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コシオガマ・2~果実

 ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)コシオガマ属の「コシオガマ(小塩竈)」。日当たりの良い草地に生える半寄生植物で、秋に薄紅色の変わった形の花を咲かせる。写真は果実の様子で、長さは1センチほどの蒴果。中から長さ1ミリほどの種子がこぼれている。コシオガマは全草に腺毛が密に生えており、触るとベトベトする。
 さてコシオガマはイネ科などの植物の根に寄生するというので実際にその根を確認してみた。以前ヤセウツボの根を確認した時は、マメ科のシロツメグサの根にしっかりと繋がっていたが、これは細い根で他の植物の根に繋がっているようには見えない。寄生植物のヤセウツボと違って、コシオガマは “半寄生” であり、葉緑素を持ち自分自身で光合成を行うので、これは自立生活ができているのかも知れない。
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