犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

性奴隷とは(4)

2014-04-09 23:37:39 | 慰安婦問題

 2004年の性売買特別法施行以後、職を失った韓国人売春業者、売春婦たちは、海外に活路を求めます。

 米国、日本、オーストラリア、変わったところではウズベキスタンなどで、現地の韓国人または現地人を相手に韓国式の売春システムを導入。業者はブローカーと謀り、女性たちの海外渡航の便宜を図ります。

 しかし、「遠征売春」の中には、性奴隷状態に陥ったケースもあったようです。次は、インターネット新聞の記事。


「私は現代の性奴隷! 破滅への旅だった」

〈衝撃の証言〉海外に渡った売春女性の悲痛な叫び
インターネット独立新聞 2006.03.30

ブローカー・現地業者の「闇取引」…売春業者が語る、海外渡航の残酷な実態

 最近、韓国人の海外遠征売買春が国際的な問題としてクローズアップされている。女性を買うための韓国人男性たちの海外遠征性買春は言うまでもない。外国で売春して摘発される韓国人女性の事例も、枚挙にいとまがない。

 米国では、売春なら「コリアがベスト」というジョークがおおっぴらに語られるほどだ。「売春輸出国」という国際的汚名が広がることが懸念されている。

 そのうえ、お金を稼ぐために海外渡航を選んだ韓国人売春女性たちの悲惨な実状が明らかになり憂慮されている。売春強要は当たり前、不法滞在者に転落し監禁と暴行に苦しめられながら、鉄格子のない監獄生活を送っているというのだ。

 こうした問題が起きているのは、韓国と海外を結ぶブローカー組織と現地韓国人業者の「前払金」取引があるからで、これは事実上の「現代版人身売買」だ。遠征売春に出た20代の女性は「私は獣にも劣る性奴隷だった」、「軽率な判断が、結局破滅への旅につながった」と吐露した。

米国、日本での売春を経て帰国したA嬢、「獣にも劣るクズのような生活だった」

 2004年、「9 · 23売春特別法」が施行されて一年半が経った。これまでの売春関連法の中で最も強力な法律と評価されるだけあって、各都市のあちこちに散在していた大規模な売春区域が焦土化されるという成果を収めた。特に、売春は「犯罪」だ、という市民の意識が高まった点は、注目に値する成果と受けとめられている。

 しかし、副作用も少なくない。公然と営業する売春施設は減ったが、いわゆる「風船効果」といわれる隠れた売春は、取り締まりの死角地帯で盛んになっている。

 このような成果と副作用の裏で、思ってもいなかった問題が持ち上がっていた。海外遠征売春という国際的な汚名が広がっているのだ。売春特別法の施行で、買春しにくくなった男たちが海外遠征買春に出かける一方で、仕事を失った売春女性が高収入を保障するという言葉に乗せられて、外国行きの飛行機に乗り込むという負の効果も、目に見えて増加しているそうだ。

 さらに、大打撃を受けた売春業者たちの一部も海外に目を向け、「韓国式売春」をそのまま外国に持ち込んで、問題を引き起こしていることがわかっている。

ブローカーと韓国人経営者の「前借金」闇取引

 では、具体的な実態はどうか。記者は、複数の経路から海外遠征売春の実態に詳しい人の消息を尋ねた。しかし、取材は簡単ではなかった。ほとんどは今なお売春業を営んでいるので、余計なもめごとに巻き込まれたくないというのが理由だった。

 そんな中、記者は、2004年に売春特別法が施行されたときの売春女性のデモの現場で知り合った売春施設経営者、金某氏(48歳、男性)と連絡がついた。

 金某氏は売春業を廃業し、現在はある地方都市で飲み屋を経営していたが、問題になっている海外遠征売春の実態について、誰よりもよく知っていた。自身が経営していた売春施設で働いていた3人の女性が、全員海外渡航を選んで旅立っていたからだった。

 金某氏は、「こうした問題が起こることは、売春特別法が施行されたときから予測できたことではないか」、「女の子たち(売春女性)は、海外に行って満身創痍になって帰ってくるケースが多い」と述べた。

 記者は、もっと具体的な話を聞くために、3月21日の午後、金某氏に会った。この日の取材には、少し前まで外国で売春婦をしていたA嬢(29歳)が同席する約束だったが、個人的な事情から最後まで姿を現さなかった。しかし、A嬢の現地での生活は、金某氏から詳しく聞くことができた。

軽率な判断が、結局、自分の身も心も破滅させる苦痛の旅につながった

 金某氏によると、売春特別法が施行される前に、すでに多くの売春女性が海外渡航を選んだ。売春ができなくなりそうだという判断が理由の一つだが、国内に比べて高所得を得られるという誘惑も、海外渡航ブームに火をつけた。何人かの業者が売春女性を連れていち早く日本に向かったことは、売春業界ではよく知られている話だ。

 この過程でブローカーが登場した。売春女性など、遊興施設の女性を海外の店に送りこむ違法ブローカーは、1980年代後半からひそかに活動していたが、この時期には、主に売春女性を対象とした専門的なブローカー組織も出てきたそうだ。当時、海外の違法移民が警察によって頻繁に摘発されたのも、このような理由からだ。

