犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

韓国便り~JAL再生

2013-05-21 23:10:00 | 韓国便り(帰任以後)

 韓国に行くときに使う飛行機は、JAL、ANA、大韓航空、アシアナの中から選びます。

 だいたい、値段と時間で選ぶのですが、同じような条件だったら、機内サービスも考慮します。日韓路線は短いので、機内食はたいしたものが出ない。とはいえ、JALはひどい、という印象がありました。巻き寿司とかいなり寿司なんかが定番でした。

 長らくJALは経営危機に見舞われていたので、経費節減の影響が機内食にも出ていたのでしょう。それでだいたいANAかアシアナを選ぶことが多かった。中でもアシアナの機内食がいちばん充実していたように思います。

 今回の韓国出張では、値段と時間の関係で久しぶりにJALに乗りました。

 ところが、まったく期待していなかった機内食が思いの外よかった。

 お品書きにある説明によれば、この機内食を作った店は「なすび亭」。主人は、伊豆や鎌倉の懐石料理、永田町の「瓢亭」では首相官邸の出前料理番をつとめたとかで、今は独立して恵比寿に店を出し、「和食界きっての気鋭料理人」なんだそうです。

往路のメニューは以下

ちらし金平と鶏の照焼丼

薩摩芋の素揚げと昆布煮

春の物

甘味

 どれも誠実な仕事がなされています。

 稲森さんのおかげで再生を果たし、過去最高益をあげたというニュースを見たのはちょっと前のことです。それが機内食のグレードアップにつながったのかもしれません。

 長距離路線では、エコノミーのシートが広くなったというコマーシャルも見ました。

 まあ、公的資金をずいぶんつぎ込んだから、国民の税金によって改善されたというべきなのかもしれませんが。



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