自立課題シートで支援計画を立ててもらう。



ここの先生方は、かなり引っ張って経験してもらう。?マークが空中を飛び交うが、何回もやるなで理解してもらえるはず(少しプレッシャーを与える)。

実際。ここの先生方は氷山モデルシートをそのようにして事業所ないで活用されている。

「ではこの計画で課題を作成して実施してください。同じ要領で、こことここの課題を計画を立てて実施してください。自立した課題はタスク計画シートに書いて。。」

「次回きたときシート見ますから頑張ってください。さようなら」


と1日が終わる。


さて、『フレームワークを活用した自閉症支援』が私の仕事、コンサルティの理解をサポートするのを感じた1日でした。
1日ですべてが解決できたわけではありません。

しかしプロセスのスタートには間違いなくなり、それを『フレームワークを活用した自閉症支援』がサポートします。

本ができる前は、帰るときに後ろ髪ひかれながら帰りましたが。

今は。分身?相棒?の『フレームワークを活用した自閉症支援』が事業所にありますので。任せたよ!という感じで。先生方をジロッと観て「書いてください。やるんですよ」と笑顔で言って帰れます。

あ~。支援者のためにと作りましたが、たぶん一番活用してるのは私自身です。

では。

「 フレームワークを活用した自閉症支援 」についてはこちら



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仙台の主催でありました認定特定非営利活動法人 みやぎ発達障害サポートネットのブログでセミナーの様子が紹介されています。

1日目の様子「学びの視点」はこちら

2日目の様子の様子「地域を変える」はこちら

ちなみに次の機会としてトレセミをすることが決まりました。(こちらに内容があります)



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2日間の仙台でのワークショップが終わりました。

『生活デザイン思考支援計画』『自閉支援フレームワーク』のワークショップです。

受講生の皆さんが熱心でこっちらも気合全開でした!

今回は宮城の方だけではなく、福島、山形の方も来られてうれしかったです。

受講生の皆さんの感想おまちしています。

1日目は一人の自閉症の方の様子を見ながら特性などを整理し、将来にむけての現在のデザインを考え、ディスカッションしました。

2日目は1日目の自閉症の方を想定して、皆さんに自立課題のアセスメントを実施しました。

様々な気づきがあったと思います。いくつかあげます。

・アセスメントからはじめる

・フレームワークを活用することがインフォーマルなアセスメントを充実させる

・本人の自閉症の特性に注目して課題をつくる

・整理統合や指示がない課題は、自閉症の方の自立を阻害する(空気を読め支援)




今回も「フレームワークを活用した自閉症支援」にも掲載しているフレームワークシートや、掲載していないフレームワークシートを活用して演習をしました。





team BOUZANのワークショップの恒例。トレーナーや講師のメモをホワイトボードに書いて、イメージを共有します。支援会議のヒントにもなります。





アセスメント→グループで考察→構造化した課題を作成→実施→再構造化を経験していただきます。


今回の流れで、違ったタイプのトレーニングセミナーを2回、準備のための基礎セミナーを1回実施する可能性がでてきました。(詳しくは決まり次第)

また仙台で学びを共有できるのを楽しみにしています。

「 フレームワークを活用した自閉症支援 」についてはこちら



【Amazonにも掲載されています。現在は注文できないみたいです】

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