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犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

末は博士か大臣か

2012-11-16 23:51:37 | 日々の暮らし(帰任以後、~2015.4)

 子どものころに聞いた言葉のような気がして調べてみると、1963年の大映映画に同名の作品がありました。

 菊池寛を主人公にした映画のようです。菊地寛は1888年生まれで1948年没。「末は~」は昭和初期の立身出世を象徴する言葉でしょうか。菊地寛自身も、1928年に衆議院に立候補していますね(落選)。

 私が子どものころ、将来何になりたい、と問われて「博士」はともかく、「大臣」と答える子どもま稀だったと思います。同じ時期、韓国の男の子たちは「大統領」と答えるのが定番だったとか。

 私の中学時代、同級生の中に「将来政治家になる」と公言する友人が一人だけいました。

 なんでも母方のお祖父さんが自治大臣だとかで、大学に入学するとすぐに母方の実家の養子となり、選挙地盤を固めに入りました。その甲斐あって、卒業後10年ほど官僚をしたのち、2005年の総選挙に自民党から立候補して初当選。次の2008年は、民主党の攻勢で逆風が吹き荒れる中、再選。たぶん今回の選挙でも勝つでしょう。中学校からの夢を初志貫徹しているのは立派です。


 高校の同級生にもう一人国会議員がいました。こっちはもともとお医者さん希望で、実際に医者として活動したあと、1998年の参議院選挙で共産党比例区から出て当選。2004年にも再選を果たし、2010年には比例区ではなく選挙区から立候補するもあえなく落選。いまは浪人中です。

 10年の選挙の少し前、たぶん高校の同窓会名簿を使ったのでしょう、後援会事務所のオープンの通知が来たことがあります。同窓生とはいえ共産党を支持する気はしないので、行きませんでした。今回の衆議院選には出ないと思いますが、捲土重来してほしいものです。

 ソウルにいたときは、日本の住民票を抹消していたので、選挙区選挙の選挙権はなし。ただ、比例代表は不在者投票ができるようになっていましたが、面倒くさいので一度も投票しませんでした。

 今回の12月16日は、日曜日にもかかわらず出張の予定がある。初めての不在者投票をしようかなあ、と思っています。


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