ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


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自閉症教育・支援コンサルタントの水野です。過去の記事活動の意味を修正し更新しています。


活動には様々な意味を含みます。

自閉症の人に、その活動を明確にするためにも今回紹介した6つの意味を具体的に伝えることが重要な支援になります。

【い つ】 

【どこで】 

【何をするのか】 

【どのようなやり方か】

【どうなったら終わりか】

【終わったら何があるのか】


この6つの情報を視覚的に伝えるのがTEACCHの5つの構造化のアイデアです。

今回のシリーズでお伝えしたかったことは。

*6つの情報が1つでも書けると活動が曖昧になります。

5つの構造化は、どれか1つではなく、全部が関係しあっています。



※ある青年のスケジュールからワークシステムを確認するまでの流れです。それを支えるのがルーティンです。

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自閉症教育・支援コンサルタントの水野です。過去の記事活動の意味を修正し更新しています。


『終わったら何があるのか』

活動には終わりがあり、その終わりの次の活動があります。

自閉症の人は様々な状況を判断して見通しをもって行動することが得意ではありません。

また自閉症の人の中には切り替えに課題を持つ人がいます。

見通しをもって切り替えるためには、「どうなったら終わりか」だけではなく終わったら何があるかの情報が必要になります。

【まずは○○、それが終わったら○○】が明確になることは、切り替えの支援、見通しの支援の基本です。

【ワークシステム】の重要な要素の1つは「終わったら次は何か」です。

日本では、いつのまにか「終わったらトランジッション(スケジュール)」が拡大していますが(それも1つの方法であります)。本来は、「終わったら何があるか」の提示が基本にあります。

応用的には【手順書(視覚的指示)】の最後にも、次の活動を明確にすることがあります。


*いくつかのアトラクションにのったらご次の活動

また人によっては、終わったら次の活動が本人にとって好子になるものを提示することです。

【関連記事】「終わり」の話

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自閉症教育・支援コンサルタントの水野です。過去の記事活動の意味を修正し更新しています。

1つの活動にはどうなったら終わりかという意味が重要になります。

自閉症の人は、周囲の状況などから終わりをイメージして見通しを持つことが苦手です。

終わりが具体的に提示されてないと、不安になったり、混乱したりします。

TEACCH構造化のアイデアでは「終わり」を具体的に提示します。

ワークシステムでは、1つの場所(場面)でのいくつかの活動を提示します。(ちなみに、それが「どうなかったら終わりか」も伝えます。



様々な活動1つ1つも視覚的指示で終わりが指示されたり(なくなったら終わり、完成見本のようになったら終わり)、タイマー時計などを活用して終わりを提示したりします。

「終わり」の提示で私が大事にしていることは、

・まず活動を開始して活動の量を知る

・活動しながら終わりに近づいていることを知る

・終わりの状態に気づける


の3つの本人の気づきです。



*ボーリングは2回投げて休憩(終わり)を10セットで終わり


行事の見通し終わり


【関連記事】「終わり」の話


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1つの活動には『どのようなやり方か』という活動の意味があります。

1日の中の1つ1つの活動(スケジュールの1つの活動)、1つの場所での1つ1つの活動(ワークシステムの1つの活動)を、どのように進めるのかの意味が必要になります。

1つの1つの活動を『どのようなやり方でするのか』の情報がないと、自閉症の方は混乱したり、見通しがもてなかったり、もしくは何も取りかかれなかったりします。


『どのようなやり方でするのか』では、

目的は何か・・・何を目指した活動か?(例えば完成の見本を提示する)

どのような手順か・・・活動の流れを提示する(例えば手順書や左から右の流れ)

などを明確にします。


●視覚的構造化の視点

そこで重要になるのがTEACCHアプローチの構造化のアイデアでは視覚的構造化です。

視覚的指示:指示を明確にする



※院生がつくったタスク:入力の指示


視覚的明瞭化:指示や材料・道具を注目しやすくし工夫する


※院生がつくったタスク:黒い容器で用紙が明瞭に

視覚的整理統合:活動に必要な材料や道具を安定的に整理して使えるようにする


この3つが視覚的構造化です。


●ルーティンの活用

すべての活動を視覚的構造化だけで伝えるわけではなく、様々な流れ、ルーティンを活用します。自然な流れや指導者が教えて行きます。(詳しくはルーティンの解説)

