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コウヤボウキ・6~鮎道

 小山内裏公園の鮎道で咲き始めた「コウヤボウキ(高野箒)」。キク科コウヤボウキ属の落葉小低木で、この花を見ると秋が深まってきたという感覚になる。頭花の直径は2~3センチほどで、10~15個くらいの小さな筒状花からなっていて、花弁の先端がカールしているのが何とも可愛らしい。コウヤボウキの名前は、高野山でこの枝を集めて箒として使われていたことに由来するが、その箒は万葉集では “玉箒(たまははき)” の名で出てくる。

 初春の 初子の今日の 玉箒
 手にとるからに 揺らく玉の緒
         <大伴家持>
※正月の初めての子の日(ねのひ)の今日、(お上から賜った)玉箒を手に取ると、玉が揺らいで音を立てます。(何と目出度い佳き日でしょうか。)
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ツリガネニンジン・4~種子

 先日、若い果実ができていたので、今回は種子の確認。「ツリガネニンジン(釣鐘人参)」はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草で、花後に蒴果を作る。蒴果の中には長さ1.5ミリほどの種子が多数入っていて、蒴果が熟して裂けると散布される。
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