サラリーマンの面白真面目な週末植物ウォッチング。楽しく名前を覚えましょう。写真はクリックで大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part1
セイヨウノコギリソウ・1~白花
その名前の由来になった鋸のような葉っぱが暗くて少し見にくい「セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)」。ヨーロッパでは古くから打撲や切り傷の治療に使われていたようで、学名のAchilleaは、ギリシャ神話のアキレスがトロイ戦争で踵を矢で射られたのを、女神アフロディテがこの草を使って治療したことに由来する。この花のお陰で神話のトロイ戦争が少し近づいた気がする。
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コウゾリナ・1~名前
キク科コウゾリナ属の「コウゾリナ(髪剃菜)」。道端などに多く生え、高さは30センチから1.5メートルほどになる。茎や葉などに堅い毛があるので、剃刀(カミソリ)を想像したようだ。 “顔剃り” という語源も有力な由来。しかし、語尾の “リナ” から、どうも可愛い娘さんを思い浮かべてしまう。
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ヒロハノカワラサイコ
バラ科の「ヒロハノカワラサイコ(広葉河原柴胡)」。ドラッグストアの棚でこの “柴胡” の文字を見た記憶があるが、これはセリ科の柴胡で漢方薬のもと。カワラサイコはこの柴胡に根が似ていることから名前を付けられたらしい。どうもこの花に見覚えがあると思ったが、やっぱりこれはキジムシロ属。
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カナビキソウ
東京薬科大キャンパスに咲くこれもまた2ミリに満たない小さい花。これはビャクダン科カナビキソウ属の「カナビキソウ(鉄引草)」。鉄引草の名には面白い由来がありそうだが、ビャクダン科というのがさらに興味深い。香木の白檀はビャクダン科の常緑小高木。 “栴檀は双葉より芳し” のセンダンは、実は白檀のこと。そうなるとこのカナビキソウの茎は良い匂いがするんだろうか。
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