
写真:韓国でオミクロン株クラスターが危惧される仁川の某教会
日本でオミクロン株感染が初めて確認されたのは、ナミビアの外交官だったそうです。
一方、韓国でのオミクロン株感染者は、ナイジェリアから帰国した牧師夫婦。この夫婦は、コロナ陽性が明らかになったときの調査で、空港から「防疫タクシー」で帰ったと言っていたのに、実際には知人(ウズベキスタン国籍)が運転する自家用車に乗っていた。
そして、その知人のオミクロン株感染が判明、さらにその家族(妻、義母)にも感染していて、家族は最初の牧師が所属する教会の礼拝に出ていたことが、あとから判明。
オミクロンの大規模クラスターが起きているかもしれない、と韓国は大騒ぎになっています。
そもそも牧師夫妻は、この時期になんでナイジェリアに行ったのか。航空運賃も安くないのに、まさか観光ではないでしょう。
ちょっと調べてみました。
12月3日付聯合ニュース(リンク、韓国語)ではこうなっています。
「彼ら夫婦は牧師の夫の友人である旧ソ連国籍の外国人から学術セミナーの招請を受け、11月15日にナイジェリアに出国した」
「教会が派遣したのではなく、友人から招待されて個人的に行ったもの…」
「学術セミナー」なんだそうです。
また12月3日付イーデイリー(リンク、韓国語)によると、この教会は信徒約2万人の大型教会で、教会の担任牧師は2日のFacebookで、次のように書いているそうです。
「今回、アフリカのナイジェリアに行ってきたロシア担当牧師は、宣教をしに行ったのではなく、学術セミナーのためで、夫婦ともコロナワクチンを2回とも終えて政府の防疫守則をきちんと守ったうえで行った」
「宣教」ではなかったんですね。
また、感染した牧師の妻は、次のように証言。
「ナイジェリアはワクチン接種率が10%にも満たないそうだ。セミナーの期間、ロシア圏の人々10人と一緒にいたが、連絡すると私たち夫婦以外にコロナ19にかかった人はいないそうだ。だからどこで感染したのかわからない。私たちはモデルナの2回目の接種を終えていた。オミクロンにかかるとは思ってもいなかった」
ブレイクスルー感染(韓国語では突破感染)だったようです。
釜山日報(リンク、韓国語)によれば、教会のほかの牧師は聯合ニュースとの通話で、感染した夫婦について次のように述べたそうです。
「夫である牧師は韓国語がよくできず、妻が防疫当局の調査を受けたが「防疫タクシーに乗ったのか」という質問に、うっかり「はい」と答えたのだそうだ」
「誤った受け答えではあるが、最初から嘘をつこうという意図はなかったと思う」
牧師夫婦のうち夫は韓国語がよくできないそうなので、韓国出身ではなく、帰化した人のようですね。アフリカ出身か、旧ソ連圏出身(たとえばカザフスタンやウズベキスタンなど)かもしれません。カザフスタン、ウズベキスタンにはスターリンによって強制移住させられた韓国系の高麗人(コリョイン)がたくさん住んでいます。
プロテスタント系新聞の基督日報は、最も詳しい(リンク、韓国語)。牧師の妻は、ナイジェリア訪問の目的などについて、次のように語ったそうです。
「宣教ではなく、セミナーに参加するためだった。ナイジェリアは国民の40%がクリスチャンで、マルスムを勉強しに行ったもの」
マルスム(말씀)というのは「お言葉」。キリスト教用語で「律法」のことです。「学術セミナー」というのは、聖書の勉強会みたいなものだったのかもしれません。
「毎年参加していた学術セミナーだったが、去年行けず、今年はワクチン接種もしたから大丈夫だろうと思って行ってきた」
「ナイジェリアではふつうマスクをしないので、マスクをしている私たちは不審そうにじろじろ見られた。それではずした」
「帰国前から喉が痛くなり、24日に家に帰ったあと高熱が出た。筋肉痛はなかったが頭痛がした」
「夫とは違って私は下痢もして、嗅覚と味覚がなくなった」
牧師夫妻が出国したのは11月15日。韓国の新型コロナ感染者数は連日2000人を越えていました。でも、この夫婦は「自分たちはモデルナワクチンを二回打ったから大丈夫」と、ワクチンの力を過信して、接種完了率が10%にも満たないナイジェリアへ勇躍出かけていき、マスクもつけずにお勉強。不運なことにオミクロンにブレイクスルー感染してしまった。おまけに、帰国時に「うっかり」嘘をついてしまったため、韓国にオミクロンクラスターを発生させてしまったわけです。
「ワクチンを打てば大丈夫」という政府の宣伝を鵜呑みにしてしまったのですね。
考えようによっては、最初はPCR検査一辺倒、封じ込めに失敗すると今度はワクチン一辺倒の防疫政策をとってきた、文大統領ご自慢のK‐防疫の犠牲者かもしれません。