ルーティンの関連記事
習慣化の有効性!
●まずできている部分でルーティンをつくる
●ルーティンよりもルーティン+視覚支援
●ルーティンの活用(いつも同じは得意を活用)


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自閉症教育・支援コンサルタントの水野です。過去の記事を修正し更新しています。

1つの活動には『何をするのか』という活動の意味があります。

1日の中には様々な活動がありますし1つの場所でいくつかの活動がある場合もあります。

その時間、何をやるか明確でない、何をしていいのかわからない状況は、自閉症の方にとって曖昧であり、不安な時間になってしまいます。

『何をするのか』を示す構造化を考えてみます。

スケジュール
スケジュールは、その時間に『何をするのか』を提示するものです。スケジュールは、その場所までの移動を指示、その場所での明確な活動を示します。



ワークシステム
1つの場所でいくつかの活動をする場合にワークシステムを活用します。ワークシステムでは、順序立てて「何をするのか」を提示します。



物理的構造化
1つのエリアに1つの意味を持たせることで(場所を多目的に使わずに1つの場所を1つの活動を設定することで)、その場所での何をするのかが明確になります。

また関係の無い情報(刺激)を統制することで、より活動に注目できるように設定します。


これらいくつかの構造化によって『何をするのか』を明確に理解します。


【構造化の関係】※詳しくは→

【い つ】 【どこで】 【何をするのか】 【どのようなやり方か】 【どうなったら終わりか】 【終わったら何があるのか】





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まずはこちらから【活動の意味(1)『いつ』】

活動には『どこで(するのか)』という場所の意味があります。

自閉症の人の中には、

状況を判断して自分の位置、活動の場所を自然な形で理解するのが困難な人がいます。

1つの場所を多目的に活用すると、その活動の意味、場所の意味をつかむのが困難な人もいます。

物理的な空間を整理したり調整したりするのが困難な人もいます。

つまり空間の整理統合の困難さです。

「どこで」の情報を明確に提示するための関連の構造化のアイデアとしては物理的構造化スケジュールが中心になります。どちらか片方でだめで、両方あって「どこで」の意味は明確を明確にします。



さらに解説しますと。

物理的構造化では。。。
エリアの設定をします(例:この場所は「休憩」する場所)。スケジュールでチェックしてどこに行くのが明確になります。)

尚、その場所が、よりシンプルで活動に注目しやすい工夫として物理的構造化の刺激の統制(環境設定)があります。(例:今は勉強に注目する)


スケジュールでは。。。
物理的構造化で明確になった場所への移動、そこでの活動を指示します。(例:「プレイ」の場所に移動する。)

【スケジュールに関してはこちらをご覧ください】

【物理的構造化に関してはこちらをご覧ください】

活動の意味の記事は以下です。
【い つ】 【どこで】 【何をするのか】 【どのようなやり方か】




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コンサルテーションや講演等でで活動に意味を持たせるという表現をよく使います。

活動には様々な要素・支援があります。



1つの活動、ある時間帯を指すという要素があります。

つまり『いつ』という活動の意味です。

自閉症の方は、様々なことを整理し、優先順位を立てて計画をたてたり、調整したりするのが得意ではありません。(時間の整理統合

これをサポートする方法として構造化のアイデアのスケジュールというものがあります。

もちろんスケジュールだけではなく、付随する終わりの提示やスケジュールを確認するタイミングを示す支援(タイマー、時計の利用、先生からトランジッションカードの視点も必要になります。

【スケジュールに関してはこちらをご覧ください】

活動の意味シリーズの記事です。
【い つ】 【どこで】 【何をするのか】 【どのようなやり方か】 【どうなったら終わりか】 【終わったら何があるのか】




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本日の記事の前にこちらの関連記事をご覧ください
『フレームワークを活用した自閉症支援』自閉症教育・支援コンサルタントの水野です。

自閉症をもつ「全体よりも細部を強く注目する特性」は、様々な特性や自閉症の人の行動に影響を与え、特性・行動が関連づいています。



「社会性の質的な特性」「コミュニケーションの質的な特性」「イメージの特性」の自閉症の3つの柱の特性も、「全体よりも細部を強く注目する特性」と関連付けて意識することが重要です。

