最近、同居している孫をあやす時間が増えました。
「〇〇ちゃん、きれいなおべべ着てるね!」
「おべべ?」
「服のこと。使わない?」
「私は使わない」
三省堂国語辞典(7版)をひくと、
べべ(名)〔児〕着物。服。「おべべ」「赤いべべ」
となっていて、「べべ」という見出し語の用例として「おべべ」が挙げられています。〔児〕は、略語表によると児童語。一般には、幼児語と呼ばれるようです。
幼児語/児童語は、乳幼児との会話で使われる、特殊な語彙のこと。周囲の大人が幼児や乳児に語りかけるときに使います。
私が自分の子育てをしていたのは30年くらい前ですから、そのときと今とで、幼児語の種類や使われ方に変化があるのは当然でしょう。
ちょっと、幼児語について調べてみました。
うちの孫は、約4か月で、まだおすわりもできません(おすわりも幼児語か?)。語りかけでは、身体名称を多く使います。その場合、「お」をつけることが多いですね。
おかお(顔)、おくち(口)、おはな(鼻)、おみみ(耳)…
一文字の言葉の場合、1文字重ねたうえで、「お」をつけます。
おめめ(目)、おてて(手)のように。
省略タイプは、
ほっぺ(ほっぺたの幼児語)
独特な言葉もありますね。
あんよ(足)、おつむ(頭)、おでこ(額)、ぽんぽん(お腹)
おっぱい(乳房、母乳)も幼児語なんでしょうか。
動物の場合、擬声語を使います。
ニャンニャン(猫)、ワンワン(犬)、モーモー(牛)
「さん」づけは、童謡の影響か。
ぞうさん、くまさん、うさぎさん
ありさん、くろやぎさん、しろやぎさん
「お~さん」のタイプも。
おさるさん
馬は音便化して、「おんま、おんまさん」。
ママ(母)、パパ(父)は幼児語とは言えないと思いますが、
じいじ(おじいちゃん)、ばあば(おばあちゃん)は幼児語でしょう。
動作では、
だっこ(抱く)、おんぶ(背負う)、ねんね(寝る)
えんこ/おすわり(座る)、たっち(立つ)、はいはい(這う)
衣服では、
おべべ(服)、おくつ・くっく(靴)
童謡に、「あかいはなおのじょじょはいて」という歌詞があり、「じょじょ」の意味がわからないので調べてみたら、「草履」の幼児語でした。
おんも(家の外)に出ると、ここでも「お」を多用します。
おうち(家)、おにわ(庭)、おいけ(池)
おはな(花)、おやま(山)、おそら(空)
おひさま(日)、おつきさま(月)、おほしさま(星)
「お」を辞書で引くと、
お-(接頭)尊敬したり、美化したりすることば。ときには、ほとんど無意味。
となっています(三省堂国語辞典)。
ここに、「幼児語をつくる」という機能を付け加えてもいいかもしれません。
「〇〇ちゃん、きれいなおべべ着てるね!」
「おべべ?」
「服のこと。使わない?」
「私は使わない」
三省堂国語辞典(7版)をひくと、
べべ(名)〔児〕着物。服。「おべべ」「赤いべべ」
となっていて、「べべ」という見出し語の用例として「おべべ」が挙げられています。〔児〕は、略語表によると児童語。一般には、幼児語と呼ばれるようです。
幼児語/児童語は、乳幼児との会話で使われる、特殊な語彙のこと。周囲の大人が幼児や乳児に語りかけるときに使います。
私が自分の子育てをしていたのは30年くらい前ですから、そのときと今とで、幼児語の種類や使われ方に変化があるのは当然でしょう。
ちょっと、幼児語について調べてみました。
うちの孫は、約4か月で、まだおすわりもできません(おすわりも幼児語か?)。語りかけでは、身体名称を多く使います。その場合、「お」をつけることが多いですね。
おかお(顔)、おくち(口)、おはな(鼻)、おみみ(耳)…
一文字の言葉の場合、1文字重ねたうえで、「お」をつけます。
おめめ(目)、おてて(手)のように。
省略タイプは、
ほっぺ(ほっぺたの幼児語)
独特な言葉もありますね。
あんよ(足)、おつむ(頭)、おでこ(額)、ぽんぽん(お腹)
おっぱい(乳房、母乳)も幼児語なんでしょうか。
動物の場合、擬声語を使います。
ニャンニャン(猫)、ワンワン(犬)、モーモー(牛)
「さん」づけは、童謡の影響か。
ぞうさん、くまさん、うさぎさん
ありさん、くろやぎさん、しろやぎさん
「お~さん」のタイプも。
おさるさん
馬は音便化して、「おんま、おんまさん」。
ママ(母)、パパ(父)は幼児語とは言えないと思いますが、
じいじ(おじいちゃん)、ばあば(おばあちゃん)は幼児語でしょう。
動作では、
だっこ(抱く)、おんぶ(背負う)、ねんね(寝る)
えんこ/おすわり(座る)、たっち(立つ)、はいはい(這う)
衣服では、
おべべ(服)、おくつ・くっく(靴)
童謡に、「あかいはなおのじょじょはいて」という歌詞があり、「じょじょ」の意味がわからないので調べてみたら、「草履」の幼児語でした。
おんも(家の外)に出ると、ここでも「お」を多用します。
おうち(家)、おにわ(庭)、おいけ(池)
おはな(花)、おやま(山)、おそら(空)
おひさま(日)、おつきさま(月)、おほしさま(星)
「お」を辞書で引くと、
お-(接頭)尊敬したり、美化したりすることば。ときには、ほとんど無意味。
となっています(三省堂国語辞典)。
ここに、「幼児語をつくる」という機能を付け加えてもいいかもしれません。
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