 ブローカーを介して海外に渡るには、一千万〜三千万ウォンの手数料が必要だが、お金のない売春女性の場合は、主に自分が働く予定の現地の店が「前借金」の形で負担する。

 ブローカーと現地業者の間で売春女性を売買するという、事実上の現代版人身売買が行われているわけだ。今、売春女性の海外渡航は、ブローカーと現地業者の間の闇取引が多い、というのが金某氏の説明だ。

 金某氏は「米国、日本、オーストラリアに限っても、韓国人売春女性はざっと2万人を超えるだろう」「海外で繁盛しているマッサージ店や出張売春の店は、ほとんど韓国人が経営している」と言った。

 問題は、このようにして海外の店に行った売春女性たちの悲惨な実態である。アメリカと日本の売春施設で1年近く売春し、最近、国内に戻ったAは、現地の生活について「獣にも劣る生活だった」と金某氏に吐露したそうだ。

監禁、暴行…変態売春も強要

 金某氏が聞いたところによると、 A嬢は、売春特別法施行以前、ソウルの大きな歓楽街のルームサロンで働いていたそうだ。家庭の事情が急に困窮したため、短大を1年そこそこで休学、歓楽街に稼ぎに出たのだ。

 3年近くルームサロンを転々としたA嬢は、連夜の酒席で体をこわし、その間に必要なお金を前借りして1千万ウォン以上の借金がたまった。窮地に陥ったA嬢は、最後は売春街に移った。

 その後、6か月ほど売春施設で働いた彼女は、売春特別法施行の直前、ソウルの江南の歓楽街で活動していた海外違法移民ブローカー、チェ某氏に出会った。

 チェ某氏の提案は魅力的だった。アメリカに行って韓国人の経営する風俗店で仕事をすれば、売春をしなくても月平均5百万〜6百万ウォン稼ぐことができ、さらに売春まですれば、月平均二千万〜三千万ウォンの高収入を得られるというのだ。

 しかも、密入国に必要な初期費用2千万ウォンは、現地の韓国人業者が「前借金」の形で出してくれるので、心配は何もいらないというのだった。 A嬢は、そのようにして米国行きを選んだ。

 しかし、現地に着いてみると、実際は180度違っていた。高収入を得られるという話はあながち嘘ではなかったが、そのぶんだけ売春しなければならかった。少ないときで一日5~6人、多いときは20人近くを相手しなければならないという過酷な生活が二か月以上続いた。

 結局、三か月の間に二度も失神するという過酷な生活ののち、密入国費用と韓国での借金を棒引きして受け取った前借金を、すべて返済することができた。

 しかし、すでにA嬢の体は満身創痍だった。借金返済後は、花代を業者と折半できることになったが、体をこわした状態では仕事を続けられなかった。最終的には、アメリカでもまた新しい借金を背負ってしまった。

 追い詰められたA嬢は、米国内の韓国人業者の紹介で、今度は日本に行くことに決めた。2か月働けば、少なくとも5千万ウォン稼げるという提案だったからだ。しかし、これも実際とは違っていた。

 日本に密入国したA嬢は、日本にいる韓国人業者の経営する出張売春の店で働いたが、着いたその日から身分証明書を没収され、事実上、監禁状態に置かれた。さらに韓国人業者は、最大の暴力組織である「ヤクザ」の庇護の下、売春女性たちに過酷で変態的な売春を強要し、これに反発すると容赦なく暴力をふるった。

 韓国式のやり方そのまま、生活費も借金に上積みされ、 A嬢ほか売春女性たちを縛った。借金ばかり増えていく悪循環の中、格子のない監獄生活で、A嬢は満身創痍になってしまった。

留学生も売春…アメリカの社会問題

 結局、A嬢は紆余曲折の末、二か月後にA嬢が属していた店が日本の警察に摘発され、被害を認定されて、国外追放の形で韓国に戻ることができた。

 金某氏は、「A嬢は、米国と日本では、ほとんどの売春女性が性病で苦しんでいたのにまともな治療を一度も受けられなかった。獣にも劣るクズのような生活だったと言って号泣していた」、「軽率な判断が、最後には自分の身も心も破滅させた、苦痛の旅だったと言っていた」と述べた。

 一方、売春のために海外渡航を選ぶ韓国人売春女性が増える中、海外では、留学生がアルバイトとして売春するケースも続出している、というショッキングなニュースもある。

 米国ロサンゼルスに住む韓国人、金某氏(39歳、男性)は、3月21日、記者の電話取材に応えて、「留学生が出張売春のアルバイトをしているケースが最近大幅に増えた」、「韓国語の新聞に、堂々と留学生売春女性の募集広告が出ていることも珍しくない」と語った。

 金某氏はまた、「米国社会では、最近、韓国人による売春が社会問題としてクローズアップされており、ロサンゼルスで売春組織が摘発されたといえば、ほとんどが韓国人というほどだ」、「国家イメージの失墜とともに、海外同胞たちの被害が心配だ」と付け加えた。


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