ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
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うちのスタッフと、ちょっと楽しい意味深いディスカッションをしました。

夕方、スタッフの一人が不安そうな顔でスタッフルームへ。

「ああ~初日、難しかった」と思いました。

今日は新しい園児のクラスルームでの活動初日です。


ところがスタッフから出た言葉は。。。

スタッフ「すごく順調にうまくいったんです」

ワシ「なぁに~???」


うまくいって、これで良いのかと思ったようです。

笑いが止まらなかった。


そのあとのディスカッションしました、大きく2つの視点です。


●うまくいった時の視点

スタートでうまくいった時にいくつかの視点をもつことが必要です。

・なぜうまくいったのか?

・支援があっているのではないか?

・気づいていない幅があるのではないか?

・周囲の園児をモデルしてるのではないか?

などなど

うまくいったらいったで、様々な視点で次に伝えることが大切です。

ゴールではない、スタートなんです。そしてその観察は継続的につづきます。


●うまくいかない理由

わが通園施設は利用が決まると、個別のセッションルームで3回のスタート・セッションを実施します。そこで保護者と支援の療育の方向性を確認します。


【通園施設ぐるんぱでのスタートセッションの設定(構造化が少ない1回目)】

何の情報無しで、スタートからクラスルームを利用はしません。3回のスタートセッション後、その時点で必要な支援を設定した形でクラスルームを活用します。

だから、園児にとってはスタートからわかりやすい設定でクラスルームを活用します。

しかし、今回のようにスタートからスムーズな場合もあれば、そうではない場合もあります。

うまくいかない理由もいくつかあります。

・支援が本人にあっていなかった

・刺激が複雑だった

・ルーティンが構築されていない

・ステップの途中である

・支援者が発見できていない要因がある

です。


●うまくいっても、うまくいかなくてもスタートは笑顔で!

うまくいく理由、うまくいかない理由、それぞれが大事なプロセスです。

私たちスタッフにとっても、親御さんにとっても、重要なプロセスであり、気づきです。

だから、うまくいっても、うまくいかなくても、親さんの前では笑顔でスタートの1日をポジティブに、そしてオープンに伝たい!


てな感じのディスカッションでした。

「フレームワークを活用した自閉症支援」では、スタートセッションでのアセスメントや般化のプロセスの事例等も掲載しています。

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