日本でオミクロン株感染が初めて確認されたのは、ナミビアの外交官だったそうです。
一方、韓国でのオミクロン株感染者は、ナイジェリアから帰国した牧師夫婦。この夫婦は、コロナ陽性が明らかになったときの調査で、空港から「防疫タクシー」で帰ったと言っていたのに、実際には知人(ウズベキスタン国籍)が運転する自家用車に乗っていた。
そして、その知人のオミクロン株感染が判明、さらにその家族(妻、義母)にも感染していて、家族は最初の牧師が所属する教会の礼拝に出ていたことが、あとから判明。
オミクロンの大規模クラスターが起きているかもしれない、と韓国は大騒ぎになっています。
そもそも牧師夫妻は、この時期になんでナイジェリアに行ったのか。航空運賃も安くないのに、まさか観光ではないでしょう。
ちょっと調べてみました。
12月3日付聯合ニュース(リンク、韓国語)ではこうなっています。
「彼ら夫婦は牧師の夫の友人である旧ソ連国籍の外国人から学術セミナーの招請を受け、11月15日にナイジェリアに出国した」
「教会が派遣したのではなく、友人から招待されて個人的に行ったもの…」
「学術セミナー」なんだそうです。
また12月3日付イーデイリー(リンク、韓国語)によると、この教会は信徒約2万人の大型教会で、教会の担任牧師は2日のFacebookで、次のように書いているそうです。
「今回、アフリカのナイジェリアに行ってきたロシア担当牧師は、宣教をしに行ったのではなく、学術セミナーのためで、夫婦ともコロナワクチンを2回とも終えて政府の防疫守則をきちんと守ったうえで行った」
「宣教」ではなかったんですね。
また、感染した牧師の妻は、次のように証言。
「ナイジェリアはワクチン接種率が10%にも満たないそうだ。セミナーの期間、ロシア圏の人々10人と一緒にいたが、連絡すると私たち夫婦以外にコロナ19にかかった人はいないそうだ。だからどこで感染したのかわからない。私たちはモデルナの2回目の接種を終えていた。オミクロンにかかるとは思ってもいなかった」
ブレイクスルー感染(韓国語では突破感染)だったようです。
釜山日報(リンク、韓国語)によれば、教会のほかの牧師は聯合ニュースとの通話で、感染した夫婦について次のように述べたそうです。
「夫である牧師は韓国語がよくできず、妻が防疫当局の調査を受けたが「防疫タクシーに乗ったのか」という質問に、うっかり「はい」と答えたのだそうだ」
「誤った受け答えではあるが、最初から嘘をつこうという意図はなかったと思う」
牧師夫婦のうち夫は韓国語がよくできないそうなので、韓国出身ではなく、帰化した人のようですね。アフリカ出身か、旧ソ連圏出身(たとえばカザフスタンやウズベキスタンなど)かもしれません。カザフスタン、ウズベキスタンにはスターリンによって強制移住させられた韓国系の高麗人(コリョイン)がたくさん住んでいます。
プロテスタント系新聞の基督日報は、最も詳しい(リンク、韓国語)。牧師の妻は、ナイジェリア訪問の目的などについて、次のように語ったそうです。
「宣教ではなく、セミナーに参加するためだった。ナイジェリアは国民の40%がクリスチャンで、マルスムを勉強しに行ったもの」
マルスム(말씀)というのは「お言葉」。キリスト教用語で「律法」のことです。「学術セミナー」というのは、聖書の勉強会みたいなものだったのかもしれません。
「毎年参加していた学術セミナーだったが、去年行けず、今年はワクチン接種もしたから大丈夫だろうと思って行ってきた」
「ナイジェリアではふつうマスクをしないので、マスクをしている私たちは不審そうにじろじろ見られた。それではずした」
「帰国前から喉が痛くなり、24日に家に帰ったあと高熱が出た。筋肉痛はなかったが頭痛がした」
「夫とは違って私は下痢もして、嗅覚と味覚がなくなった」
牧師夫妻が出国したのは11月15日。韓国の新型コロナ感染者数は連日2000人を越えていました。でも、この夫婦は「自分たちはモデルナワクチンを二回打ったから大丈夫」と、ワクチンの力を過信して、接種完了率が10%にも満たないナイジェリアへ勇躍出かけていき、マスクもつけずにお勉強。不運なことにオミクロンにブレイクスルー感染してしまった。おまけに、帰国時に「うっかり」嘘をついてしまったため、韓国にオミクロンクラスターを発生させてしまったわけです。
「ワクチンを打てば大丈夫」という政府の宣伝を鵜呑みにしてしまったのですね。
考えようによっては、最初はPCR検査一辺倒、封じ込めに失敗すると今度はワクチン一辺倒の防疫政策をとってきた、文大統領ご自慢のK‐防疫の犠牲者かもしれません。
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