スクンウィットで仕事が終わったのが8時。夕食は一人でとることになりました。
考えてみれば、タイで一人の夕食というのは初めてです。
タイ料理の店に一人では入りにくい。スクンウィットのソイ(路地)をぶらついて、日本語の看板のある店に入りました。万歳という名前の居酒屋風の店です。
急な階段をのぼっていくと、カウンターにテーブル席三つほどの小さな店でした。先客は、日本人男性の二人組と、日本人とタイ人女性のペア、そしてカウンターで飲んでいる日本人の一人客。
店員はタイ人女性で、日本語が話せる人もいるようです。ビールとおでんを注文し、店員と男性一人客の話を聞くともなく聞いていると、日本語をしゃべれるのは二人。ほかの二人は話せないらしい。
そのうち、おでんを運んでいた女性と話すようになりました。
「日本に行ったことあるの?」
「ない、ない。外国に行ったことない」
「でも日本語うまいね。どこで習ったの」
「お店でお客さんから」
それでこんなふうにしゃべれるようになるというのが不思議です。
出身はイサーン(東北地方)。上にお兄さんが一人、下に妹が一人。
「何歳に見える?」
「えっとー、妹さんは何歳だっけ」
「30歳」
「じゃ31歳でしょう?」
「ハハハ、ありがとう。この娘は18歳で、あっちは17歳よ。うらやましいね」
17歳のほうは、サービングの仕事がないときは窓際にいます。実はこの店は禁煙。最近はタイでもたばこが吸えない店が多くて困ります。吸いたいときはベランダに出る。その出入口を開けたり閉めたりする係のようです。
ビールから日本酒に移り、冷酒を2本空けたところで酔いが回ってきました。
居酒屋でありながら、スナックのようでもあるこの店。なかなか気に入りました。
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