カスミザクラ・１～自然種

　ヤマザクラよりも少し遅れて開花する「カスミザクラ（霞桜）」。ヤマザクラよりも少し標高の高い位置に生育し花の大きさは少し小さい。花柄に短い毛が生えているため「ケヤマザクラ（毛山桜）」とも呼ばれる。
　カスミザクラは日本に存在するサクラの自然種のひとつで、そのほか、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、オオシマザクラ、マメザクラ、エドヒガン、チョウジザクラ、ミヤマザクラ、タカネザクラ、カンヒザクラと合わせて10種類ある。この自然種を基本として、園芸種や雑種が数百種類存在している。

ケマルバスミレ・１～上柚木公園

　上柚木公園の山道で見つけた「ケマルバスミレ（毛丸葉菫）」。数年前まで別の場所で見ていたが、その後、姿が見えなくなり残念に思っていた。高尾山ではたくさん咲いていたが、またこの界隈で見ることができて嬉しい。花径は2センチほどで花柄や葉に粗い毛がある。花弁が少し傷み始めているが、来年もまたここで出会いたい。