自閉症の人の様々な特性・行動と「全体よりも細部を強く注目する特性」を関連付けると支援計画が変わってきます。

例えば、社会性の特性と「全体よりも細部を強く注目する特性」を考えると、社会的な部分に気づいてなかったり、社会的な部分に気づきすぎている部分と考えると、社会的な機会の設定の仕方が変わります。

例えば、転導的な行動を「全体よりも細部を強く注目する特性」と結びつけると、刺激・情報に狭い注目が強く影響していることから、それを無視する方法を支援し、注目すべき部分を明確に指示することが重要になります。


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『フレームワークを活用した自閉症支援』、自閉症教育・支援コンサルタントの水野です。


この3年間、療育の現場で集団の参加のプロセスを整理してきました。

よく療育機関、学校、保育所等において「集団に慣れる」という言葉を聞きます。

私は、特に自閉症支援に置いて「集団に慣れる」という文言をあまり使いません。

「人に気づく」とか「集団に気づく」という方が近い感じがするからです。


「慣れる」という文言は、「集団に入れれば解決する」という雰囲気を感じさせます。

しかし、実際は集団の中で社会的な段階や、社会的な規模が本人にあっていないと、混乱したり、逆に適応が難しい場合も生じます。



それよりも本人にあわせた社会的な機会を設定する中でスモールステップで、

周囲の人に気づいたり、許容できたり、

近くで同じ活動をしている人に気づいたり、許容できたり、

同じ物を共有で使っていることに気づいて、許容できたり、

協力する相手に気づいて合わせたり、

順番に気づいて従ったり、

様々な気づきを広げ、その範囲、規模を広げていけるのではと感じます。

慣れる発想は、集団参加がうまくいかなかった時に、問題が「本人が慣れなかった」と本人に問題を転嫁します。

気づきからはじめると、うまくいかなかった時に、気づきのステップ、社会的な機会の設定が早かったんだと判断できます。



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『フレームワークを活用した自閉症支援』、自閉症教育・支援コンサルタントの水野です。

 自閉症の人への自立支援、行動支援では、アセスメントをもとにできるだけ様々なことを想定内にして、想定外のことがおこることを少なくすることが重要です。
(関連特性:変化の苦手さ、状況把握の困難さ、長期記憶の特性)

 アセスメントによる本人の特性にあわせた支援を実施しない『でたとこ勝負の支援』では、想定外のことが多く起こり支援者による支援の調整を超える形で現れ、高いリスクを生じます。

 アセスメントにもとづく『想定内支援』を実施することが大切です。



●『でたとこ勝負支援モデル』とは

 『でたとこ勝負支援モデル』とは問題が起こってから対応する支援モデルです。

 例えば、引越しや進級、就職、等の時に事前に想定して様々な予告や移行への準備をしないで、とりあえず移行して様子を見て対応するのが『でたとこ勝負支援モデル』です。

 『でたとこ勝負支援モデル』は、本人には大きな変化になれます。耐えられず大きな問題へ発展したり、修正しようとしても調整不可能だったりします。

 『でたとこ勝負支援モデル』の問題点をリストにあげます。

・フラッシュバックなどの自閉症の方の長期記憶の特性に考慮していない。(自閉症の方は一度経験したことを忘れることが困難)

・本人にとっての負担が大きい。

・修正、調整が困難で、場所、人、の苦手さになることもある。


●『想定内の支援モデル』とは。

 事前のアセスメントをもとにした、想定内の支援計画を立てることが重要です。

 もちろん、想定内の計画を立てたとしても想定外のことがおこります。しかし、その部分については、再アセスメント、再構造化で修正、調整できる幅になります。

『想定内の支援モデル』のメリットとしては

・ 自閉症の方の記憶の特性を考慮した対応ができる。
・ 成功体験につながる可能性が高い。
・ 想定外のことが最小限に対応できる。
・ 想定外のことに対しても余裕をもって対応できる。
・ 想定外のことが起こった後の再アセスメント、再構造化のプロセスにもつながる。

この『想定内の支援モデル』の視点は、アセスメントから入るという基本姿勢と自閉症の長期記憶(学びのプロセス)に対応することができます。



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『フレームワークを活用した自閉症支援』(自閉症教育・支援フレームワーク)の水野です。

