こちらは「ギシギシ(羊蹄)」の若い実。スイバの実と違って、翼の間に粒体が3つ見られる。これは翼の周りにギザギザが少ないので「アレチギシギシ(荒れ地羊蹄)」かもしれない。ギシギシの実は夏になると褐色になり、やや興醒め。
道端で良く目にするのはこの「スイバ(酸葉・酢葉)」の実。雌雄異株で雌花のあとは翼状となりそう果を包んでいる。スイバの葉は矢じり形で上部の葉は茎を抱く。ギシギシの葉は茎を抱かないので区別しやすい。タデ科ギシギシ属の多年草。
季節が夏に近づき道端の雑草は所狭しと蔓延っている。その中で良く目立つのが「スイバ(酸葉・酢葉)」とギシギシ。両方ともタデ科で良く似ていて、ふだんはその区別をすることなどない。これはスイバの雄花で、指でつつくと花粉が舞う。これももしかしたら花粉症の元凶かもしれない。春先に見つけた雌花はこちら。