大阪出張のときは,新大阪駅地下の食堂街で昼食をとるのが恒例です。そばとうどんに飽きてきたので,今回は定食屋に。
サバ塩焼き定食。大阪には珍しく,納豆がついているのが気に入りました。
ふと,テーブルのメニューに目をやると,
「豚ヘレカツ丼」
というのがあった。
(プッ。ヒレカツのことだろうけど,こんな誤植が放置されてるなんて韓国みたいだなあ)
勘定を済ませ,あらためて店の前に並んでいるサンプルを見る。
豚ヘレカツ丼!!
なんと,ここにもありました。
(日本人が,手書きで書き間違えるなんてことあるかなあ…。もしや,大阪ではヒレのことをヘレというのか…)
夜,いっしょに飲んだ大阪人に確かめてみると…
「大阪では「ヘレ」のほうが普通だね。最近は,ヒレとも言うけど」
なんと,誤植ではなく正しい使い方だったのですね。
「ヒレっていうと,むしろヒレ酒のほうが思い浮かぶなあ」
そもそも,ヒレの語源は,フランス語のfilet(部位の名前)。昔の日本人はフィという発音ができなかったので,「フィレ」がなまって「ヒレ」になったのでしょう。コーフィーがコーヒーになったのと同じことです。
ヒレがヘレを笑うのは,目糞が鼻糞を笑うようなものかもしれません。
(韓国ではどうだっけ。コーヒーが「コピ」になるから,「ヒレ」も「ピレ」? いや,聞いたことないぞ)
だいたい,韓国にはステーキハウスがほとんどない。韓国式の焼き肉屋はカルビ,ドゥンシム,サムギョプサルなど韓国語一色で,外来語は使わない。
日本のステーキ屋さんでは,脂身の多いところがロースで,少ないのがヒレ。韓国に赴任当初,「カルビ」がロースで,「ドゥンシム」がヒレのことかなと思いましたが,カルビは韓国語であばら骨の意味。あばら骨周囲の肉ということです。また,ドゥンシムにはコッドゥンシム(花ドゥンシム)などという霜降り肉もあったりするので,脂の少ないヒレとは別物。
ところで,日本語のロースの語源は英語のroast。
「焼くのに適した部位」ということで,特定の部位を指すわけではない。ロース/ヒレという概念そのものがいい加減なようです。
サバ塩焼き定食。大阪には珍しく,納豆がついているのが気に入りました。
ふと,テーブルのメニューに目をやると,
「豚ヘレカツ丼」
というのがあった。
(プッ。ヒレカツのことだろうけど,こんな誤植が放置されてるなんて韓国みたいだなあ)
勘定を済ませ,あらためて店の前に並んでいるサンプルを見る。
豚ヘレカツ丼!!
なんと,ここにもありました。
(日本人が,手書きで書き間違えるなんてことあるかなあ…。もしや,大阪ではヒレのことをヘレというのか…)
夜,いっしょに飲んだ大阪人に確かめてみると…
「大阪では「ヘレ」のほうが普通だね。最近は,ヒレとも言うけど」
なんと,誤植ではなく正しい使い方だったのですね。
「ヒレっていうと,むしろヒレ酒のほうが思い浮かぶなあ」
そもそも,ヒレの語源は,フランス語のfilet(部位の名前)。昔の日本人はフィという発音ができなかったので,「フィレ」がなまって「ヒレ」になったのでしょう。コーフィーがコーヒーになったのと同じことです。
ヒレがヘレを笑うのは,目糞が鼻糞を笑うようなものかもしれません。
(韓国ではどうだっけ。コーヒーが「コピ」になるから,「ヒレ」も「ピレ」? いや,聞いたことないぞ)
だいたい,韓国にはステーキハウスがほとんどない。韓国式の焼き肉屋はカルビ,ドゥンシム,サムギョプサルなど韓国語一色で,外来語は使わない。
日本のステーキ屋さんでは,脂身の多いところがロースで,少ないのがヒレ。韓国に赴任当初,「カルビ」がロースで,「ドゥンシム」がヒレのことかなと思いましたが,カルビは韓国語であばら骨の意味。あばら骨周囲の肉ということです。また,ドゥンシムにはコッドゥンシム(花ドゥンシム)などという霜降り肉もあったりするので,脂の少ないヒレとは別物。
ところで,日本語のロースの語源は英語のroast。
「焼くのに適した部位」ということで,特定の部位を指すわけではない。ロース/ヒレという概念そのものがいい加減なようです。
焼きそばとごはんを炒めたやつ,ソバメシでしたっけ。これは関西独特ですね。
肉まんもぶたまん。
日本では、ビニル、コーヒ、モテルなどは当たり前。
郷に入らば郷に従え、ですよ。
島根県でアイスコーヒーを「冷コー」と言うのを聞いて驚きました。