自立課題設定(何を課題にし教えるのか?)の視点で、

TEACCHプログラムにおいて、、

合格ではないけど合格の方向に向かっている「芽ばえ反応」の視点と、

「できる部分」を活用し、般化していく視点は重要です。

書籍『フレームワークを活用した自閉症支援』でも、その部分を強調しています。

さらに自立課題の設定では、各年代ごとによって目的に付随する内容を変えていく必要があります。

小さい時にボトムアップの視点であったところから、成人にむけてトップダウンの視点での課題設定になっていきます。しかも、それは一挙に変わるわけではなく、年齢とともに少しずつ幅が変わってきます。


内容も>『基本的な内容』から、『機能的な(実用的な)内容』にスライドしてきます。

さらに深めて考えてみると、

小さい時(ボトムアップ中心)は、基本的な内容を幅広い領域で『芽ばえ反応』を確認し、それを自立することを目指しますが、

成人期に近付いていくと、『できている部分』を活用し、様々な場面・状況で般化することが大切になってきます。



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『フレームワークを活用した自閉症支援』の水野です。

さて、私が勤務している事業所では新人の研修が続いています。

その中で、個別支援計画に関するスキルが重要な課題となります。

私がセミナー等で伝えている支援計画は、中核的・軸となる支援計画と、生活基盤の支援計画具体的な1つ1つの課題に対する支援計画の3つにわけています。

3つの計画関連記事

・研修と3つの支援計画
・移行支援でまず大事なのは軸の計画@自閉症・発達障害教育・支援


1つ1つの支援計画の意味あいと、3つの一貫性、関係性を念頭において支援計画を立てることを重視しています。



新人の研修でも、まず中核から順番に講義、ロールプレイ、実際の現場という形で、半年、1年かけてトレーニングしていきます。

ちなみに『フレームワークを活用した自閉症支援』のシートと関連付けると、以下の内容になります。是非、『フレームワークを活用した自閉症支援』を職場での支援計画スキルアップ研修にご活用ください。


・軸になる自閉症特性に合わせた支援計画:自閉症・発達障害特性シート

・構造化の計画(セットアップ計画):構造化・支援シート、構造化チェックシート

・生活場面ごとの支援計画:生活支援シート

・生活シナリオ※:生活支援シート

・教え方の計画:個人情報シート

・自立支援の計画:自立課題シート、自立課題アセスメントシート

・行動支援の計画:氷山モデルシート

・地域活動の計画:行動支援計画シート、自立課題シート、自立課題アセスメントシート

・余暇支援の計画:自立課題シート、自立課題アセスメントシート

・社会的機会の設定::自立課題シート、自立課題アセスメントシート


などなど


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 自閉症教育・支援は本当にクリエイティヴでないといけに仕事だなぁ~。奥深くて、実践にも、そのための学びにも終わりがないなぁ~。と感じます。

 私は、今の職場でも、前の職場でも、恵まれた環境があり学び続け、実践し続けさせていただいています。

 自閉症教育・支援をより創造的な仕事にするためには6つの視点とそれに付随する視点をまとめてみました。




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職場に新人さんが入ってきました。また研修がスタートします。

自閉症の教育・支援に関わる方は、幅広い知識とスキル、そして精神が必要です。

技術と体、そして心が重要になってきます。

「心・技・対」です。

思いつくまま、それを書いて見ました。参考までにアップします。



各種、自閉症教育・支援フレームワークのワークショップは、
心・技・体を学ぶ切っ掛けづくりにしていただければ幸いです。

  
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 上の写真をご覧ください。児童発達支援センターぐるんぱでの卒園式(練習)用の全体用のスケジュールです(個別のスケジュールをもつ園児もいます)。

 最初はカードが重なっていましたが、見えにくといことで間隔をあけてみました。

 いかがでしょうか?再構造化によって以下の内容を読み取りやすくなっています。


 ・どのくらいの(何個の)活動があるのか

 ・終わりに近づいていること

 ・終わりになること

 ・1つ1つの活動の指示



 「上から下に進めるのを教えるために、最初は重ねた方が良い」という視点での個別化したケースです。しかし基本は自閉症・発達障害児・者にとって上記の内容を明確に伝えることは重要であり、意識することです。とくに見通しを教えることを考えると、重ねるアイデアは、そこが不明確になります。

 構造化のアイデアは多角的な視点で、見通しと指示をはっきりさせることが重要です。


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