3回目の緊急事態宣言が発出される直前の金曜日、なじみの韓国バーが店を閉めるというので、チャクビョルインサ(作別人事、お別れの挨拶)に行ってきました。
ラインで閉店のお知らせが来たのは、3月半ば。
「たくさん悩みましたけど、お店を4月24日をもって閉店することに決めました。残り少ないですが、よろしくお願いします」
3月後半、2度目の緊急事態宣言が解除になったのも束の間、4月の「まん防」で、最後の2週間は、月・水・金それぞれ6~8時の2時間営業。
4月24日の金曜日が最終日でした。
事前に連絡していたので、カウンター席を一つ確保してくれていました。二人掛けの小さなテーブル席も含め、6時半の時点で満席でした。
犬鍋「今日が最後だね」
ママ「長い間、本当にありがとう!」
犬「何年になる?」
マ「12年です。2009年に開店したので」
過去のブログ記事を読んでみると、私がこの店に最初に来たのは2010年のようです。私は2007年に、11年間住んでいた韓国から日本に帰任し、だんだん韓国語を使う機会が少なくなったため、韓国語の練習を兼ねて、ここに通い始めたのです。6年前に大阪に転勤になったあとも、帰省時に3か月に1度ぐらいの頻度で顔を出していました。
ママさんは、以前、韓国クラブで働いていたそうですが、「静かに飲める店」がしたくて、独立。ママとおしゃべりしながら落ち着いて飲める店でした。
犬「韓国に帰る日は決まった?」
マ「いいえ、ちょっと様子を見てから」
犬「もう韓国に完全に帰っちゃうの?」
マ「戻ってくるわ。日本のほうが好きだから」
犬「またお店をやるの?」
マ「そうね、それしかできないし」
犬「今年?」
マ「今年は無理。コロナが収まるかわからないでしょう? それにアルバイトを雇おうと思っても、みんな帰国してるから」
このお店、ママのほかに、最盛期は3人の韓国人アガシがいました。その後、アガシは、人数が少なくなり、中国人が混じることも。この日は、中国人の女の子が一人でした。
犬「お店を再開したら、連絡してね」
カウンター席は、アクリル板で仕切られています。隣には、やはり一人で来ているお客さんがいました。
犬「よくいらっしゃるんですか?」
客「そうでもないです。2、3か月に1度くらいですか」
マ「でも、長いですよ。オープンした年からいらしていただいてるんです」
(負けた!)
犬「韓国に関わりのあるお仕事を?」
客「そうですね、昔、韓国に住んでいました」
犬「ぼくもです。何年くらいいたんですか?」
客「13年です」
(また負けた!)
この話題で負けることは珍しいのですが…。
聞いてみると、滞韓の期間は、8年くらい重なっていました。
ソウルの日本食レストラン、病院、日本人相手のカラオケ、歓楽街…、などの話で、ひとしきり盛り上がりました。
別れ(イビョル)のあるところに出会い(マンナム)あり。
最後の日に、よい方と出会いました。コロナが落ち着いたら、またお会いしたいです。
マ「すみません、そろそろなんですが」
ママは、8時の閉店時間をきっちり守ります。
犬「クロミョン、カルッケヨ」(じゃ帰るね)
マ「オヌルン、コマウォヨ」(今日はありがとう)
犬「アプロド、コンガンハセヨ」(これからもお元気で)
マ「パイティンハルッケヨ!」(頑張ります!)
パイティンというのは、fightingの韓国式発音。
ふつう、「パイティン!」(頑張れ!)と、相手を激励するときに使います。「パイティン」に「ハダ(する)」をつけて、「頑張る」という意味で使う用例に、初めて出会いました。
「パイティン!」(頑張れ!)
ラインで閉店のお知らせが来たのは、3月半ば。
「たくさん悩みましたけど、お店を4月24日をもって閉店することに決めました。残り少ないですが、よろしくお願いします」
3月後半、2度目の緊急事態宣言が解除になったのも束の間、4月の「まん防」で、最後の2週間は、月・水・金それぞれ6~8時の2時間営業。
4月24日の金曜日が最終日でした。
事前に連絡していたので、カウンター席を一つ確保してくれていました。二人掛けの小さなテーブル席も含め、6時半の時点で満席でした。
犬鍋「今日が最後だね」
ママ「長い間、本当にありがとう!」
犬「何年になる?」
マ「12年です。2009年に開店したので」
過去のブログ記事を読んでみると、私がこの店に最初に来たのは2010年のようです。私は2007年に、11年間住んでいた韓国から日本に帰任し、だんだん韓国語を使う機会が少なくなったため、韓国語の練習を兼ねて、ここに通い始めたのです。6年前に大阪に転勤になったあとも、帰省時に3か月に1度ぐらいの頻度で顔を出していました。
ママさんは、以前、韓国クラブで働いていたそうですが、「静かに飲める店」がしたくて、独立。ママとおしゃべりしながら落ち着いて飲める店でした。
犬「韓国に帰る日は決まった?」
マ「いいえ、ちょっと様子を見てから」
犬「もう韓国に完全に帰っちゃうの?」
マ「戻ってくるわ。日本のほうが好きだから」
犬「またお店をやるの?」
マ「そうね、それしかできないし」
犬「今年?」
マ「今年は無理。コロナが収まるかわからないでしょう? それにアルバイトを雇おうと思っても、みんな帰国してるから」
このお店、ママのほかに、最盛期は3人の韓国人アガシがいました。その後、アガシは、人数が少なくなり、中国人が混じることも。この日は、中国人の女の子が一人でした。
犬「お店を再開したら、連絡してね」
カウンター席は、アクリル板で仕切られています。隣には、やはり一人で来ているお客さんがいました。
犬「よくいらっしゃるんですか?」
客「そうでもないです。2、3か月に1度くらいですか」
マ「でも、長いですよ。オープンした年からいらしていただいてるんです」
(負けた!)
犬「韓国に関わりのあるお仕事を?」
客「そうですね、昔、韓国に住んでいました」
犬「ぼくもです。何年くらいいたんですか?」
客「13年です」
(また負けた!)
この話題で負けることは珍しいのですが…。
聞いてみると、滞韓の期間は、8年くらい重なっていました。
ソウルの日本食レストラン、病院、日本人相手のカラオケ、歓楽街…、などの話で、ひとしきり盛り上がりました。
別れ(イビョル)のあるところに出会い(マンナム)あり。
最後の日に、よい方と出会いました。コロナが落ち着いたら、またお会いしたいです。
マ「すみません、そろそろなんですが」
ママは、8時の閉店時間をきっちり守ります。
犬「クロミョン、カルッケヨ」(じゃ帰るね)
マ「オヌルン、コマウォヨ」(今日はありがとう)
犬「アプロド、コンガンハセヨ」(これからもお元気で)
マ「パイティンハルッケヨ!」(頑張ります!)
パイティンというのは、fightingの韓国式発音。
ふつう、「パイティン!」(頑張れ!)と、相手を激励するときに使います。「パイティン」に「ハダ(する)」をつけて、「頑張る」という意味で使う用例に、初めて出会いました。
「パイティン!」(頑張れ!)
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