ヤドリギ・１～桜

　昨年末に掲げていた　“今年の宿題”　のひとつが、ご近所さん情報で早々と一つ解決。それは他所では何回か見ていたが、この界隈で初めて見ることができた「ヤドリギ（宿り木）」。ビャクダン科（←マツグミ科）ヤドリギ属の半寄生常緑低木で、宿主の枝に絡んで球状の形になる。宿主の葉が繁る夏場は見つけにくいが、こうして葉がすべて落ちるとその存在に気付く。宿主となる樹は、エノキ、クリ、アカシデや写真のサクラなど様々。ヤドリギは雌雄異株で、宿主の葉が繁る前の早春に花を咲かせ、秋に果実が稔る。これが雌株であれば果実が見られるはずだが、果たしてどちらだろう。