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ウラシマソウ・1~浦島伝説

 上柚木公園の山道に生えている「ウラシマソウ(浦島草)」。花序の細長い付属体が仏炎苞から伸びているのを、浦島太郎が釣り糸を垂らしている姿に見立てて名付けられている。
 私が横浜市出身であることは時々触れているが、横浜市神奈川区には、浦島町、浦島丘、亀住町など浦島太郎にまつわる地名が残っていて、浦島小学校や浦島丘中学校も当然ながら存在する。そのため私は子供の頃に、浦島太郎は “ハマっ子” だったと思いこんでいた。ところが “浦島伝説” は、京都府の丹後半島にもあり、香川県や愛知県にもあった。そして海の無い長野県上松町の名勝 “寝覚の床” は竜宮城から戻った浦島太郎が玉手箱を開けた場所とされている。さらに浦島太郎は、宇宙人に連れ去られ、その後戻って来た時に地球時間がかなり進んでいたという話(映画 『猿の惑星』 や 『未知との遭遇』 にそのような考え方、つまりアインシュタインの相対性理論に基づく場面がある。)があり、SF好きの私は、この “宇宙人連れ去り説” を支持している。ウラシマソウはサトイモ科テンナンショウ属の多年草。 
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ワダソウ・2~開花

 南大沢3丁目の開発前の空き地に咲く「ワダソウ(和田草)」。ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草で、10~15センチほどの茎の先端に直径1センチの5弁花を付ける。属名になっているワチガイソウも同じような花だが、その花弁の先端には切れこみが無く、切れこみがあるワダソウと区別される。この “輪違い” は二つの輪をずらして重ねた形で、古くから文様や家紋として使われてきた。江戸時代にワチガイソウの名前がわからず、無名の意味で “○○草” と、輪違いの符号を付けていたものが、間違えてそのまま名前になってしまったという嘘のような話がある。つまりワチガイソウはマチガイソウだったということ。ワダソウは長野県の和田峠に多いことから名付けられているが、戯れにパート2で好評(?)だった回文を再掲載。
『ワダソウ、関西産か?』 『嘘だわ!』
(→ワダソウカンサイサンカウソダワ←)
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